すごく恐い先輩との付き合い方(未解決)

こんにちは、加藤です。

いきなりですが。あなたの職場にはすごく恐い先輩がいますか?私にはいました。
過去何人もいました。恐い先輩が。
厳しいのではない、恐い。恐ろしい。できれば近づきたくはない。

そしてそんな先輩たちは、たぶん偶然ですが、全員女性でしたた。
偏見かもしれないけど(たぶん偏見だけど)過去に恐かった先輩たちは全員女性だったので、女性の先輩という存在に大層警戒をしています。無難に生きていきたいものですね。

恐い先輩方は大抵ピカイチに外面がよかった。
なんなら自分が入社するときに面接のアテンドとかしてくれてものすごく対応よくて、ああこの人と働けるならこの会社で働きたいかも…!なんて決めてしまって入社して3日で後悔したよね。
厳しい対応や指導とは違う。スーパー理不尽。先輩の機嫌ですべてが左右される。あなたに昨日指示された通りに仕事したらキレられる。あたしそんなの言ってなくない!?じゃないよ言ったよだってメモしてあるし…そんなんばっか。

オフィスカジュアルだったから服装についても派手だのスカート短いだの靴についてるキラキラがいかんだの色々言われた。いやこれに関してはもちろんきなこも悪いんだけど、オレンジの服来てる人に派手だと言われても……
オレンジ。まオレンジ。(まっ黄色と同じ「ま」)
あと、ハーフパンツ履いてた日もあったよ先輩。
なんでもジャケット羽織れば良いってもんじゃないよ…………

何せ外面が最高に良いのに加えて仕事は超できる。勉強も欠かさないし向上心がすごい。あ、ここでいう「仕事できる」は数字だけを見て言いました。人をいたずらに傷つける人ははたして仕事できるのか、は、疑問。
加藤の前に7人連続で辞めたらしい。その人が原因で。こえー。

そんな死ぬほど恐かった先輩ですが、人事異動やらなんやらで加藤は離れることができたので、なんとか8人めにならずに7年くらい働いたわけです。
それでも恐かった。その人から電話かかってくると(ディスプレイに名前表示される)、内勤女性たちで誰が出るかを目で合図しあった。怯えながら過ごすと余計なミスするしね。そしてまた烈火のごとく怒られる。クリスマスなのに赤か緑の服を着てないって怒られる。着ないよ普通。

そういう人はミスしても怒るしミスしなくても怒る。怒りたいだけ。揚げ足からの揚げ足。
そして皆の前で大声で怒られる。そういう人は大抵声がよく通った。見て見ぬふりの上司(小さなおじさん)。小さなおじさんは一応注意はするけど言い負かされる。そして加藤はじめ後輩女性に「あの人ああだから…我慢してね」と言うのだ。マネージャー手当て返せ。
もちろんその先輩がすべて悪い訳じゃないだろう。きっと加藤にもたくさん落ち度はある。本当に加藤が未熟で正しい方向に導いてくれたであろうことだってある。加藤が悪いときだってあったと思う。だけどきっと加藤だけが悪い訳じゃない。

社会人してきて、どんなコミュニティにも恐い女性の先輩はいた。会議室に連れ込まれて終電のがしてもネチネチ叱られ(内容は「加藤は何考えてるのか本心が見えない!もっと自分を出せよ!」)、3000円出してタクシーで帰った。翌日ミーティングのため7時に出勤させられたら先輩は遅刻でいなかった。ふざけんな。我慢できずに転職した。そしたらオレンジの服の先輩がいた。ああどこにもいるんだと思った。異動でオレンジさんと離れても、今度は蛍光ピンクの服のよく吠えるお姉さまに泣かされた。

もうそういうもんだと思った。対処方法はわからない。息を潜めて近づかない歯向かわないことしか思い付かない。距離をとれるなら十分にとる。一度ピンクさんと和解を試みて一生懸命近づいたけど、ただのスネ夫になった。ピンクさんには気に入られるけど日々巻き散らかされる周りの皆の悪口に耐えられなかった。そして距離をとった。

もう距離をとるしかない。対処方法はわからない。刺激しないように関わらないのがいちばん。そして将来同じ存在にならないよう(将来どころか今なっていないかも含めて)自分の言動に細心の注意を払うのだ。

ここまで思い出したくないけど黒く濁って心のなかにあった思いを吐き出したけど、なんとびっくりすることに今の職場には恐い先輩はいない。
一見めちゃくちゃ仕事ができそうで(実際できる)、こわそう!て思った直属の女性上司がめちゃくちゃ優しくてすてきな人だった。仕事がバリバリできるイコールある程度恐いのは仕方ないと経験していた加藤にとってかなりの衝撃だった。素晴らしい環境。
世の中に少しだけ希望が見えた。

こういう人に、私はなりたい。そしてそんな先輩に迷惑をかけないよう、一生懸命働こうと、毎日出勤しているのだ。

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