時代の流れに身を任せられない
気付いたらnoteもう誰も使ってないですね。
このスキに久しぶりに使ってみることにします。
ということで今回のテーマは流行り廃りです。
とかラジオのコーナーみたいにやってみても
結局うまくテーマにまとめられませんが
ただ言いたかっただけです。
最近とても悲しかったのは、TSUTAYAがレンタル事業から完全に撤退するということ。
それを受けて近くのTSUTAYAさんが閉店することになった。
今やもういちいち店舗に行ってレンタルするんじゃなくて、
家にいながらストリーミングやダウンロードサービスを使えば事足りる時代になってしまった。
もう現代に合っていなかったのかな。
でもまぁ実際にお店に全然人がいなかったし、
いてもおじいさんとかしかいなかったしね。
おまけに月額1000円で5枚まで借り放題!
しかも返却期限なし!とかいう激ヤバサービス(TSUTAYAプレミアム)が始まった時点で
僕はなんだか終わりが見えた気がした。
実際終わってしまった。
このサービスが始まって、
もう死にかけのすてみタックルみたいな感じがしたんだ。
どうにかしてお店に来てほしいっていうダイイングメッセージのような。
神聖かまってちゃんの
"昨日の夜
駅前のTSUTAYAさんで
僕はビートルズを借りた”
という歌詞が完全に過去のものとなる。
その昔はなんと!お店に行ってCDやDVDを借りていたんですよ!驚きですね!
なんて言われてしまうのだろうか。
…………
僕はTSUTAYAがなんだかんだ好きだった。
というよりはレンタルビデオ屋が好きなんだと思う。
訳のわかんないタイトルの映画、多分一生見ないんだろうなと思いつつ手にとって裏面だけ見てみたり。
世の中にどれだけ映画あるんだよってツッコミたくなるほど棚に並べられたDVD。
こりゃあ絶対にクソ映画だなとジャケット見て思って借りたら期待を裏切らないクソ映画だったり。
今まで名前だけ知ってるけど今更見るのもなあなんて思ってた映画も今更見て普通に感動したり、映画を借りて見るというハードルがすごく低くなって僕にはよかった。
一番は『期限内に返さなくてもよい』というTSUTAYAプレミアムは、まさに僕のためにあるようなサービスだった。
それだけになくなってしまうのはとても辛い。
…………
レンタルビデオ屋というのはデジタル・アナログの視線で言えばアナログで、
ストリーミングサービスがデジタルになるんだろう。
デジタルのほうがそりゃあ、手間もかからないし、あまりのクソ映画には評価で事前に知ることができたり、時間を無駄にすることが少なくなる。
だけど僕はなんかそれは寂しいと感じる。
こういう事を言ってると時代に取り残されてるだの老人だのと言われてしまうんだろうけど、
アナログでしか味わえない楽しさがある。
もうこれからは直感でジャケット選んで借りるということができなくなってしまうんだ。
確かに時間も手間も無駄にしないけど、
手探りで選んだ楽しさがあった。
失敗して、時に成功するからこそ良かった時の
良さが強くなるんだと思う。
涙の数だけ強くなれると
その昔聞いたことがある。
…………
悲しいけど、時代には逆らえずなくなってしまうTSUTAYA
TSUTAYA自体がなくなっちゃうわけじゃないけど、レンタルのないTSUTAYAなんてTSUTAYAじゃない
最近こういうことばかりで知っていたものや場所がどんどん消えてなくなってしまう。
思い出は思い出せなければ何もないと同じ
もうこれ以上何もなくなって欲しくはないけど
仕方ないことなんだろうな
どう足掻いたって、何を言ったって
どう抵抗したって時間には逆らえないし
僕はあの時のまま平成に取り残されればよかったなと思った。
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