マンガ評 なまえれんらく『日陰に迷う』
私は成人向けマンガを愛読している。
学生時代に集めたものは300冊を優に超えている。
大人となった今も週に一度は危ないショップに足を運んでいる。
地方都市の国道沿いにある『本・DVD』と書かれたあの類のお店だ。
いつもチェックする新刊コーナー。
その中で『日陰に迷う』は文字通り異彩を放っていた。
通常、成人向けマンガの表紙は、女の子を「とてもおいしそうに」描く。
線画を感じさせないよう色をつけて柔らかく表現したり、
ふくらみの頂にハイライトを入れて瑞々しさを表現したり、