イメージワークをやってみよう
イメージワークとは
人生には、迷いがいっぱいあります。
変えたいことも、いろいろあります。
「変えたいけれど、どう変えたらいいのかもわからない・・・困った」
「いくつかの方向の、どれを選べばいいかわからない」
そんなとき、自分の潜在意識を探っていけるイメージワークはとても便利で有効なツールです。
潜在意識はすべてとつながっていると言われます。そこには意識とは違う、ものの見方があるようです。そして不思議なことに潜在意識には、ある程度の未来も見えているようです。夢でお告げを得るように、そんな潜在意識から少しでもヒントを得ようとするのがイメージワークであります。
オカンが長年、使い込んでいるイメージワークの原型は、アメリカ出身のサイコセラピスト、ディナ・グローバーマンさんの著書『イメージワーク入門 生き方を選択するテクニック』（斎藤昌子訳）から得ています。
短くて簡単なイメージワーク
イメージワークは簡単です。数分かけてリラックスし、頭をからっぽにしてから、数分間イメージを探ってつかまえ、そのイメージになって試し、聞き、情報を引き出します。その後、現実に戻ってそのイメージが伝えてくれたことを試すのです。
ちょうど、占いのカードを一枚だけ引いて、そのアドバイスに沿ってみることに似ています。超能力的な要素はありませんし、初めてでも誰でもその場でチカラのあるイメージを見ることができます。
たったひとつ。コツはこれ
試してみる前に、ひとつだけ、大切なコツを覚えておいてください。
「いちばん最初に見えた（感じ取った）イメージをつかまえること」
これだけです。
イメージには常識が通用しません。ヘビに足がたくさんあるかもしれませんし、巨大な鉄製の箱が軽々と宙に浮いているかもしれません。
左側と右側でちがう動物がくっついているかもしれないし、物があると思っていたら、広大な青空の空間かもしれないのです。
ですから、頭は真っ白にして、想定なしでいきましょう。
そしてぼんやりとした受け身の姿勢ではなく、意識を問いかけのカタチにして、次々とテンポよく探っていきましょう。（ここが瞑想とは違うところです。あまりリラックスしすぎてもだめなのです）
熱い？冷たい？ 大きい？小さい？ 動いてる？動かない？ 色は？ 素材は？ カタチは？ やわらかい？硬い？ 上から見て。下から見て。裏側も見て。
もしかして想像で作ってしまってるかも、と感じても大丈夫です。
そのままやり抜きましょう。イメージをつかまえましょう。
いちばん最初に見えたイメージをつかまえられたら、イメージワークは99％成功です！
イメージワークの実際
最初にこれから見るイメージの、テーマを決めましょう。
「〇〇についての、わたし自身のイメージ」というのがやりやすいかと思います。お金についての、恋愛についての、仕事についての、健康についての、などです。問いは絞られていたほうが後々具体的に読みやすいですね。
（１）座るか横になって、目を閉じて、軽く腕や身体を動かします。
オカンは座った姿勢で、上半身をぐにゃぐにゃ回すように踊るのが好きです。楽しい気分、明るい子どものような気分が最適だと思っています。
なんてったって、これからイメージで遊ぶんですから！
（２）目を閉じた状態で自身の潜在意識に呼びかけます。声は出さなくてだいじょうぶです。声に出してもいいです。
「潜在意識よ。○○についてのわたし自身のイメージを見せてください」
「イメージをありのまま捉えられるように助けてください」
「いま、目の前にそのイメージがあります」
（３）目を閉じたまま、意識を目の前の空間に向け、イメージを直観で捉えていきます。
これは何？ 熱い？冷たい？ 大きい？小さい？ 動いてる？動かない？ 色は？ 素材は？ カタチは？ やわらかい？硬い？ 上から見て。下から見て。裏側も見て。
直観でいいのです。最初のイメージの端っこを掴まえたら、しっかりと言葉にしましょう。毛がある！ふわふわ！ 硬いな・・・触ると冷たいぞ・・・
怒ってる？威嚇してる・・・
（４）イメージのぜんたいを捉えたら、しっかりと言葉にします。矛盾することも、おかしなことも、ぜんぶ含めた表現で、名前にします。
地面に半分埋まって、でもどこか楽しげなウサギ。茶色い毛、しっぽは長いみたい。
どろっと重たい粘液、ゼリー状の・・・でも生きてる。泣いてる。
崖の上のギリギリ端っこに立つ女の人。危険に気づいてないみたい。
（５）そのイメージになってみましょう。抵抗があれば、なることなく問いかけてみても大丈夫です。問いかけ、答えを聞きましょう。
なってみた場合は、そのイメージそのものとして感じ、答えましょう。
イメージよ、あなたのことを教えてください。
あなたであることの本質はなんですか？
あなたはどこにいるのですか？ 何か聞こえますか？ 見えますか？
どんな気分ですか？
何か問題がありますか？
あなたの過去はどうでしたか。
何か望みはありますか？ この先、どうなると感じますか。
あなたが望むようになるためには、何が必要ですか。
（６）最初のイメージに戻ります。
最初と何か変わった様子はありますか。
最後に言いたいことがないか、たずねましょう。
イメージに感謝を伝え、そのイメージを見せてくれた潜在意識にも感謝して、目を開け、ワークを終わります。
（７）記録を取ります。
ノートでも、メモでも、スマホのメモ帳でもいいので、いま終えたイメージワークの記録を取りましょう。印象強い部分以外が記憶から抜けてしまうので、できるだけ細かく、展開を書いておきましょう。
（８）考察します。
いちばん最初の「○○について」を思い出し、当てはめて考察してみましょう。いま見たイメージは、あなたの「○○について」のあなた自身を現しています。気づくことがあれば記録に書き加えましょう。数日ほどのあいだに、次々と気づきが生まれることがあります。記録しましょう。
次にその問題に意識が向いたとき、同じイメージを呼び出して、変化を見ることもできます。イメージを捉え、たずね、記録し、また呼び出す。そうすることで、深めていくこともできますし、別のイメージを出してくださいとお願いすることもできます。
参考までに、オカンのイメージワークの実録ページもどうぞ。
ディナ・グローバーマンさんの著書『イメージワーク入門 生き方を選択するテクニック』（斎藤昌子訳）には、他にも多種多様なイメージワークが紹介されています。人生の選択肢を見る別れ道のイメージ、お金の館、時間の館、ガイド（助言者）と出会う、ヒーリングイメージ、ドリームワークなど。
人生の迷いを確信と自信に変えることができるイメージワーク、心からおすすめです。ぜひ体感してみてくださいませ。
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