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買ったよふわぷれま

5000円ちょいくらい 正直まあまあ高い

別にTOYGERじゃなくても企業ロゴがデカデカ乗ってるのはあんまり好きじゃないから見送ってたんだけど、期間限定でロゴが目立たないものが売られていたので購入。

TOYGER社の製品は何かと怪しいべた褒め系の記事やツイートばかりで、「実際どうなの?」と買う前からだいぶ不安だったので、今後ふわぷれまを買う人に向けて参考になるようなものになっていると幸い。

結論から言うと、結構よかったけど個人的には微妙だな、くらいの感じです。

使い心地

従来のプレイマットの問題点

現在、プレイマットは上記のように「ほぼ一択」という状況なので、
問題点が語られることは少ないですが、
改めて考えてみると、これだけの問題を抱えています。

・プレイする際のカードの取りやすさが「敷かないよりマシ」程度
・プレイする際にスリーブの角が引っかかることがある
・洗うと劣化が激しい
・折り畳んで持ち運ぶのは難しく、丸める以外の選択肢がない
・ゴムの臭いが手や持ち物につくことがある

ふわぷれまは、これらの問題を全て解決しています。

TOYGERのふわぷれま販売サイトより引用

一個一個、課題が解決されているのか見ていきましょう。

プレイする際のカードの取りやすさが「敷かないよりマシ」程度

確かに取りやすさはかなりよかったです。
指がプレマにガッツリ沈むので指の腹で取るのが非常に簡単。

プレイする際にスリーブの角が引っかかることがある

後述するんだけど角が引っかかるどころじゃないくらい気になりました。

洗うと劣化が激しい

そもそもゴム製のラバーは汚れが気になるなら新品買うから……みたいなとこもあるけども。
結局手洗いめんどくさいことを考えると洗濯機に放り込めない以上そこまで……と思わなくもない。
選択肢としてあること自体は偉いけど。

折り畳んで持ち運ぶのは難しく、丸める以外の選択肢がない

これは結構よかったです。公式では三つ折りが推奨されてるけど、四つ折りでも全然問題なさそうでした。

四つ折りにするとデッキケースとそう変わらない大きさになるので、小さなカバンでも遊びやすいとは思います。そうでなくても筒入れて持ち歩かなくていいのは確かに省スペースではある。

体重かけて折っても折り目が残ることはなく、この点に関してはかなり満足をしています。

ただ、三つ折りにしろ四つ折りにしろプレマ自体の弾力で徐々に戻っちゃうので、バッグにそういうポケットみたいなのがないと中で広がっちゃうなーって部分はちょっとだけマイナス。
折れ目の残らなさとトレードオフだとは思うし神経質になるほどのものでもないけど。

ゴムの臭いが手や持ち物につくことがある

鼻悪いからなんともなんだけどラバー製プレマのあの匂いはなかったのでまあだいたい無臭なんじゃないかと思います。

公式サイトに書いてない部分

まあ当たり前なんだけど100点ってわけじゃなくて、従来のプレマに比べると問題もある。

カードがとにかく滑らない

それなりにストレス感じるレベルで滑らない。

例えば遊戯王のような縦横の位相を頻繁に変更することのないゲームならともかく、マナ・エナジー・リソース・ノードなどがあるゲームではそれら横にするたびに引っかかりを覚えることになる。

これはラバー製のそれと違って表面がふわふわしていてカードとの摩擦が非常に強いことに由来する。「そりゃ確かにスリーブの角が引っかかったりはしないけどさあ」という気持ちになった。

逆に言えばピタッとカードが止まってくれるということではあるが……。
持ち上げるようにしてカードを寝かせる癖がないタイプだとちょっとダルいんじゃないかと思う。

縦サイズが微妙に短い

公式サイトに縦約30.5cm×横約59cmって書いてあるから見てなかったのが悪いんだけど。

よくあるアルティメットガードのプレマだと35×61cmなので、縦幅が5cm近く短い。横幅は誤差。

縦向きにカードを3枚並べるにはそれなりに窮屈さを感じてしまうことは否めないので、2列で収まるゲームにしたい。

少なくともゼクス・ヴァイスのような縦列が広いゲームはかなり面倒さを感じた。

やっぱ遊戯王向けなんじゃねえか?

プレマ自体がそこそこ滑る

もちろんプレイに支障があるというほどではないけど。

うっかり手で端っこ叩いたりすると動く、というくらいには滑る。
普段は問題ないだろうから取り立てて不満というわけではない。

丸められない

プレマにしてはかなり厚みがあるため、丸めて運ぶのはかえって面倒くさい。

先述の通りバッグ内で広がってしまうため、ビジネス用のPC収納ポケットや書類収納ポケットがないカバン……例えばトートバッグなんかでは若干の面倒くささを感じる。

もちろん運べないわけではないし、筒で運ぶのが不可能なサイズのカバンでも持ち歩く余地があるというだけでも十分偉いが。

総評

6000円近い高額な金額を出すに値するプレイマットか、と言われるとそうだと思うけど、6000円だって人におすすめできるか? って言われたらNo、そんな感じ。

確かにラバー製プレイマットの問題点の多くを解決しているが、特にカードの滑り具合に関してはかなりマイナスの感覚だったので、現状は選択肢の一つ、相互互換という感じ。

個人的な感想としては持ち運びが楽になった代わりに使いにくくなったプレマ、という感覚は否めない。

しかしながら、遊戯王メインのプレイヤーや、カードをあまり滑らせないプレイヤーであればかなり良い選択肢になると思う。 

いずれにせよ実物を触って決めるのがよい、という身も蓋もない結論になりそうです。秋葉原のイエサブのマジックとかおいてあるとこに実物があったり、その他一部店舗でも実物が展示してあったりするので買うときはぜひ見てからにしてほしい。

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