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[会報]N805.第三週

今週はずいぶん気温が下がっていて寒いくらいでしたが、そちらはどうでした?とはいえこちら水曜日くらいからは暖かくなって春めいてきました。すごしやすい季節でね、真冬には微塵すらも出てこない「バイクに乗りたい」という感情がむくむくと起き上がってきます。山の方ではツーリングの方々がよくお越しでして。おれも最近はね、現場の二つ上の先輩がたまにバイクのケツに乗せてくれるんで、すこしバイカーというか、風のような気持ちです。急行の止まる駅までかっ飛ばして。

今回はこちらの2本です!
・企画イベント詳細発表
・レコーディング初日のひとりごと

■企画イベント詳細

iTAZRA!企画@ファンダンゴの詳細が発表になりまして、本格的に告知開始です(みんな力を貸してくれ〜)と心の声が溢れんばかりだけれど、具体的になにをやるかって?それは「いいね」したり「拡散」したり…分かってるって?それじゃあもうひとつお願いがあるんだけど、「いいね」したり「拡散」したくなるようなモノが何なのか教えてくれたらありがたいです!

ケントくん作のフライヤ

住民ズ話(自治会よろしく)もあるので、そちらまたの機会に〜

■レコーディング初日のひとりごと

たった三分間の曲を世に出すために決して裕福とは言えぬ五人の男たちの半年間と有金をかけたものがコレであることを世の中のみんなに!とは言わないけれどさ、だれか…たとえばきみには知っていてほしいと思うのだ。

おれたちはおれたちでいる時、だれもそんなこと考えていないと思うんだけれど、一人になるとちょっとね…少しは贅沢できたんじゃないか?とかさ、考えるじゃない?大事な人にもっと贅沢させてやれるんじゃないか?ってな風にだけど。そう、おれはそんな人だからさ、なんでバンドやってんだろって思わなくもない。

最初は…そうね、ティーンの頃は反抗期よろしく「マトモになんかなるもんか!」ってイキがってたし、そしておめでたいことにひと通りその夢は叶ったんだ。バンドやって、ちゃんとイカれてた。ゆっくりゆっくりと、それは多くの人には理解してもらえないことばかりになること。自分なりに筋が通っていることでもさ、他人には通らなくなること。目の前で見たことをありのまま伝えて「その話を誰か信じると思いますか?」って問われたことがきみにはあるかい?あれは雪の降る日だった、そこにいるみんなが「常識」って顔してたからさ、ずいぶん遠くにきたもんだと思ったもの。ここ数年の話だよ。

あぁ、そんなこともあったんだけど、分かったことはおれはずいぶんとイカれていて、今さらマトモになろうともゼロすら見えないマイナスにいて、抜き身で他人からの憎しみにさらされていて、されどおれはおれと家族のため明日も生きねばならぬのだから。愛するものには(おれに人並の愛があるとも思えぬのだが)少しくらいの贅沢はさせてやりたいのに…と思っていて。

なのになぜ…どのツラ下げて好きにやってるんだろうかって気にもなるのよ、一人になるとちょっとね…。明日の仕事がつらくなるような深夜の田舎道、五月にしては冷たい雨に打たれていて、おれは凍えながら何やってんだろってレコーディングからの帰り道なんだけど、でもさ、ヘッドホンから聴こえるさっきまでの録音を聴いていると、心にひっそりと「自信」のようなものが湧いてくるのだから。

この三分間が君にも届きますように。

ファンダンゴが堺に来てから以来、ひさびさ十三にて。


七月のイベントに併せてリリース予定です。

■最後に

とのことで、前向いてんだか振り返ってるだか情緒やや不安定な私ですけれど、うなされていたかのような二年間が心の奥底でストンと腑に落ちていて、すっきりとバンド楽しいナとかまえられているところです。身内のおかげさまだね

ゴールデンウィーク前だっけ?冒頭に出て来た現場のバイクの先輩と話しててさ、まあお酒も入っていい頃合い(22時くらいかしら)にね、これまでの人生「なんとかなってきた」派と「なんとかしてきた」派に分かれて楽しく呑んでいまして、かくしておれは完全に「なんとかなってきた」派なわけでございまして、家族、バンド、ファン、恵まれてるなーと顔が浮かんでくるもので、いい酒呑ませてくれてありがとうなんだぜ〜

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いつもありがとう。