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カード 028 一瞥体験

028一瞥体験

カード 029 シャーマン へ

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このカードは 028「一瞥体験(いちべつたいけん) 」です。
生命が意識を生み出し、意識の「乱数」を試すように左脳を配しました。
左脳は思考を生み出し、言葉と思考が合わさって意識を強固に切り出しました。
すべてがつながりあい、調整されている生命にとって、完全に切り出された意識はすばらしい拡大か、崩壊の両方の可能性を持ちます。
その鍵となるのは「個の意識」を切り出す「意識の隔壁」であり、その隔壁の強度を増す「思考」です。思考を司る「左脳」は、現代の文明・社会に囲まれて、強い刺激を受け続けます。

ここから、わたしたち個の意識が生命に還るには、カード027「迂回路」で示した神経と右脳をとおる道が最適です。
この迂回路を思考の代わりに使い始めると、右脳と左脳のバランスが取れてきます。そして、ある日、個の意識がそのまま生命の感覚に入り込む一瞥体験が発生します。

「視点が引っ張られ、広がって、宇宙から地球を見た」
「視点が斜め上に上がっていき、街を見下ろした」
「自分が拡大して多くの存在と共鳴した」
「強烈な愛に包まれて涙がこぼれた」
「すべてがひとつだとわかった」
人によって体験はさまざまですが、いずれにせよあまりに衝撃的だと神経が焼けてしまうので、生命の側からの調整が入っているようです。
一瞥体験をすると、個であることは作り出された仮想的存在なのだとわかります。個の自分とは、文字通り意識の窓であり、生命の「目」なのです。
生命の「目」が意識を持ち、本当の自分を忘れた存在。
見て、判別して、判別する自分を試すことに夢中になった。
それが現代人なのでしょう。

ゲームのキャラクターのように、自身で冒険しているように見えて、実は世界の外にいるプレイヤーの意思で動かされている、というたとえ話もよく聞きます。この場合のプレイヤーとは、魂(生命)です。

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