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【驚異の禁止3枚】ワイルドの破壊者・ウォーロックが受けた弱体化の数々について

こんにちは。
僕がプレイしているハースストーンとかいうゲーム、”老人”しかやってないのに老人の十八番である「昔話」をしている記事が少なすぎる…
自分で書くしかないですよね。

ハースストーンみたいな長く続いてるゲームの歴史を見るのが好きなので、ナーフの歴史とかを眺めてたんですが、ワイルドでウォーロックだけあまりにもナーフされてる回数が多いと感じたので、その弱体化の歴史についてまとめてみました。

ちなみに私は、ワイルドはたまにレジェンドに行く程度にしかプレイしてないので、間違ってる所があっても無視してください


①《ナーガの海の魔女》(2018/5/22 アップデート)

アップデート9.1(2017年9月)の仕様変更によって、ナーガの効果でコストが5になった後に巨人系カードのコスト軽減の判定が乗るようになった結果、《ナーガ巨人》とかいう5ターン目に大量の8/8をぶん投げる暴力デッキが誕生してしまい、制裁を食らった哀れなカード。このカード自体は中立のカードだが、《ナーガ巨人》と言ったらだいたいウォーロックだった記憶があるのでウォーロックの悪行にカウントした。

②《チョッキンガー》(2019/12/6 アップデート)

召喚のポータル+メカワーパーで0コストになったチョッキンガーを時間の続く限り無限に超電磁することで、メカが場に一体でも残っていたら即OTKという常軌を逸した理不尽デッキである《チョッキンガーウォーロック》がこのカードの実装以来暴れまわっていたが、アップデートによって「木霊」カードが0コストにならないように仕様変更。チョッキンガーウォロと、その他いくつかの木霊を使ったおもちゃコンボは姿を消した。
余談だがこのチョッキンガーウォロとかいうデッキ、ツールを使って本当に無限にチョッキンガーを超電磁していたプレイヤーが大量にいたらしい。

現地時間7月15日に、中国サーバーで外部ソフトウェアを利用したユーザーが大量にBANされました。使用されたツールは、チョッキンガーを利用した無限コンボを手動で行う以上に大量に行うというもの。

中国でワイルドプレイヤーが大量にBANされる
https://beerbrick.com/2019/07/19/news-2019071901/

③《ブラッドブルーム》 (2020/4/21 パッチ17.0.2)

2マナブラッドブルームの画像がない

『ウンゴロ』で実装。ナーフされたのが『降魔の狩人』の時期なので約3年越しでのナーフ。『悪党同盟』で《暗黒の刻》が実装され、トークン生成+ブラッドブルーム+暗黒の刻を揃えるだけで、デッキの中の大型ミニオンが大量に召喚されるというまさに暗黒面のパワーを体現するかのようなデッキ、《暗黒ウォーロック》が誕生し、その後このカードが懲罰を受けた。

なお、このデッキで最も陰湿なカードは《ネルビアンの解絡師》です。

バカコンボ

④《闇の睨視者》 (2020/9/9 パッチ18.2)

『降魔の狩人』で実装。ダメージを受けるだけでマナが2回復するという明らかにヤバそうな効果のカードだが、実装から次の弾の『スクロマンス』で自傷シナジーのカードが追加された結果、案の定ぶっ壊れになり無事懲罰。特に《死者蘇生》《肉の巨人》の2枚は凄まじく、溶岩の巨人と合わせて平気で4,5ターン目には8/8の巨人が何体も並ぶ暴力的な盤面を作り上げていた。
そんな最強デッキこと『自傷ウォーロック』だが、当然この程度のナーフで姿を消すわけもなく、だいたい1年ぐらいは暴れまわっていた。ちなみにこいつは後にスタンでもクエストと手を組んで環境を破壊し、肉の巨人もろとも弱体化を食らっている。
スタンのカードでありながらワイルドのために調整を食らっている、イカレカードの極み。

スクショが残ってた。ヤバい。

⑤《ヒステリー》 (2021/1/29 パッチ19.4.1)

『ダークムーンフェア』のミニセットで実装。実装されてすぐに《悲惨な農夫》を無敵にしてこのカードを打つだけでOTKが出来る激ヤバコンボが話題となり、「最強コンボが今なら無料wwwwお前ら急げwwww」状態になったワイルドはこのヒステリーOTKデッキで溢れ返り、実装から一週間ほどで処されることとなった。
悲惨な農夫の攻撃エフェクトがめちゃくちゃ長いので色んな意味で不愉快なデッキだった。
またヒステリーはOTKだけでなく、後にシンプルにカードパワーが強すぎてナーフもされている。

農夫に無敵付与→ヒステリーでOTK

⑥🚫《魂の盗み魔》 (2021/6/17 パッチ20.4.2)

初の出禁

ひと目見ただけで悪さをするだろうと予感するカードだが、案の定ワイルドでは盗み魔を出した後どんでん返しで手札全てのコストを体力に変え、マルガニスなどでダメージを受けないようにしてひたすらにマナを踏み倒しまくる邪悪の化身のようなデッキが誕生してしまった。

実装直後のカードかつ、スタンダードで当時暴れていたわけでもないのでどうしようもなく、晴れてハースストーン初の禁止カードとなった。
あと、こいつも直後の拡張でスタンダード環境を壊して4マナ→6マナにナーフされた。→D6ウォーロック
最初からこんなカード作るな

追記
パッチ26.0(2023/4/5)で帰ってきました!

弱い!!!今までありがとうございました!!!

おまけに名前がほとんど同じな《魂盗み魔》まである始末。すべてのアイデンティティを奪われた魂の盗み魔に救いはあるんでしょうか。

⑦🚫《悪魔の種》 (2021/9/21 パッチ21.3)

出禁(2枚目)

『風集うストームウィンド』で実装。拡張の目玉カードである「連続クエスト」の1枚。この連続クエストとかいうシステム、かなりの壊れカード揃いで、スタンでもワイルドでも猛威を振るったカードが多数あるが、この《悪魔の種》は群を抜いてヤバかった。なんせ元より環境デッキだった『自傷ウォーロック』に入れるだけで形をほとんど変えずに成立し、クエストの達成も容易。4ターン目にクエストを達成しつつ肉の巨人をぶん投げることも難しくなかった。

バカ

また、このクエストウォーロックで一番ヤバいカードになったのが《結晶術師》で、1コストでクエストのカウントを5進めつつ実質ダメージは0、しかもクエストの達成後は5アーマーを獲得しつつ相手の顔に5ダメージが飛ぶというとんでもないカードへと変貌する。

肉体ガチアンチ

クエストウォーロック』は、両フォーマットで環境を破壊の限りを尽くしこのカードは弱体化、更にワイルドでは手の施しようがなかったのかウォーロック2枚目の禁止カードとなった。

追記
パッチ26.0(2023/4/5)で帰ってきました!

6ダメ→8ダメ→10ダメと凄いナーフの変遷を辿っていきようやく釈放された。
それでも普通に使える。というか強い。

《怪物サディアス》がバフナーフされて効果が変わった時には《封印されし恐怖》を《捧げる召喚師》で破壊してサディアスを召喚した後自傷カードでめちゃくちゃにするいつものコンボデッキが生まれたりもした。

参照:

⑧🚫《文書改竄》 (2022/12/19 パッチ25.0.4)

出禁(3枚目)

『ナスリア城』で実装。手札全てを破棄するという凄まじいデメリット効果が付いているが、生憎ワイルドには《マルシェザールのインプ》が存在してしまっていたため、手札の破棄シナジーを全て起動しつつデッキに1コストのコピーを補充、手札は減らないどころかグルダンの手を捨てればハンドが増える等、破棄シナジーカードの多いワイルドではなんでもありのトンデモカードだった。

更に何を血迷ったのか、実装次弾の『リッチキングの凱旋』でも破棄シナジーを追加。古来よりドゥームガードを投げて戦っていた『ディスカードウォーロック』は、《ジャラクサスの鉄拳》をコピーし、ひたすら鉄拳と《魂連射》を破棄することで延々と相手の顔面に打点を叩き込む極悪デッキへと姿を変えてしまった。当然のように禁止カードに。

⑨《大破壊》 (2023/3/3 パッチ25.4.3)

文書改竄》の禁止で、『ディスカードウォーロック』の勢いは止まる……訳もなく、2枚目の犠牲者としてこのカードが生贄に捧げられた。

この大破壊というカード、実装当時の『コボルトと秘宝の迷宮』では見向きもされなかった正真正銘のクソカードだったが、メックトゥーンのコンボパーツになるなど、徐々に陽の目を浴びつつあった。
『リッチキングの凱旋』で完成したディスカードウォーロックは、今までの破棄シナジーの集大成のようなデッキであり、これまで嘲り罵られてきたクソザコ破棄シナジーたちがワイルドでナーフ・禁止されるほどのデッキとなるとは、ハースストーン後期高齢者にとってはとても感慨深いものがあるのではないでしょうか。

おまけ:ドレッドスティード

『凍てつく荒野の騎士団』の実装と同時に弱体化。このカード自体にはなんの罪もないのだが、騎士団で実装されたカードとヤバいシナジーがあったため、何故かこのカードの方がとばっちりを受ける形で弱体化された。

バカ

そのヤバいカードがこの《冒涜》である。ドレッドスティードが場にいるときに使うだけで無限に1点AOEがバラ撒かれ続けることになってしまい、流石にまずいと思ったのかドレッドスティードが犠牲になった。

ちなみに、冒涜はゲームを壊すだけでなくカードパワー自体もぶっ壊れていたが、何故かナーフされずに現在も生き延びている。


おわりに

このヒーロー環境壊しすぎじゃね??????・。・



引用

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