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【 #ビルディバイド 】動画の編集した話+6マナ偏重クラウディアの話

あるいはそぉいさんの記事の副読本。

デッキの解説は目次から「クラウディアの話」に飛んでくれれば見られるので、動画に興味がない人はそちらから。

動画を上げました

まあ本題じゃないので見ても見なくてもいい。個人的には頑張ったから見てほしいけど、今回の本題ではない。

だいたい24h時点で100再生くらい。なんのバックボーンもなく、SNSで熱心に宣伝してるわけでもない割にはまあまあ回ったほうだと思う。

サムネイルを含め、動画の見た目の「それっぽさ」に関してはそれなりのものが作れたんじゃないかと自負している。

1000再生以下が90%近いyoutubeというプラットフォームにおいて、100再生しかされていないことは特に悲観的に考えてはいない。

別にこれでYoutuberとしてやっていこうとか、有名になろうとか、スコープがそういうところにはないこともある。

単に思い出作りの一貫に近いと言うか、その上で見た人が「ビルディバイドわいわいやってるの楽しそうだな~」と思ってくれれば望外のことであるなあ、くらいの感覚であるため。

じゃあ今回何が本題なんだよっていうと、動画編集自体はできる割にカードゲームの動画って全然作ったこともなければ見たこともないし、どういう雰囲気なんだ? みたいなのにまあまあ困ったので、どうやって解決したのかって言うのを備忘録的に残しておこうみたいな。そんな感じ。

まず動画を見る

Aviutlはそれなりに扱えるから「じゃあ動画の編集やりますよ」って言ったは良いけど、全然動画見ないからどういう雰囲気にすればいいのかわからんのだよな、と行き詰まってしまった。

せっかくやるならショボすぎるのは避けたく、最低限編集の部分では「見られる」デキにはしたい。

というわけで、結局餅は餅屋ということで、友人に「有名なカードゲームの動画作ってる人とかいないの?」と聞いた所、フェアリープロジェクトがいいよ、って言われたので再生数が多い順に5個くらい見た。

さすがこれで食べている人たちだけあって見やすいこと見やすいこと。

ついでにビルディバイドの今上がってる動画もいくつか見ることにした。
特に公式のやつ。

まあ正直フェアリープロジェクトの動画に比べて見にくいなと思ったけど、この人達は動画で食ってるわけじゃないので致し方ない。

動画の喋りの上手さとか撮影の上手さはまあ作ってみて次から反省すりゃいいな~~ってとこだったし、そもそも目標次第ではそこあんま頑張んない可能性あるな~と思ったので、そこは除外して、とりあえず「編集って何やるんだ?」ってとこを見ることにした。

で、得た教訓はこんな感じ。

1.プレイしたカードのイラストやテキストを表示する

当たり前だけどそりゃそうだよな、という感じ。
僕はオタクだからカード名だけでわかるけど、カード名だけでパっとテキスト全部わかるわけじゃないもんな。

2.余分な会話やシーンはカットしてもいい

ノーカットのが見やすいんかなと思ったけど、いくつかの動画で適宜カットしてたので、それに倣った。

喋りがうまくなってくればカットする手間は減るだろうけど、一旦はそこは度外視するって話なので、画面で何も起きてない瞬間とか、雑談してる余計な瞬間とかはざっくりカットした。

カットはブツ切りでいいのかな、と思ったけど、だいたいブツ切りでやってフェードとかはつけてなかったのでじゃあそれでいいかな、みたいな感じ。

3.ワイプが必要

なんか顔映っててなるほどなあと思った。多くのカードゲーム動画ではそうするらしい。

つっても今回は用意してないし、フェアリープロジェクトの面々ほど素顔を売りたいわけでも見せたいわけでも、なんなら容姿端麗なわけでもないので、今回は見送った。

4.ライフの表示や、ライフが割れた時の効果音が必要

公式のはなんかついてた……というのもそうだけど、動画として節目に音鳴ってるとわかりやすいなとは思った。

テリトリー開放演出なんかも動画では頑張ってたけど、事前にそぉいさんから「めちゃくちゃエンターテイメントに寄せる感じじゃなくていい」と聞いていたので、そこはあんま頑張りすぎないことにした。

5.要所では字幕がいる

フェアプロなんかでは特に戦略について深く喋ってるタイミングなんかで字幕がついていた。

今回は色々考えたけど茶番のところに主に字幕をつけることにした。

スコープが雰囲気を伝えることにあるならバトルのところは見りゃわかるからいいか……と思ったのもあるし、真面目に解説すると動画より字幕のが多くなりかねないと思ったのもある。

あとは字幕付く前提で喋ってないからゲームプレイ部分ではあんまり字幕付けるほどややこしいやりとりしてなかったのもある。

どういうふうに作るか考える

そぉいさんと相談しつつという感じ。

カジュアルよりはガチな対戦という風にしつつも、調整回の楽しさが伝わる感じで~と言われたので、茶番部分を表に出しつつも対戦部分はちゃんと見せる、くらいの方向性を目指した……けどできたのかねぇ?

あとまあ僕の好みとして「権利的にクリーンじゃない素材は極力使わない」というのがあったので、極力そうすることにした。

つっても完璧にやるのは厳しいものがあるので、カード画像だけは許容することにした。

一個ダメなら一緒だろって話もあると思うが、ここは譲り難かった。

素材を調達する

いくつかの動画だとアニメの切り抜きの効果音とか、下手すると遊戯王のアニメの効果音とかを使っていたけど、上述の通りちょっともにょもにょするよなぁ~と思ったので適当にフリー素材を漁ることにした。

とはいえ頑張りすぎる感じでもなかったので、有名所の素材サイトを1つ2つ覗いたくらい。

ライフの素材はパワポで適当に。

BGMはNCSでかねてよりお気に入りだった曲にした。せっかくなので。
これも権利的にはクリーン。やったぜ。

頑張る

あとはなんか……Aviutlでいい感じにした。いい感じにしたとしか言えない。Aviutlの使い方とか書くでもないし。いい感じにしました。

動画部分を縮小して凵型のテロップ部分(?)みたいなところにテリトリーとか名前とかライフとか表示するのはカードゲーム動画としては一般的という感じではなかった。

……が、最初から文字や画像が入ることを想定した動画のとり方をしていなかったせいで上下左右に全く余裕がなく、作ってみたら本当に見難かったので今回はこうした。

スマホで確認しても特別盤面が小さくて見難いということはなかったので(とはいえ元動画自体の画質が微妙なので見難くはあるが)、まあ、よかったのかなという感じ。

あとは一通り終わったところで動画をチームの面々に渡して「良さげじゃね?」って言ってもらったので投稿。

今後について

僕のリソースが持てば、あとよっぽど不評でなければ毎月調整回の度にやろうか、という話になっている。

こっから動画のクオリティをあげようと思ったら機材のランク上げるとか、照明に気を使うとか、喋り方に気をつけるとか、台本作るとか、そういう領域に手を出してく感じになると思う。

ただそこまでやるかはちょっとわからない。労力に対する成果をどこまで求めるかって話もあるし。

結局その場その場でいい感じにやってくんじゃないか。

クラウディアの話

またこいつエナジーじゃなくてマナって

見たまま……というと実は嘘で、プリュネルが2枚入っていて42枚のデッキ。
先にみんなツッコミたいだろうなというところから。

レアグロ2、スクワッティ1について

スクワッティ3のつもりだったんだけど当日スクワッティ1しか持ってきてなかった……って言うと怒られそうなんだけど、4kがありがたいこともあるしな、くらいの感じ。
実際動画の外ではありがたいこともあったのでこれはこれで。環境見て寄せる枠。

スペントグレネーダー ヨハナだったら5000じゃん……という話もあるんだけど、ここが青になると色のバランスから考え直しになるので赤にしたいという事情がある。

新兵器開発1について

動画のようにエナジー送りを連打されてエナジーがフラッドしてしまったときに受けに使いたかったのが半分。

その用途ならゲーム中1回しか使わないと思われるのでだいたい2だな~~と思ったけど、0で調整して必要だったら入れようと思って1枚だけ後で抜き忘れたのが半分。

プリュネル削って2枚にしてることについて

クラウディアは6エナジー換算できる(5エナジー+起動効果1マナ)が、プリュネルはできないのでトップの受けにならないから削りたかった。

実際に動画でもトップで引いて投げたけど既に6エナあったせいでテリトリーが起動できなかった。
結果的には起動できるかどうかはほとんど関係なかったけど。

後述するけど、コンセプトが「そもそも上からダラダラ6エナジーのパワーカード投げつけてればテリトリー最悪開かなくてもなんとかなるんじゃないの」というのがコンセプトなので後引きでしょうもない(2エナのカードがないので7エナまで伸ばさないとテリトリー効果が使えない)4エナのカードは削りたかった。

コンセプト

既存のリストはナディヤや新兵器開発を多めに採用して、3エナジーのカードを引き増しして3+3で6エナジーを寝かし切る構成が一般的だったように思う。

こういうの。

が、この構成はトップ解決の際に3エナのドローするカードを引く+そこから更に3エナを引くという二重の解決が強いられることに気がついた。

それなら最初から6エナジーのカードをガンガン入れておけばそのうちどこかで処理に困っていつか打点が通って勝つのでは? というのがことの始まり。

6エナジーのカードは候補がいくつかあるが、クラウディアとバドラトスを確定枠として、今回はヒット2のフリーダとヤルミラを採用した。

フリーダもヤルミラもスカウト・ドローの違いこそあれ、6エナジーの次弾を持ってくることに貢献するカードとして他に選択肢がない上、ヒット2なので文句を付けるポイントがない。

ショットの枚数について

12から削られていることも多いクラウディアのショットの枚数だが、これは3+3のリストでは特に4や5のショットが邪魔になりやすいという事情によるものなのではないかと推測している。

6エナジーのカードを毎ターン1枚だけ投げるというのを前提にした場合、ゲーム中に手札から使うカードは3+3の構築よりも少なく済むため、ゴミを引くことを許容しやすい。

同系で後手を取ってしまった時、もしくは事故が起きて盤面に何も置けないターンが発生してしまった時のためにもライフから無理やりテンポアドバンテージを獲得して押し切る必要性がいずれ出てくるならば、ショットの枚数を削る理由はないと判断した。

逆に引いたショットトリガーは全て埋めてもよい。どうせ手札からは使わないからだ。
「エナジーにショットのカードがほぼ必ず埋まる」という観点から、新弾のカードを眺めていて良さげなカードを見つけた。

緊急解除

クラウディアでよく発生する負けは「複数並んだデコイを処理できず、超える手段もなく負け」という展開だ。

ただしこれは相手がデコイのユニットが殴ってくる必要がある。ならライフからいずれショットが捲れるわけだが、ここで1面しか処理ができないと結局は相手にケアされてしまう展開になりうる。

ならばここで2面処理できる可能性があるカードがあれば相手に大きな裏目を踏ませることができるわけだが、《ブルー・バースト》は環境で採用されるデコイのサイズに対して数値が足りていない。

そこで《緊急解除》。前述の通り、引いたショットトリガーのカードは基本的に全てエナジーに埋めるため、既に墓地に使ったショットがあれば2面除去が実現できる。

そのため、一般的にクラウディアに採用されがちな《虚を突く一手》は不採用とした。ライフから奇跡を起こしたいときに要求されるのはレストではなく除去であるからだ。

また、効果によってエナジーからカードを減らすことによってテリトリーが起動できず負ける展開をケアできる可能性がある。
実際に動画では《緊急解除》から《緊急解除》を使用してエナジーを8→6に戻し、テリトリーの起動に成功している。

枚数比はちょっと適当気味。色の枚数だけは気にした。4エナジー目(2T)は唯一《キャピタル・ブレイカー》を撃ってごまかす展開が発生しうるので、《大型弾道弾 ディスペア》より枚数を優先する可能性はあったと思うが、当日現地ではあんまり深いこと考えてなかった。

なるべく奇跡を発生させたかったので《緊急解除》は多めに取りたかったが、最初に捲れたショットが《緊急解除》であった場合だけはほとんどのパターンで裏目になってしまうため、1枚削って3枚にした。

ちなみにチームの面々には「ヤンキー構築だろ」と言われた。正直僕もそう思う。今後の調整次第だけど、2枚のがいいんじゃないかな。

残りのカードについて

ラビアン

色の都合とエナジーの都合で、3エナジーかつ赤を要求される枠。

3エナジーのカードに要求するのは「2回殴るか、相手に構えることを強要する」なので、テキスト故に最序盤だけは疑似耐性がある(テリトリーの開放が1T早くなることを警戒されてショットで除去を踏んでも撃たれない可能性や殴り返されない可能性がある)ラビアンは要件を満たしている。

サイズが大きい《仁愛の甲兵 グライノス》あたりも候補だが、この用途ならもう1枠でアクル・ルフを取るほうがより適切なのでこのあたりはデッキ全体での配分という感じ。

アクル・ルフ

上述の通りの条件を達成できる3エナジーのカードではほぼ唯一。

4500ラインは《ドランクグラップラー ヴェロニカ》あたりと相打ちにされてしまうラインだが、5000は採用されがちな4エナジーのカードにも一方的に殴られてしまうことがなく、「除去か、2回殴るか」という択を先手でも後手でも実現できる。

スクワッティやレアグロは遠目に見てアクル・ルフのn枚目となるカードのつもりで採用しているカードなので、プリュネルを増やしたくなったらこちらから削るだろうなと思う。

クラウディアの今後について

一見優秀に見えるアーキタイプではあるが、実は既に《仁愛の甲兵 グライノス》を採用するライオネルのデッキに勝ち越せないことが濃厚であるため、本命のデッキとしては厳しく感じている。

更には、《不意の衝撃》や《仁愛の甲兵 グライノス》、果ては3エナジーのデコイなど、アグロを強く対策するカードが環境で一定数採用されてしまっている。

テリトリーの制約上、根本的な問題点として《スモーク・ディスチャージャー》や除去の積み増しで対策の対策を行うことが難しい。

そもそも、対策の対策を採るくらいなら最初から対策を避けられる角度のデッキを使ったほうがいい。

そういった路線なら【マーギュリス】のほうが現実的なので、アグロを使いたかったらそっちにする……と言いたいが、あれはあれでクラウディアに比べて速度に若干不安を抱えているのでどうだろう。
今後の調整次第。

おわりに

こんだけ考えてるけど仙台大会はどうせまどマギパック追加後なので今煮詰めてもなぁ……とい感じです。

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