ぐーぐー寝る
人と比べてよく寝る方だと自分で思う。
1日生活するのに必要な睡眠が人より多いのかとも考えたけれど、先の予定を決めているタイプではないが故に人より自由に眠れる時間が多いだけだと思う。
ただでさえ沢山寝ているのに、起きている間さえ寝ることについて考えているのは何だか変な気がしてきた。
寝ている間の自分のことなんて全く知らない。
いつも眠りにつくかつかないかの狭間から、気づけば朝に吹っ飛ばされている。いつ寝たかなんて覚えていない。
人は生涯の3分の1は寝ているとか言うけど、だったら自分の3分の1は知らない自分なのか。
自分にとって寝る起きるはスイッチじゃなくて、ボリュームのツマミみたいな感じ。
起きている状態から、じわりじわりと気づいたら寝ている。だから、電気をパチっと消して、さあ寝ようって言うのはあんまりしたことない。
真っ暗があんまり得意じゃないのもあると思う。
皆がどうなのかは知らないけど、お風呂で寝ちゃうみたいな感覚を日常的にベッドでよく感じる。あれは失神に近いって話を聞いたことがある。
そういうことだとすれば実は寝ることじゃなくて失神が好きなのかも。
なぜ寝ることについて書いてるのかっていうと、持病と関係しているからだ。
実は、というか別に隠してもないんだけれど、睡眠障害なのだ。
ナルコレプシーっていう病気で、日中眠くなっちゃう病気(同病でも症状は人それぞれ)。ぼーっと生きてると気づけば寝てしまっている。
加えて、厄介なことに完治しないらしい。
どうやらどっかの神経がおかしいみたいだけど、何でおかしいのかはわからない。何処が火事かは分かってるけど、何で火事になったか分からない。みたいな。
とりあえず薬があれば寝ずに済むんだけど、一生薬と生きていくのかぁとも思う。
病気のことが分かったのは18歳くらいの時。それまでは睡眠のことなんてあんまり考えてなかったな。
最近は親しい人と見た夢の話をするけど、実は寝ぼけている間に起きた現実の出来事かもしれないと思うときがある。
昨日見た全身生クリームで包まれるってやつは流石に夢だと思うけど。
以上眠れない夜に書いた、寝ることに関しての文章でした。