Zoom Rooms と API
本記事は「 Zoom の API / SDK を使ってみよう！ by Zoom Advent Calendar 2022 1日目」の記事です。
Zoom ミーティングを会議室からより簡単に参加し、優れた映像と音声でより自然な会話を提供できるのが Zoom Rooms になります。
Zoom Meetings と同様に API による外部アプリケーションやデバイスとの連携が可能になっています。Zoom Rooms の API についてまとめられている記事がなかったので簡単にまとめます。
Zoom Rooms に関わる API
Zoom Meeting API
Zoom Rooms Native Room Controls
Zoom Rooms Control System API
Zoom Rooms API
Zoom Meeting API
Zoom Rooms だけではなく、各種 Zoom Meetings にも利用可能なAPIになります。Zoom クラウドに対してアクセスして制御します。特に Zoom Rooms を制御する API は Zoom Rooms Controls になります。現在対応するメソッドは下記になります。例えば、物理的なボタンを押したら Zoom Rooms から誰かを呼び出す、特定の会議に参加するなどのアプリケーションを作成することができます。
zoomroom.check_in┃zoomroom.check_out┃zoomroom.mute┃zoomroom.unmute┃zoomroom.meeting_accept┃zoomroom.meeting_decline┃zoomroom.restart┃zoomroom.meeting_leave┃zoomroom.meeting_join┃zoomroom.meeting_invite┃zoomroom.meeting_cancel┃zoomroom.meeting_end
また、GET Zoom Rooms Sensor Data では、 Neat デバイスが取得した CO2濃度、VOC、温度、湿度そして会議室にいる人数などの Zoom ダッシュボードで表示される情報を API を通じて入手できます。
sensor_type *
enum
The sensor type.Allowed: CO2┃TEMPERATURE┃REAL_TIME_PEOPLE_COUNT┃HUMIDITY┃VOC
このAPI では、制御以外にも Zoom Rooms の作成やアップデートなど、様々な操作が可能です。
Zoom Rooms Native Room Controls
Zoom Rooms Native Room Controls を利用するとZoom Rooms のコントローラー上から会議室制御装置を通じてディスプレイの操作、ブラインドの上げ下げ、空調の制御などユーザーが機器を制御できるように、サードパーティのIP対応機器を制御できます。他APIとは違い、Zoom Rooms から LAN 内にあるデバイスに対して制御信号を送付します。
管理者は、設定プロファイルを作成して、Zoom Room から発信されるのIP 制御メッセージを追加できます。代表的な実装例として「エクストロン ＆ Zoom Rooms - ネイティブルームコントロール」があります。
Zoom Rooms Control System API
Zoom Rooms for Windows または Mac 上で利用可能なのがZoom Rooms Control System API です。Neat をはじめとする Zoom Rooms for Appliances ではこの機能は利用できません。Zoom Rooms 本体に SSH を通じてアクセスすることによりデバイスの直接の動作が可能になります。Zoom Rooms のコントローラではなく、独自の制御装置を作成したい時に利用します。
Zoom Rooms API
Zoom Meeting API - Zoom Rooms Control がなかった頃に利用されていた API です。アクセス方法が既に終了がアナウンスされている JWT App Type しかないことから、既にメンテナンスが終了されている可能性が高い API です。Zoom Developer Page の「Zoom Rooms API」という 大項目から参照しがちですが、これから API を利用する場合はZoom Meeting API の Zoom Rooms Control をご利用ください。
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