買い物がエンターテインメントに変わる時代
買い物だってエンターテインメントだ
最近地元の振興について考えている。
私の地元は岐阜県岐阜市、人口40万人ほどの町だ。
一応県庁所在地なだけあって活気もあり、つい昨年(もしくは一昨年)には市立図書館が大幅リニューアルしてオープンした。
新しくできた図書館は綺麗でスターバックスもコンビニも施設内に併設されており活気がある。
市立図書館なので地元の人がくるだけても充分なのだが、それが少し勿体無く感じているのは私だけだろうか?
それはともかく、私の地元岐阜には駅の近くに商店街がある。以前は"服"で栄えた商店街だが、今は大手チェーンの台頭でだんだんと潰れてきている。
一応商店街の中には大手塾やマクドナルド、無印良品などがあるため活気はあるのだが、それ以外の場所は全然、人も入っていない。
何故か。
渡米前に何回か足を運んで考えたのだが、個性がない店が多いのだ。
確かに一昔前はそれで成立した。だって買い物はそこでしかできなかったから。
だけれど今は大手チェーンの方が純粋なパフォーマンスは良いし、ネット通販という手だってある。
廃れていくのは当然なのだ。
それでは何故私たちは商店街にわざわざ足を運ぶのか。
理由を考えた。
ネットで注文できるこの時代に、わざわざ足を運ぶのだから、そこには物を買う以外の理由がいる。
私が思うに、買い物はこれからどんどんエンターテインメント化していくと思う。
例えば、そこにしかない出会いや会話、いわゆる"偶有性"を求めて私たちは買い物に行くようになるのではないだろうか?
ネットで画面の前に座って(もしくは立って步いて)注文することと、実際店に行って見て回って買い物をすることは違う。
私たちはおそらくその違いに楽しさを見出して買い物に行くようになる。
だとすれは、売れる商店街とはどういうものか。
答えは簡単だ。
他者(他の商店街や他店)との差別化、そして便利性だ。
話は少し変わるが、私は日本の古き良き商店街というものが好きだ。ショッピングモールとは違う、その香りと雰囲気は売れるべきものだ。
だけれど、古いものをそのまま持ってきても売れない。そこには"利便性"がいる。
今の技術をフルに使って、古いものを現代に持ってくるこそが生き抜くコツなのだ。
これからは個性が大切になる。それに気がつけないものは淘汰されていくのだ。
そんなことを思いながら、今日は「地元の商店街に手を入れて見たいなぁ」と考えていた。ポテンシャルはある。
名古屋にほど近い位置に存在しているため、人がお金を持っている。その証拠が、昨年(または一昨年)大幅リニューアルオープンされた市立図書館だ。
図書館には住民の経済度が見えるというが、まさしくそうである。
このポテンシャルを引き出していきたいなと常々思っている。
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