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大学生が提出したレポートの体裁についてちょっと驚いたこと

 わたしの課した期末レポートにおいて,外見的な体裁(用紙の大きさ,フォント,表紙の有無など)は「一般的な書き方でOK」とし,基本的に評価対象外にしています.表紙は付けても付けなくても良いし,立派な表紙を付けようが評価を上げることはなく,表紙を付けなくても評価が下げることはないです.中にはわたしの名前をわざわざ書いてくれるレポートもあって,名前の最後に「教授」とつけようが,敬称なしにしようが,評価に1mmも影響はありません!(笑)

 でも今年度はちょっと驚くことが起きまして.

まさかレポートのファイル文書の中に学生番号も名前も無記入のものを複数受け取るとは!

 うん,さすがにそれは想定していなかった!(※番号も氏名も大学のシステム経由で照合可能ですが……とはいえ…)そういう学生さんは,レポートとして出そうとしている科目名の名称も,自分の所属も書いていません,もちろんです(…別に良いけど).

 今の学生さんは,そうやっていきなり課題の内容を書き始めることが普通なんですかね,びっくりです(…今年度は氏名を書いていなかったからといって減点はしませんでした…が…成績評価は推して知るべし).

 しかし……大学生に出す課題として「レポートに自分の名前は書くように」と注意書きの明記が必要なのかと悩む事態……レポートの書き方を教える科目ではないので,大学生がレポートを書くときに参考となる資料をいくつか紹介するに止めていますが,名前の明記は論理的な文章を書けるとか書けないとか以前の問題だなあと…悩ましいです.

 そうですね,表紙は無くても良いから,せめて1行目に履修している科目名,2行目以降に学生番号と所属と氏名くらいは書いてから,レポートを書き始めて欲しいなあ…と思います,はい.

 …いや,来年度は無記名のレポートは採点しないことにしようかな…

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