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『ときメモ』から『ウマ娘』へ #00

はじめに

ここに二組の画像が有る。

画像1

画像2

図1-A、図1-Bは『ときめきメモリアル~Forever with you~(以下”ときメモ”と記す)』(コナミ)の画面をキャプチャしたものである。
一方、図2-A、図2-Bは『ウマ娘 プリティーダービー(以下”ウマ娘”と記す)』(株式会社Cygames)の画面キャプチャである。

恋愛シミュレーションゲームである『ときメモ』と、”ウマ娘”と呼ばれる架空の存在を育成するシミュレーションゲームである『ウマ娘』を並べる事に違和感を持つ人もいるかもしれない。実は筆者も、「画面構成に共通点はあるものの、ジャンルは違うしなぁ…」「でも、何か似通ったゲームをしているという感覚があるのは何故だ?」などと悩んだ。
しかし、この2作品の発売/サービス開始された時期に目を向けると、『ときメモ』は1995年10月13日(ハードによって発売時期は異なるのだが、ここでは筆者の体験したプレイステーション版のものを採用する)、『ウマ娘』は2021年2月24日と、およそ25年、四半世紀もの開きがあるのだ。これは、1人の人間が生まれ、成人するのに十分な期間である。であれば、以下のような仮設が立てられるのではないだろうか。
『ときメモ』の発売から、『ウマ娘』のサービス開始までの25年間で、我々の恋愛観や男女観、あるいは我々を取り巻く環境に、ジャンルの壁を越えてしまう程の、大きな変化があったのではないか」と。

私がこれから成そうというのは、以下のような過程からなる試みである。
まず、上記画像の元となったゲームの特徴(ストーリーや設定、ゲームシステム、プレイヤーの立ち位置など)を書き出す事。
次に、それが体現しようとしている価値観(男女の関係のあり方や、男らしさ/女らしさといったもの)を推測する事。
第三に、前述のゲームの間に横たわる作品の中で、二作品の変化に関わりのある作品を時系列に配置する事。
さらに、社会情勢や男性の置かれた状況の変化を解析し、これも時系列に沿って配置する事。
そして、男性を巡る社会情勢や環境の変化と作品の変化を時間順に突き合わせ、何らかの関係を見出だせないか検討する事。
以上である。(これは現時点の想定であり、今後の展開によっては違う工程を踏むかもしれない)

私の仮説にある程度の合理性があり、それが証明できれば二流大学の学生の卒論程度の何かになるかもしれない。仮説に合理性が無い、あるいは私の手法ではそれが証明できないとなった時は、本論が空中分解するだけである。
まぁそんな程度なので、本論が目に留まった諸氏には、生温かく見守って頂ければ幸甚である。

引用元データ
『ときメモ』は25年以上前のゲームであり、筆者の力では稼働するハードやソフトを入手できない。よって、下記のサイトや動画からデータを引用した。
Wikipedia
"ときめきメモリアル"
ウマ娘 プリティーダービー”
Youtube
【ときめきメモリアル】全員出して藤崎詩織を攻略してみた Part8
【ウマ娘】マンハッタンカフェをガチャで引いて初見育成しつつ、カフェとタキオンへのお気持ち表明したりする予定のダラダラ配信

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