インド占星術~惑星の象意2

ラーフとケートゥ

ラーフとケートゥは実際の天体ではなく一つの点です。
太陽の軌道である黄道と月の軌道である白道の交差点がそれぞれラーフとケートゥになります。このラーフとケートゥは必ず180度対称になります。またラーフとケートゥは通常の惑星の動きと逆回りになります。
このラーフとケートゥが日食や月食を起こします。

ラーフ(Ra)

高揚星座・・・牡牛座
減衰星座・・・蠍座
※高揚・減衰はあまり気にしなくても良いと考える説あり。

凶星
ラーフは飽くなき欲望を表します。またラーフ独特の一風変わった独創性を表します。ラーフ期はラーフとコンジャンクション(同じ星座に在住)する惑星の影響を受けます。コンジャンクション(同じ星座に在住する惑星)がない場合はその星座の支配星の影響を受けます。
例えば木星とコンビネーションを組むと木星の拡大がラーフの影響で一風変わった感じになります。金星と組むと華やかさが一風変わった感じがするようなといったところです。
ラーフの影響が強い人は個性的で破天荒、物質的で他の人との交流も積極的に行います。
ラーフが影響が悪いと現世的な快楽などに溺れやすく、ギャンブルやアルコール、ドラッグなどの依存症になる傾向があります。
ラーフは外交的、物質主義的、外国、極端、全部かゼロの象意があります。
ラーフは沢山入っても沢山出て行ってします象意もあります。

ケートゥ(Ke)

高揚星座・・・蠍座
減衰星座・・・牡牛座
※高揚・減衰はあまり気にしなくても良いと考える説あり。

凶星
ケートゥはラーフとは対照的に内向的、禁欲的な象意があります。
ケートゥは物質的な欲望や煩悩を消し去り悟りを促す役割があります。
神秘主義的、霊能力、悟り、内向的、放棄、秘密主義、沈黙などの象意があり、悪い影響がでると鬱病や精神病になりやすいです。
ケートゥの時期はいろいろと蓄えでできる時期でもあります。


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