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東方神起や少女時代などのアイドルを輩出した韓国の大手芸能事務所、SMエンターテインメントに所属する男性アイドルグループNCT。NCTとはNeo Culture Technologyの略であり、開放性と拡張性をコンセプトとする人数無制限の全く新しいアイドルブランドです。

この文章を読んでくださっている方の多くはK-popにあまり馴染みがないかと思いますが、あまりここまでの説明について考えないことをオススメします。何と言ってもNCTはK-popの最難関と言われており、メンバーは23人(2020年11月現在)、さらに韓国だけではなく、日本・中国・タイ・アメリカ・カナダなど様々な国籍のメンバーで構成されています。所属事務所の発表によれば、今後さらにメンバーを増やし、世界各地を拠点にNCTを展開させていくのだとか……。

今回はそんなNCTのメンバーが一堂に会する(実は普段はNCT 127やNCT DREAMなどといったそれぞれのユニットに分かれて活動しています)超スペシャルなプロジェクト、NCT 2020について書いていきたいと思います。
このNCT 2020では2種類のアルバムがリリースされ、そのうちの4曲でMVが制作されました。その4曲のうち、「Make A Wish (Birthday Song)」と「Work It」の2曲を取り上げたいと思います。

まずは「Make A Wish(Birthday Song)」、メンバーはNCTのリーダー テヨン、雄の最高峰 ジェヒョン、ボーカルうさぎ ドヨン、キリングパート担当 ジェミン、とにかくうるさい ルーカス、中華王子 シャオジュン、そして電撃加入の新人 ショウタロウです。タイトルからして多幸感溢れるキラキラアイドルソングを想像しがちですが、HipHopテイストの曲に仕上がっています。メンバーのスタイリングはアラジンをテーマとしており、MVの世界観もアラビア風です。プロジェクト第一弾として公開されたこの曲のMVは、NCT史上最速で一億回再生を突破し、その人気と期待値の高さを示すこととなりました。

続いて「Work It」、メンバーは二回目の登場 ジェミン、ギャルダンサー テン、筋肉fromシカゴ ジャニー、たこ焼きプリンス ユウタ、犬顔お嬢 ジョンウ、変人イケメン ヘンドリー、そしてNCTの現最年少 チソンです。こちらはEDM調の楽曲で、レトロなスタイリングに今年のK-pop界のトレンドでもあるディスコ調のエッセンスも取り入れたMVとなっています。ノリやすい曲なのでNCTを知らない人でも楽しめるのではと個人的には思います。

2曲ともYouTubeにMV、さらには音楽番組でのパフォーマンス(公式です)などの動画が上がっているのでぜひ聴いてみて下さい。その際のユニット名は「NCT U」となっています。UとはUnitedの略で、曲ごとにメンバーが異なります。つまり今回のNCT 2020プロジェクトのように既存のユニット(NCT 127/NCT DREAM/Way V)以外の曲はすべてNCT U名義となります。

実はNCT 2020には前例がありました。それがNCT 2018、文字通り2018年に展開され、当時のメンバー18人が初めて集結し、ファンだけではなくK-pop界でも盛り上がりを見せ、NCTの知名度を大きく向上させたプロジェクトでした。そんなNCT 2018の中でも印象的だったのが「Black on Black」という曲の18人全員での圧巻のパフォーマンスでした。今回のNCT 2020でも23人でのパフォーマンスが予告されていますが、この記事を執筆している11月現在ではまだ公開されていません。さらに、2021年には新たなNCT関連ユニットのデビューが予定されています。楽しみですね。

今回はNCTの基本的なシステムと最新曲について書きましたが、個性的なメンバーや素晴らしい楽曲の数々、MVに隠されたストーリーやコンセプトに込められた意味などなど、彼らの魅力は語り切れません。

これからも拡張を続けるNeo Culture Technology。最後に彼らの挨拶を紹介して終わりにしたいと思います。

“To the world, here is NCT “

あなたもNCTzenの一員になりませんか?

<文責:一磨>


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