キャプチャ

NCL遠野コーディネーターの日々のこと 12月(木内)


こんにちは、Next Commons Lab遠野(以下、NCL遠野)コーディネーターの木内(きない)です。
昨年12月からNCL遠野コーディネーターに焦点を当て、コーディネーターがどんな活動をしているのか、5人のメンバーがリレー形式に日々を振り返り、その月のできごとを綴る「NCL遠野コーディネーターの日々のこと」。
第3回の記事は、私、木内です。2019年12月を振り返ります。

FB顔写真

<プロフィール>
木内 真美子(きない まみこ)
1983年生まれ。宮城県亘理町(わたりちょう)出身。2018年4月NCL遠野の事務局コーディネーターとして参画。作業療法士として、病院勤務や大学教員を経験。障害のある方や不適応などに悩む若者のサポートを行ってきた。これらの経験もふまえ、マイクロワークという新しい支え合いの仕組みを作るプロジェクトを担当。現在は、世代や属性を越えた多様な人々が共存しながら、その人らしく表現したり、活躍できる社会の実現を目指し、きっかけとなるような場づくり、地域のリサーチ・ヒアリング等を行っている。


2019.12.05-06
NCLカンファレンス開催 in 遠野

カンファレンス集合写真

NCLでは、昨年より全国拠点のスタッフや現地プレイヤー等の関係者が一同に介するカンファレンスを行っています。第1回の昨年は加賀、第2回はここ遠野で2日間にわたり開催されました。初日は、地域の皆さんのお力もお借りして、遠野の暮らしや自然、文化に触れる4つのフィールドワークが行われ、参加者からは「他ではない貴重な経験ができた」という声も多く聞かれました。私自身は、主に運営スタッフとして裏方をしておりましたが、今回は昨年に比べて、参加人数も増え、たくさんの魅力的なプロジェクトや拠点が増えたことを実感することができたとても有意義なカンファレンスとなりました。

2019.12.07 三世代交流会・餅つき大会

三世代交流会棒体操中

三世代交流会棒づくり

NCL遠野も所属する自治会主催による、年末恒例「三世代交流会・餅つき大会」がありました。今年は、私が作業療法士(OT)であるという理由で講師依頼をいただき、地域の皆さんに向けて講和と健康体操を行ってきました。
前半は、OTとは何か、OT木内としての活動、NCL木内としての活動について、それぞれ説明させていただきました。普段顔を合わせている近隣の方でも、NCLのスタッフが日々どんなことをしているかは意外と知られていないため、とても貴重な機会となりました。終了後には早速ご相談をいただいたりと、地域の皆さんとの新たな関わりしろも感じられました。
後半は、棒体操です。子どもからご年輩の皆さんまでが楽しく参加できるよう、新聞紙を丸めて棒をつくる工作から始まります。互いに教え合ったりしながら、皆さん夢中になって作業してくれました。最後は、棒を使っての体操で、寒さで縮こまった身体をストレッチし温めます。自宅でも継続していただけるようお持ち帰りの資料付き。寒い冬を元気に健康で乗り切っていただけたらうれしいです。

2019.12.09 ソーシャルスキルUPプログラム「わたしのトリセツづくり」

トリセツづくり

この日は、毎月私が担当しているつくる大学のプログラム【SST(Social Skills Training)】の番外編として、「わたしのトリセツづくり」と題して、自分の取扱説明書(トリセツ)をつくるワークを行いました。これは、自己理解を深め他者に伝える練習を目的としたツールの一つです。
自分自身をひとつの製品に見立て、客観的に自己分析しながらワークシートを埋めて、セールスマンになったつもりでその製品の説明をする、という形式で行ったのですが、これが面白い。普通の自己紹介と違って、皆さんとてもスムーズに、しかもわかりやすくご自身の特徴を捉えて解説されていたのに驚きました。以前から知り合いの人同士も、初めてお会いした人も、お互いの理解をより深めることができました。

2019.12.13 つくる大学講座「クリスマス飾りづくり」

クリスマス飾りづくり活動風景

スワッグ完成

市民の方を講師に、リースよりも作り方が簡単な「スワッグ」という飾りを作りました。材料はすべて、講師の方のご自宅の庭や山から集められた自然素材だったので、部屋中が木々の良い香りになりました。私も一参加者として作業したのですが、日頃、どうしてもPCに向かう時間が多いため、自然の香りに包まれながら、木々や果実に触れる時間は、五感が心地良く刺激され、久しぶりにリフレッシュできる充実のひとときとなりました。市外から参加してくださった初対面の方もおりましたが、こうした作業を共にすることで、皆がリラックスした状態で楽しく交流ができていました。そんな風にこれからも、様々な活動をとおして、多様な人々とのつながりを育んでいけたらいいなと思います。

2019.12.22 つくる大学講座「おとなの収納講座 年末大掃除で時短キッチンに大変身!の収納術」

おとなの収納講座

整理収納アドバイザー鈴木さん講師による「おとなの収納講座」が行われました。今回は、Uのキッチンシンク下・カウンタースペースを使って、整理収納を行っていく実演形式で行われました。私の役割は、Uのスタッフを代表して収納の悩みを先生に相談し、実際にアドバイスや解説を受けながら、これまであった物品を分別したり、収納していくという作業でした。
実際にやってみての感想は、分別作業では、出してみたら驚くほどの量の食器や調理器具が出てくる出てくる。つまり、本当に必要な物・使っている物はほんの一部ということですね。仕分けの判断基準や収納のポイントを教わりながら収納していくことで、みるみるキッチンスペースが整頓されていく様は、本当に気持ちが良かったです。
今後は、自分たちでもアップデートしながら、使いやすく整理収納されたキッチンを維持していきたいです。Uに遊びに来た際には、ぜひ変身したキッチンを見学してみてください。

2019.12.27 U常駐とレジデンス対応

レジデンス部屋

Uの常駐をしつつ、一日中バタバタと2階レジデンスに宿泊されるお客様のお迎えの準備をしていました。というのも、これまで使ってきた乾燥機が故障してしまったため、年末年始の対応も考え、この日はコインランドリーへ大量のリネン類を持って駆け込みました。その他、バスルームやトイレといった共有スペースの清掃を行います。また、この時期の遠野は寒さが厳しいので、お部屋の暖房はもちろんのこと、布団乾燥機でお布団をあたためてお客様をお待ちしました。チェックイン対応では、お客様との意外な共通点がわかり、話が盛り上がる一場面も。こういった宿泊してくださるお客様との出会いも、レジデンス運営の楽しみのひとつです。

記事:木内 真美子(Next Commons Lab 遠野事務局)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?