壊れそうな我が家のはなし(18)
実母が搬送されたのは朝7時すぎ。
息子が学校に行ったのは8時ぐらいで、実父のデイサービスの迎えの車が来たのは9時ごろ。
家の中を片付け、実母と夫の待つ病院に着いたのは10時半だった。
診察の結果、幸い骨折もなく、実母には「脊椎側弯症の急性憎悪」という病名が付いていた。元々状態が良くない中で、実父の介護など無理のし過ぎだ。もう限界なのだ。
入院も手術もする必要はなく、実母を自宅に連れ帰ることになったが、痛みで食欲もなく、当然動けない。床に就かせて、枕もとで話した。
父さん