霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～

霜花の姫は中国ドラマで様々なタイプの男子がヒロインの周りでてんやわんやする作品である。作品の系統としては中国恋愛ファンタジーで、フィクションものである。衣装は華やかで登場人物それぞれの性格にあったものである。CGが多用されていて法術が使用される度画面が華やかになりとても楽しく、法術発動時の動きや戦闘が実にカッコ良い。

この作品は全63話とかなりの長編ドラマで製作費も○億円と日本ではあまり類を見ない金額である。衣装や小道具、セットだけでなくCGも丁寧に作り込まれているので映像としての見ごたえも抜群であり、複雑に絡み合った登場人物たちの人間関係も非常に面白いものである。しかし、根底にあるのは恋愛なので徐々にドロドロとした愛憎関係になっていく。そういった愛憎ものが苦手な方はご注意を。

このドラマの見どころは戦闘シーンである。時に爆発が起きたり法術で争ったり剣を使ったりと、かなり多くの戦闘レパートリーがあるので見ていて飽きることがない。そして、流行りのワイヤーアクションも取り入れており跳ぶ度に衣装の裾が翻って衣装の美しさや華やかさがより際立つところも戦闘シーンを見どころとする理由の１つである。文章ではきっとこの良さが伝わらないので、YouTubeにある作品紹介の動画を視聴して欲しい。
　
ここまで読んで興味を持った方は現在(2020年11月末)英語字幕がついたドラマ本編が全話YouTubeで公開中なので、そちらも視聴していただければ幸いである。

＜文責：ヒルネスキー＞

部誌vol.18｜名古屋市立大学 大衆文化研究会(大文研)｜note