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引き寄せる。

ラジオをつけた瞬間、聴きたかった曲が流れてくる。
「晴れるといいな」と思ったタイミングで青空が見える。
スマホを立ち上げると同時に、待ちわびた通知が届く。

たったそれっぽっちの偶然でも、幸せを引き寄せた気がして、
小さな奇跡が起きたように思えて、ときめく。

某占星術家のお言葉によれば、2023年の蠍座は、
留まらず、思うがままに動き回っているのが吉らしい。
多拠点生活も良しとあった。ならば、
待っていないで飛び込んで行く。自ら近づいて引き寄せよう。

思えば、2022年は、ゆるゆると漂っていた。
澱みそうな心を少しでも流して清めるために足掻いていた。
2023年は、吹く風に任せてふわりと舞い上がりたい。
地に足をつけた生活を色んな場所でしてみたい(本末転倒)。

冷蔵庫に貼っている招き猫のカレンダー。
右手を上げているし、小判を持っているから金運を招く猫。
商売の才はからきしない。全くもって微塵もない。
どうか、才があるビジネスパートナーを招いておくれ。

このカレンダー、マグネットでくっつく仕様。
お願い、その磁石で引き寄せて。

本日、1月11日。鏡開き。
一昨年末から年を跨いで不幸続きだったので、昨年に続き、
年神様のための目印も依代も用意しなかった新年。

【鏡開き】お正月に年神様の依り代として飾っていた鏡餅(神様の宿る鏡に見立てた餅)を下げていただく儀式。餅を開いて年神様をお見送りし、さらに食べることで年神様の恩恵を体内に取込み、無病息災を願う。

鏡餅の恩恵は取り込めないけれど、
風くんの『grace』を聴いて浄化されませう。



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