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親孝行とおばあちゃん孝行が出来た学園祭

5年前の6月、流通経済大学の新松戸キャンパスで開催された学園祭に行きました。

先着の整理券をゲットするために朝早くから新松戸に向かい列に並びました。想像以上の人数が並んでいて冷や冷やしましたが何とか無事整理券をゲット出来ました。

整理券もらってからライブまで時間が空いてしまった。でもこの日は学園祭とは別でもう1つ大切な予定を入れていました。


新松戸の近くに大好きな父方の祖母が入居している老人ホームがありました。数年前、祖母が老人ホームに入居して以来は家からの距離などもあって年に1、2回しか会えなくなりました。父は病院などの付き添いで月数回は行ってました。そんな父も週4、5落語を見に行ってるスケジュールを毎月組んでいる中ちゃんと祖母のサポートもしていました。

以前父から「もしライブとかで(祖母の最寄り)近くまで行くことあったら会いに行ってね。」と言われたことがありました。奇しくもこの学園祭は父の日でもありました。そんな日に父の願いを叶えられたことが凄く嬉しかったです。

キャンパスから老人ホームまで電車移動が伴っていたので祖母と会えたのは30分くらいでしたが、祖母が自分に気づいた時凄い笑顔になって嬉しかったです。唯一の女の子の孫ということもあって祖母は小さい頃からいっぱい可愛がってくださりました。可愛い洋服やキャラクターもののグッズなど数えきれないほど沢山頂きました。誰かさんの言葉を借りると溺れるくらい自分は祖母から沢山の愛をずっと受け取っていました。


コロナ禍がピークだった頃は面会の制限などもあり会えない時期もありました。面会の制限が緩和されてからはモンローズのライブスケジュールで土日の昼夜埋まってる日でも朝早くに両親と一緒に老人ホームに行ってから都内のライブ梯子したこともありました。

千葉の老人ホーム→ナルゲキ(新宿)→ユーロライブ(渋谷)というスケジュールでした。間に合うの怪しいと思ったプレミアムライブも奇跡的に間に合いました。

去年の年末、家族4人で祖母に会いに行きました。認知症は少し進んでいましたが元気でした。別れ際ロビーで5人の写真を撮って、ハグと握手をしました。また夏頃にも絶対会えると思っていました。


今年の5月入ってすぐ、父からLINEが来ました。祖母が入院先の病院で亡くなった。両親から話を聞くと年明けから体調が良くなく入院や手術もあったそうで。年末の元気な姿から全く想像出来ませんでした。

父方の祖父、母方の祖父母は大分前に亡くなっているので、自分にとって両方の祖父母がいなくなってしまいました。今月自分は誕生日を迎えたが、そうなっても不思議でない年齢に自分もなってしまったんだなと色々考えさせられました。もし自分が将来誰かと結婚しても祖父母にウェディングドレス姿を見せられなくなってしまいました。

日程の関係から祖母の葬儀は自分の誕生日の翌日に行われました。受け取った愛が大きかった分悲しみもありつつ、祖母にありったけの感謝の気持ちを沢山伝えました。

昨日葬儀会場のロビーで父とも話しました。学園祭の時老人ホームに寄った話について父は「おばあちゃん、あの時(ベレー)が会いに来てくれたの何年経ってもずっと喜んでいたよ。」と話していました。色んな偶然が重なってあの日親孝行とおばあちゃん孝行が出来てよかったです。少しでも受け取った愛を返せたかな。

おばあちゃんの孫で幸せでした。これからも見守ってくださると嬉しいです。ゆっくり休んでください。

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