カード 008 生命の視点
このカードは「生命の視点」。思考によって「個」が強くなりすぎた個のもつれを、個の意識のほうから可視化したものが前カードです。
同じその状態を、意識の隔壁にさえぎられ接触できなくなった「生命」の側から可視化するとまったく違うものが見えてきます。
個のもつれは、近年、ほとんどすべての人に多かれ少なかれ起きている状態です。それだけ「個」を要求される文化文明であり、時代なのかもしれません。
生命はそんな個の苦闘を、意識の隔壁の手前から見つめています。
意識の隔壁に包まれた個を、タマゴのように抱きしめています。
そのなかでは、個の意識が外の世界と混じり合い、苦闘し、経験を積んでいきます。
その輝きは唯一無二の色となり、もとの生命を超えるほどにまぶしく光り輝くのです。