力不足の日本語教師。
「力不足です」
前任校の退職時の挨拶で述べました。
職員みんなで意識を高めて学校を盛り上げたいと言う気持ちは空転。日本語学科開設にあたり一つの学科がなくなるという事で職場は冷え切っていました。特に他学科の女性教員。モチベーションは感じられず、只、給料を貰いに来るだけの仕事っぷり。教員室では息を潜めて無駄なコミュニケーションは取らない。そんな職場でした。
2020年春、日本語学科は開設されましたが、コロナ禍。留学生は9ヶ月遅れで入国。静かな幕開けでした。外国人留学生と接し方が分からない他学科の教員や偏見と差別がある校長。他の教員に日本語学科開設にあたり説明する仕事もありました。しかしながら冷え切った職場は変えられませんでした。
Twitterでは皆様のおかげで自己肯定感はMAXまで上がりましたが、リアルな仕事は退職の決断をしました。力不足でした。今となってはいい経験です。
自分自身、教務主任の立場は時期尚早だったのかもしれません。経験も浅く上長からは「主任像が違う」とまで言われました。退職から4ヶ月、先程もツイートしましたが、教育って学習者本人が(大切な何か)に気付く事から始まるんだという事。気付かなければ教師がどう頑張っても空回りになる。教師は学習者に「気付き」を与える存在。自分はそうありたいと思いました。さり気無く。
今、日本語教育能力検定試験の勉強をしています。最低限、取得しなければならない資格だと思います。これまで逃げ続けて昨年も受験せず。今年漸く向き合う気になりました。
春で44歳になります。
自分に出来る事って何だろう。思ったより沢山の事が出来るんじゃないかな。卑屈にならなくてもいい。資格取得は最低限!他、やさしい日本語認定講師の資格や心理カウンセラーの資格にも関心あります。自分のキャリア形成には最後の決断というか、前向きな姿勢で向き合っていきます。
今、力不足を認識出来て良かったと思っています。Twitterで知る先生方のお陰です。まだまだ未熟、力不足だからこれからも頑張っていこう。そう思います。ありがとう。
では。
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