パレス主催のアストンヴィラ同窓会

パレス相手に負けるのは正直ちょっと予想外でしたね、引き分けると思ってた。まあ前節ユナイテッド戦引き分けていたりとチーム状態が良かった。パレスのスタメンにはフリーになっていたケイヒルとアユーがいたりと懐かしい顔。ベンチにはベンテケ。スタメンは前節と変わらず、なぜか試合に出続けているドウグラスルイスさん。恥を知れ。

この試合のあと発表されたイングランド代表にはヴィラからヒートンと、初招集になるミングス。ジャックはここまでのパフォーマンスから選外に。しゃーなし。マッギンはスットコランドで初ゴール。テイラーもウェールズ代表に呼ばれ、ドウグラスは世代別ブラジル代表に呼ばれる。そのまま帰ってこなくていいのに。今季ここまで出番のないカリニッチとフリハンもそれぞれ自国の代表に。

試合は相変わらずヴィラの下手さが目に付く。パスの距離が精度が悪い、選手の距離感が悪い、動きが悪い、連携が取れていない。なのに同じようにパスを出しドリブルし、同じ失敗を繰り返すアホみたいな試合。最初の5分だけ勢いよかったけど、あとは終始受け身の試合でどうしようもない。4試合目にしてようやくチームの形を作ろうとしてる感じが見えてくるのはなんとなく好材料か。

ペナ幅にセンターバックのエンゲルスとミングスを開いて、ドウグラスを真ん中に落とすビルドアップの形。もったいないのは大外に開いたギルベールとテイラーに正確に展開できないボランチ。これはルイスへのケチというよりもそのビルドアップを狙うならこの位置の選手がボールを捌けないのは論外という意味。つまりドウグラスルイスは試合に出るに値しない。帰って欲しい。

4−3−3の形から変則的に3−5−2あるいは3−4−2−1に形を変える試みは面白いけど、ウェスは落ちてきてポールキープができるほどテクニックがないし、ドウグラスは大外左右にボールが蹴れない。試合中、ギルベールが再三いいランニングを見せても何故か縦のコースを切られている左サイドのテイラーへ繰り返しロングパスを供給していたのはかなりの問題。技術的に右方向へのキックが出来ないのか、それともドウグラスの目には右サイドが見えていないのか、見えていて右サイドに可能性を感じていないのかは推測するしか出来ないが、右サイドへの大きな展開で有効な場面を作ることが出来ていないのはゲームメイクに致命的な悪影響を与えてる。改善出来ないなら素直に降りるべきだ。エンゲルスの左サイドへの対角線の展開を割と上手く出来ているので、どうしてもドウグラスを使いたいのであれば左サイド寄りの位置をとらせることでテイラーとトレゼゲの守備負担を軽減して欲しい。それすら出来ないなら本当にクビ。ここまで不当に扱われているフリハンを思うといたたまれない。

マッギンは相変わらずチームの好不調関わらず常に駆動してるエンジンみたいな感じで働き続けている。冬に引き抜かれそう。問題は相方のグリーリッシュで、これはまあドウグラスを使っていることも要因になると思うけれど、試合中空気になる時間が多い。押し込まれる展開でグリーリッシュのような選手が活躍するのはまあ難しいわけだが、それでもサイドやトップ下で時間を作ることは出来るはず。グリーリッシュのポジショニングがやや消極的なのもあり、サポートの距離が遠い。可変式でタスクが不鮮明ならいっそのことスタートから3−4−2−1でいいのに。

トレゼゲも相変わらず試合を通して若干噛み合わない、あと少しが遠い。細かいところでちょっと違う。これをプレミアへの適応と見るのかチームの問題と見るのか。微妙なところではあるけれど、ここももしかしたら冬にいなくなるか、場合によっては新戦力の可能性もある。

正直ここからかなり厳しい試合が続くので、このパレス戦までで全然新戦力を試せていない方が痛手が大きい。多分ドウグラスは何試合以上出場しないと罰金とかついてる、本当に消えて欲しい。

DF陣は右はギルベール、真ん中エンゲルスとミングス、左はテイラーで恐らくシーズンを戦うだろう。的もタイミングによっては試合に出そう。中盤はマッギンとグリーリッシュは恐らく余程のことがない限り外れない。もしもドウグラスを出すなら、ドウグラスとマッギン+フリハンかマーベラスが理想。攻撃的なポジションをグリーリッシュとホタ、トレゼゲ、エルガジで枠を争う感じになると思うけれど、4−3−3なら左にグリーリッシュ、右にホタかトレゼゲ、最前線にウェスの形が理想になる。僕の理想。なんで新戦力を試してないのかが本当にわからないし、恐らくスミスは今後グリーリッシュをどこで見切るのか決断を迫られるときがくるだろうなあと。そんなパレス戦。



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