カード 024 放射
このカードは 024「放射 」です。
カード 021 で見たように、生命はすべてに浸透し、すべてであるがゆえに切れ目なく、表現することがむずかしいです。
にもかかわらず、生き物に目を向けると、そこに生命の働きが見えてきます。そしてそれは、人間だけ、少し違うカタチをしています。
その部分に注目して、できるだけ生命を理解してみたいと思います。
魚、鳥、動物から目に見えないほどの微生物まで、生き物には、その体を維持するための丸く見える「場」と、生命の知性が見守る「放射」が働いています。
「場」は、いわゆるオーラや気といわれるものです。
「放射」は、知性による調整のための、情報の見守りです。すべての情報は、即時、生命ぜんたいを満たし、共有されます。膨大という言葉では表現しきれない情報です。
放射は、生き物に届く前に、幾巻か「ねじれ」て見えます。
このねじれは、集中です。ねじれることで目的に集中します。
ねじれは、海のなかの渦巻に似ています。渦巻は動きがあり、その動きによってまとまりがあるように見えます。しかし、成分は海水で、海ぜんたいから切り出されていません。
同じように生命のなかに放射があり、放射が目的に集中するために、ねじれが使われています。
人間の場合、魂（生命）が、強くねじれを作り出して、個体を生きます。
見守りの放射は、これとは別にあります。
他の生物との違いは「乱数の強さ」です。
人間だけが現在のところ思考に切り出された意識を持ち、それが生命を忘れ去るほどに強いために、激しい乱数を持っています。
このように、生命は切れ目ないひとつでありますが、動きがあります。