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誰にも頼らないで、誰にも縋らないで、誰にも甘えないで、ただ地獄のような人生を、真っ暗闇の世界を、私は私の見出した光だけで、真っ直ぐに歩いていきたいの。

誰も、あなたも、知らない場所で私は強く強く生きていたいの。

私の苦痛も苦悩も苦労も、怖い辛いと呟いた声も、あなたには決して聞こえない場所で、私は私を超えていきたいの。

平気な顔していたい、大丈夫だと笑っていたい、傷付いたあなたを慰められるくらいの余裕を持っていたい、ずっと笑顔でいたい、理不尽にも「仕方ないな」って頷いていたい。

辛いなんて、痛いなんて、寂しいなんて、助けてなんて、救われたいなんて、死んでも口には出したくないの。

私は私を信じていたいの。

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