「5年後…仮想と現実はどう融合している?」2021年10月未来予想イベント
こんにちは、ITコンサルのケビン松永です。
DMM オンラインサロン「近未来予想図」では各業界を横断した個性豊かな会員のみなさまと
「少し先の未来はこうなるのでは?」
というテーマで近未来を想像し、毎月一回テーマを決めて自由にブレストを楽しむ未来予想イベントを行っております!
メタバースって何?
最近、「メタバース」というワードをちらほら耳にすることはありませんか?
メタバースとは、インターネット上の仮想世界の総称で、現実世界(Universe)に相対するものであるとされています。
メタバース的な概念は、これまでも古くから何度か流行りそうになりつつ廃れていった歴史がありますが、最近になって、Facebookがメタバースを全面に出してきたことを契機に、一気にトレンドに上がってきました。
FacebookのVR/AR部門でVice presidentを務めている方が、「メタバース製品グループ」を設立すると発表した事をきっかけとして、新しい時代が幕開けしようとしています。
マーク・ザッカーバーグさんは次なるプラットフォーム戦争の部隊をVR/ARだと睨んでいて Oculusを推進しています。10年後の未来、人類は朝起きた時に、どこのOS・プラットフォームに一番最初にログインするのか。スマホを見るのか、VR/ARグラスをかけるのか、Alexaに起こされるのか。
その大元の入り口を押さえたものがプラットフォーム競争を制すのだということです。
VRを使った仮想オフィス「Horizon Workrooms」
そのFacebookですが、2021年8月に「Horizon Workrooms」というサービスを発表しました。
これはVRを作った仮想オフィス空間で、アバターの参加者同士がコラボレーションできるんですが、これは中々すごい体験!というで、実際に体験した人からは驚きの声が上がっていました。
近未来予想図で「Workrooms」を体験してみた
弊サロンも、メタバースのトレンドをいち早くキャッチし、早速サロンメンバーでVR会議をやってみました。
まだベータ版でこのクオリティというのはビビる。
ハードとアプリが次のバージョン、次の次のバージョンぐらいになったら、十分実用レベルを超えてくるなというポテンシャルを感じて興奮しました。
イベント当日、私のVR目線を録画してYouTubeにアップしてますので、ぜひご覧ください。
10月のテーマ「5年後…仮想と現実はどう融合している?」
そんなこんなで今月の未来予想イベントのテーマは、仮想と現実の融合となりました。
先日、ケビンに唆されて、Oculus Quest 2買っちゃったんですよ。あ、家族に見られると人権がなくなるアレのためじゃないですよ、Workroomのためです。
Oculus Quest 2は開封して最初のチュートリアルゲームやりましたけど、面白かったですね。ついにクオリティもここまで来たかーと思いましたよ。それもそのはず
・片目1,832×1,920ドット、リフレッシュレート72Hz、アップデートで90Hz
・Qualcomm Snapdragon XR2(処理性能は865相当)
・メモリ6GB
もうスペックだけでいえばハイエンドスマホじゃないですか。これを37,100円でバラまくFacebookの戦略を考えると恐ろしいですね。このクオリティでアバターが100人単位でぐりぐり動いて、没入感も高まると…もはやレディ・プレイヤーの世界が待っているんじゃないかな、そう思った次第です。
それだけじゃなく、NFT界隈も盛り上がってるし、仮想通貨界隈は中国がビットコインを禁止しても乱高下するし、なんだかそろそろ仮想とリアルが融合してくる機運ありませんか?
2016年に登場したのはiPhone7で5年後のiPhone13と比べると…あんまり進化していない気もしていますが、PCやメインのデバイスの進化より、周りのインフラ、仮想◯◯ってのが進化した感じがありますね。
そこで、エッジが立った近未来予想図サロンの皆様に、「5年後、仮想と現実はどう融合している?」を予想いただきたいと思います。
・今とはまた違ったデバイスが出てくるのか
・計算量や実行帯域がが10倍になったら何が起こるのか
・肉体にまで影響を及ぼせるようになる?
など、みなさん自由な発想で近未来予想を送ってください!
近未来予想図は1人で考えるんじゃなくて、みんなで考えて予想を共有するコミュニティです。Workroomsでたくさん意見交換をしたお陰で、いろいろと考えていたところ、私もギリギリでアイデアが降りてきました。
今回のテーマでも、サロンメンバーの皆様にうんうん唸ってもらって、未来を想像してもらいました。こちらのnoteではその内容をピックアップしてご紹介します!
立体音響がキーテクノロジー
けいすけさん:元証券ディーラーで現在はツイッターアフィリエイトが専門とのことですが、全体的に謎の人。
立体音響が今後関わってくるのかと思います。たとえば、カーナビとかスマホの道案内アプリ。あと400mを左折ですとか言われても結局どこ曲がればいいのかわからず通り過ぎたことありますよね。
この道案内に立体音響が関わると、まるで左折ポイントから声が聞こえてくる。近づくごとに左折ポイントからの指示音声も大きくなってわかりやすい指示ができる。目的地の方向から音声が聞こえる。このような利用の仕方がされるんじゃないかと思います。
駐車場でどこに止めたかわからないときは、アプリをつかって画面での方向指示に加え、車が「こっちだよぉ~」とイヤホンから立体音響で呼びかけてくることでもっと探しやすくなったりもできますよね!
また、Pokemon GOで立体音響が取り入れられれば、小さな鳴き声、反響を頼りにポケモンをゲットしに行くという、本当にポケモンをゲットする感覚が得られるかと思います。
声に喚ばれるAR体験は観光、ホラー、遊び 様々な面で利用できる可能性感じました。
ARといえばスマートグラスな印象ですが、みんながメガネをかけたいわけではありませんし、技術的な面でまだ遠いのかと思います。
ですが、イヤホン上で立体音響を活かしたARならばすぐにでも実現できるのではないでしょうか。
これはすごい分かる。Oculusやってても、3D音響の効果をすごく感じてます。
普段、意識してませんが、我々は「音がどこから聞こえてくるか」ということから、かなり多くの情報を得ているんだと思われます。イルカみたいな感じですかね。スマートグラスよりも実現性が高いというのも納得でした!
ケビンの夢
今月の私の投稿は、仮想世界の存在が高まり、アバターで暮らすことが増えると、自分自身のアイデンティティが揺らいでくるのでは?という投稿をしました。
↓ 投稿全スライドはこちらですのでご覧ください!
そして2021年10月のMVPは!!
厳正なる投票の結果、今月の最も素晴らしかった未来予想は…
j+さん: 一蘭式高級レストラン
投稿見た時に、うわーーーーやられた!って思ったんですが、やはり投票結果もダントツで鮮やかなアイデアの勝利でした。
そうなんです。Workroomsやってた時も思いましたが、VR空間内では視点・音響が自在に変えられるので、物理的に対面で座ってなくても、正面に居るように見せられるんです。
高級レストランだけでなく、テーマカフェ・コンカフェなど、AR+飲食は親和性が高いということでコメントでアイデアが次々に寄せられました。
Facebookの社名が変わりました
今月のテーマを議論していた最中で、shinさんがスレッドを立ててくれまして
社名変更の結果はMeta(メタ)だったわけですが・・・
shinさん、ドンズバ的中です!
まあ、こんな感じで日常の話題から少し先の未来を予想するということをやっております。
自分なりの予想を持つ
↓
他の人の予想を聞く
↓
知らず知らず情報のアンテナが高くなる
といった効果を狙い、楽しく発想力を鍛えるというのが近未来予想図の目指しているところです。興味を持った方はぜひ近未来予想図サロンにおいでくださいませ!
ぜひサロン紹介動画もご覧ください
この記事を書いている人:ケビン松永
大手SIerで15年間システムエンジニアをやっていたが40歳を契機に独立し、現在はフリーランスのITコンサルとしてクライアント企業のIT部門に参画。また、ブログ、Twitter、YouTube等のSNSで積極的に発信を行なっている。意識高い系より尿酸値高い系。
ブログ:ストレスフリーに生きる技術
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