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カード 046 イメージワーク

046イメージワーク

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今回は、オカンが普段使っているセルフヘルプのツール、イメージワークについて、実録でご紹介してみようと思います。
アメリカ出身のサイコセラピストであるディナ・グローバーマンによる
『イメージワーク入門 生き方を選択するテクニック』(訳・斎藤昌子)
がもとになっています。

テーマは、みんな大好き「お金のメンタルブロック」。
わかりやすいかなーと思って選びました。イメージワークでは、自身の無意識に対して、テーマに沿ったイメージを見せてください、とお願いして進めていきます。漠然と「いま自分が知るべきことについてイメージを見せてください」というのでも大丈夫です。以下、今回実際にオカンが行ったワークをそのまま書いてみます。問いかけの部分は太文字にします。

座って目を閉じ、しばらく身体をゆすったり手を動かしたりして軽く踊ったのち、楽しくなってきたら、じっと止まって呼吸に意識を向けます。

無意識に問いかけます。私のなかの、お金のメンタルブロックについて、イメージを見せてください。はっきりと見せてください。イメージを受け取れるよう、助けてください。

目を閉じた状態で、目の前の空間にそれが現れたと信じ、意識を向けます。強く向けます。なんとか捉えられないか、集中して「感じ」を感じます。
一瞬、ガラスのような反射が見えました。すかさず捉えて、ガラス、ガラス、と感覚をつなげていきます。大きいのか、小さいのか、熱いか、冷たいか、重いか、軽いか、というふうに次々と確認を投げていくと、だんだんわかってきます。

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水槽のように見えましたが、水槽という言葉は使わないでおきます。つけた言葉に影響されるので、見えたままを言葉にしていきます。少しずつ下へ、見えていない部分を探っていきます。

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やや水槽の印象に引きずられていますが、イメージ自体が確固としてあるので、それに沿っていきます。なかには砂利がななめに層になって詰まっています。下部は広がって、やや丸みを帯びて、長靴のようなカタチに見えます。上には黒いフタがついていて、それは開けることができます。まずは閉めたまま進めていきます。

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つかむことのできた順で、説明文のような言葉を作ります。これが名前になります。長くてもヘンに短縮したり変えないほうがいいです。同じイメージを何日にもわたって探求することがあるからです。最初のイメージをしっかりとつかみ、明確な名前をつけたら、もう勝ったも同然です。やったぜ。

ここから、目の前のこのイメージに自分が「なって」、探っていきます。

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なりました。まずは、わたしはいま、どういう感じだろう、何が起こっているのだろう、と問いかけます。

イメージになって、感じ、探り、答えていきます。
まずいちばんに感じるのは、苦しい、ということです。上がフタされていて、下にはミッチリ砂利が詰まっていて、水は入っていないがとにかく苦しい。息ができない。そうこのイメージは感じています。続いて部分ごとに同じ問いをしてみます。
上のほうのガラスの直方体の部分になってみます。苦しい、息詰まる、そして何よりもガラスが曇っていて見えないのが嫌だ。そう感じます。洗って、洗って、お願い。この部分はそう感じているようです。

続いて、斜めの層になって下部に詰まっている砂利になってみます。
砂利になったとたん、工事現場のオッサンみたいな感覚になります(笑)。ガサツでほこりっぽくて、でも気のいいオッサン。俺さぁ、俺さぁ、としゃべります。「俺さぁ、ああ、ここには水は入ってないよ、うん、濡れてはないよ、うん。なんでここにいるって?さぁ、なんでかなぁ、なんか詰められたんだよなぁ。前はさ、山?みたいな、外にいたさぁ。青空が見えたよぉ。あそこは良かったなぁ。ここは狭いよねぇ、奥のほうさぁ、開けてほしいよねぇ」
砂利は、上部のフタでなく、ガラス下部の長靴のつまさきのほうを、開けてほしいと思っているようです。
「そこからドバーッと外に出たいよねぇ。気持ちいいだろうなぁ」

イメージぜんたいに戻り、今度は過去を見ます。
こうなる以前に戻りましょう。以前はどんな感じでしたか?
とたんにフタが無くなり、つまさきがなくなり、ブーツのようなふくらみが消えて、砂利も消え、丸い筒状のパイプになりました。洗濯機の排水パイプぐらいの太さです。一瞬での変化でした。
軽い!軽い! 先ほどまで重くて動かせなかったぜんたいが、ストローのような軽さになりました。太さは直方体のほうが太かったけれど、丸いパイプは軽くてしなやかです。川のような流れのある水中にいて、きれいな水がパイプの内側と外側を絶え間なく流れていきます。とても気持ちがいい。

いったん、もとに戻ります。過去はわかりました。つまさき部分が気になります。現在の状態のイメージに戻って、つまさき部分になってみます。
あなたはいまどういう状態ですか、何を感じていますか
うっ。速攻で気づきました。胃のあたりに痛みが駆け抜けました。
モッタイナイ、モッタイナイ、とつぶやきながら、両手両足を伸ばすように大の字になってしがみついている、それは数年前に看取ったお義母さんでした。小柄な方だったので、自分がとても小さく感じます。(オカンはでっかいんです)
ぐふぅ。こりゃあツライなぁ。自分の内側のイメージを探っているのに、まるで他人のせいにしている展開になってしまいました。けれども、これはわたしが取り込んだお義母さんのイメージであり、確かに生活ぜんたいにおいて、亡くなって数年たった今も、私が片付け続けている状況があります。お義母さんは、ものが捨てられない人だったのです。最高に片付いた、ピカピカのゴミ詰め込み屋敷。ここに住み、影響を受けていないはずがありません。

どうしたい?どんな変化がほしいですか?
イメージぜんたいに問いかけます。
「フタを取ってほしい!」 フタを取ります。
「水を流してほしい!洗ってほしい!」 水を少しずつ注ぎ入れてみます。
つまさきに回り込んでみます。
大丈夫ですか、開けてもいいですか。支えましょうか
「ここが開いたらわたしが砂利の下敷きになっちゃうわよ!」 怒っています。そりゃそうですね。じゃあ、下側を開けましょう。つまさきの下の方を開けて、そこから砂利と水が出ていきます。砂利は笑っています。「いいねぇ、広いよねぇ!」
だんだん水の勢いを強くして、砂利は外のコンクリートの床面に広がります。キラキラしてきれいです。

離れて、ぜんたいを確認してみます。
いま、ここはコンクリート面の水路のようです。直方体から長靴状に、L字型になっているので、小さな滝のような、コンクリートの段の部分で水を受けています。
さらに高く、空から見ると、人工水路になっているのはここだけで、上側は山から続く天然の川、下側も普通の川になって海へ流れていきます。
なぜここだけ人工水路? 探ってみると、ここの地下を電車が走っているのでした。へ~~~!面白い。
いまや、ガラスでできた長靴型の四角いパイプは、人工水路の段差にぴったりとハマり、流れ落ちてくる川の水を受けて流しています。
開いたつまさきを気にしてもう一度見てみると、しんどそうに手でつかまって耐えているので、わたしと一緒になりますか?それとも離れて流れに身を任せてみますか?と聞きます。
「ここにいるわ」と言うので、長靴本体のガラスに入り込むように、一体になってもらいました。
ガラス上部の四角い部分にも何かないか聞きますと、「いまやわたしたちはガラスになってしまったから、石とか硬いものが落ちてこないように、人工の水路の部分がいいのよ」と言います。なるほど、と思います。「でも水は天然の川の水だから、これがいいのよ」

最後に上部のガラスをピカピカに洗って、気持ちのいい流れを楽しんで、イメージワークを終了しました。

いかがでしょうか。ここから何を読み取り、現実をどう変えていくかは、これからの日々でやっていこうと思います。
自分ひとりでできますし、実質十分ぐらいでもできますので、イメージワークは本当におすすめです。

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