本文無料:【VOICEPEAK#1】句読点の役割が文章のそれと違う

「文章の読みやすさより、アナウンサーが間をとるような心がけで入力文章を書かねばならないのかもしれない」

みなさんいかがですか。VOICEPEAKやってますか。
私は、VOICEPEAKのあまりの高品質ぶりに感動して購入し、フリーソフトでも類を見ないポンコツUIに挫折してSSDの奥底に放置しておりました。
しかし、何度かのアップデートがあったそうで、久々にいじっております。

特に、喜ばしいのは、ゆっくりムービーメーカーに対応したということで、あの日々のストレス・アンプリファイアと化していたUIを触らずにすむかもという期待がありました。(1)

で、色々触ってみて、ちょいと思ったことを、どうせ忘れるのでメモしておこうかと思いました。

まず、ゆっくりムービーメーカー側で不可思議なのは、ポーズ設定がないところ。CharacterSettingsファイルを覗いてみても、Pauseの記載はない。無理やり入力してみたけど変化なし。

もちろんVOICEPEAK側で設定は出来るけれども、あらゆる面でフリーソフトに劣っているので、できれば触れずにおきたい。(2)

では、ポーズ設定を初期のまま運用するときの問題点。
・ちょっと長い。わりと間をとる中堅落語家みたいな間になる。
・みんな同じ間。同じ噺家に師事したような感じで、7人もいるナレーターのテンポが似通る。(ただし女の子だけは話速などと相まって他とは違う感じ)

解決策としては
・掛け合いを作るなら、女の子は必須にして、相方を変えれば違うテンポ同士の会話になる。
・句読点を最小限にする。

で、長々とかいたけど、ここで表題の話題。
句読点の打ち方。
私の性格なみに扱いずらいUIを除けば、VOICEPEAKは素晴らしい読み上げソフト。文章の読解力がかなりのもの。
「例えばこんな文章があったとしてそれをどのように分解すればいいかをそこそこの精度で再現してくれる」

文章的には「例えば、こんな文章があったとして(私は個々に、を打ちたい)それをどのように分解すればいいかを(ひらがなの連続が気になる)そこそこの精度で再現してくれる」
句読点の打ちどころはそこそこある。
けれども、VOICEPEAK上で、そんなふうに読点を打つと
「例えば(噺家がその先の話題に対して観客の注意を集めるがごとく長めの間を置いて)こんな文章」
となってしまう(誇張でないはずがない)
そのため、そのままにしておいても、「例えば\こんな文章」のように、呼吸程度の間や高低によって文意を再現してくれるので、それほど句読点を打たなくても良い。

そのため、VOICEPEAK作文法は、アナウンサーが一呼吸するときのような、読み手としての句読点の置き方が求められるのではねーかなーと思ったわけです。つまりは、最初期の活版印刷のように。(3)

ただそうすると、字幕をつけた時に句読点を入れたほうが良いなんて面倒な事にもなりかねない。

・使用法のアドバイスなどありましたら教えてください。


※特に意義をなさない脚注

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