見出し画像

2024年富士山一周ウルトラウォーキング歩行記(5)

2024年富士山一周ウルトラウォーキング歩行記(5)
ここまで、足に痛みはなく、肉刺もできていない。予断を許さないが、いい調子である。
なんとか、自己ベストを得ることをここで初めて思い浮かべる。
残り、20km、3時間で歩くことを決意する。(正確には、3時間20分程度なのでそれほど無謀ではない)
暗い中、歩みを進めて、右折ポイントへ到着。ここから富士宮との市境までノンストップと決め込み、行動食摂取。水分は十分にあり、食料も残っている。
ペースを上げて先を進む。前に参加者がいれば追い抜く。順位をあげることが目的ではなく、自分のペースで歩くことが目的。
平地の100kmウォーキングだと、肉刺ができても何とかなる。でも、この大会は難しい。
早く歩くことを必ずしも是とは言い難く、やはり、満足感があり、後悔のないものしたい。
技術も体力もない人間は、体力を温存しながらトラブルを極力減らして最後にかけるしかないとここ数年は思っている。この大会での最後とは、第6エイドを過ぎてからになると思っている。
富士宮市に入れば、ホームなので力がわく。

富士宮市境


村山、山宮のコンビニエンスストアで写真を撮影して、大宮を目指す。この段階で、目標まで1時間10分程度あり、望みは残っている。

山宮北の看板
最後の指定コンビニ


まずは、139号線を超えること、越えてしまえば、なんとでもなる気がしてくる。(一本道なんだが)
地形の構造上、溶岩流でできた段々になっており、段ごとに水が流れている。浅間さんを城に見立てると堀のような構造になっている。敵は富士山を超えてやってくる。段ごとに見える風景が違うので、それらを確認しながら進む。
139号線(私たちはバイパスと呼ぶ)を超えて、警察署を超えたあたりで、残り1kmの矢印がある。

ゴールまであと1km


この、運営では珍しい対応。ありがたい。
最後は、何百回と歩いてきた道をとおり東の鳥居、湧玉池、馬場を過ぎてゴール。
自己ベストを更新した。
 
<ゴール後>
水道で顔を洗って、浅間さんにお礼参り。再び125円のお賽銭でお礼。
また来年。