DOMINION MENAGERIE プレビュー5日目

ドミニオン新拡張 "MENAGERIE" のプレビューも最終日です。プレビューは最終日ですが、 DOMINION ONLINE では発表されたカードを週末まで遊ぶことができます。
長い前置きはなしにして、早速見ていきましょう!

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MASTERMIND

宮廷おじさん。
宮廷との最大の違いとして、宮廷は何を宮廷しても強いといえ、やはり宮廷したいカードというものがあって、まずはキャントリップや村鍛冶を打ってみて宮廷とそのカードが揃えられるか試す、といったことをしたりできるわけですが、このおじさんはターン開始時に宮廷するので、宮廷したいカードがあってもハンドに握れていなければ宮廷できません。
宮廷よりコストが安いのでデメリットがあるのは当然ですが、単純劣化ではありません。例えば、宮廷コンボを組んでも初手が宮廷1枚鍛冶屋1枚と引いてしまえば、宮廷鍛冶屋と打って買えるものを買って終わるしかありませんが、宮廷おじさんはアクションを使わないため、初手が鍛冶屋1枚でも、鍛冶屋を3回使って更にアクションを使うことができます。(まぁそのアクション権っておじさんを持続させるときに払っている分なんですけど)
また宮廷は、宮廷2枚目を買われると宮廷宮廷の小宇宙に恐れることになりますが、宮廷おじさんは宮廷おじさんを使った次の初手で宮廷おじさんを握れていなければそもそも宮廷宮廷コンボが始まらず、また宮廷宮廷し続けている間、全ての宮廷おじさんが持続するため、小宇宙を維持しようと思うと宮廷おじさんの供給が必要になります。
サプライによっては宮廷と同様に使うこともあると思いますが、基本的には宮廷の感覚ではなく、「宮廷は何を宮廷しても強い」という感覚で使うカードになるのではないかと思います。
ところで、ここまでに宮廷と30回以上言ってゲシュタルト崩壊してきたのでそろそろ次のカードを見ることにしましょう。

BLACK CAT

今回発表された MENAGERIE 2つの小テーマの1つ「リアクション」のカードです。 MENAGERIE には5枚ものリアクション・カードが入っているそうで、ほとんどの拡張にはリアクションが0~1枚しか入っていないことを考えると、これは相当多い枚数です。その内4つは、 SHEEPDOG やこのカードのように、通常のタイミング以外にプレイできるものとのこと。
さて、このカードのリアクション効果はというと、他のプレイヤーが勝利点を獲得したのにリアクションしてプレイできます。そして、それが自分のターンでなければ、呪いを撒きます。勿論、アクションを使わないリアクションなので、複数あれば何枚も撒けます。呪い版狂信者ですね。
呪い版狂信者と書くといかにも無視できない狂ったカードに見えますが、リアクションとして使えなければただのターミナル2ドローに過ぎません。属州を買った相手にリアクションで何枚も呪いを送りつけても、一方で自分のデッキはターミナル2ドローまみれで勝利点が買えないのでは本末転倒でしょう。
結局、失われた技術があったり村人トークンが集められるような、ターミナル2ドローが邪魔にならない場でなければ、あまり取りたくないカードというところに落ち着くのではないでしょうか。
ちなみに、リアクションは「他のプレイヤーが勝利点を獲得したとき」なので、自分のターンに大使や使者で勝利点を撒いたときにもリアクションすることはできますが、呪いを撒く効果はプレイ時の効果で「あなたのターンでなければ」なので、上記の方法と合わせて能動的に呪いを撒くといったことも(基本的には)できません。勘違いしないよう気をつけましょう。

WAYFARER

MENAGERIE もう1つの小テーマ「奇妙なコスト」のカードです。購入時にアクションを廃棄する代替コストを持っていた ANIMAL FAIR と合わせて、全部で4種類あるとのこと。
WAYFARER は、カード自体はただの鍛冶屋ですが、「このターン、最後に獲得されたカードと同じコストになる」という常在効果を持っています。
工房で銀貨を獲得すれば、3コストになります。元のコストから下がるだけではなく、属州を獲得すれば、8コストにもなります。負債やポーションコストにもなります。カードを獲得したプレイヤーが自分である必要はありません。魔女で他のプレイヤーが呪いを獲得したなら、このカードは0コストになります。
また、オンラインで確認した限り、「最後に獲得されたカードと同じコストになる」という効果が、他のコストに干渉する効果より優先されるようです。カードを獲得した後に石切場を出しても、コストは下がりませんでしたし、渡し船で-2コストトークンを置いておいても、同じコストから更に2下がったりはしませんでした。
ルール的な問題はこれからいろいろ浮かんできそうですが、とりあえず元のコストが6コストなので、踏み倒して獲得して改築で属州にしろ、とそういうことでしょう。ちなみに、改築前に何かを獲得してしまうと、このカードのコストは6でなくなってしまうので注意が必要です。

さて、これにて MENAGERIE のプレビューは終わり、発表されたカードを眺めて未発表のカードに思いを馳せたりしながら、拡張の発売を楽しみに待つばかり……と思いきや、なんと今回は、 MENAGERIE 発売まで毎日1枚ずつを更に公開していくとのこと。なんてことだ!(嬉しい悲鳴)
これ以降のカードは ONLINE ですぐに実装されるというわけではないので、実際に触ってみてというわけにはいきませんが、カードを見ての雑感記事は続けたいと思います。

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