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「ある殺人 落葉の頃に」

この作品は湘南を舞台にしながら、夏の眩しい日差しや浜辺が似合わない作品だ。
確かに海は登場するが死者が運ばれる場所として描かれる。
ある人が「登場人物が皆、爆発寸前」と評していたが、中に起爆装置がある爆弾ではなく、電子レンジで加熱されている生卵が並んでいる。

しかしどれも爆発することなく、映画は静かに終わりを迎える。

何人かの観客の「よくわからなかったね」の言葉を映画館に響かせて。

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