バトルグラウンド新種族「ナーガ」雑感

2022/5/11 リリース予定の 23.2 パッチにて、新種族「ナーガ」の追加を含む大型アップデートが発表された。
本当は発表された新カードについて全ての雑感を記録しておきたいところなのだが、今回は特にインパクトの強いものに限って、簡単に印象を書き記しておきたいと思う。

ウミウシ騎士

グレード2 ナーガ
5/2
1ターン1回:自分が呪文を使った後、体力+2を獲得する。

呪文1回使うだけで、5/4でグレード3の標準スタッツ。勿論、そこから更に毎ターンタフネスが増え続けるわけで、頭5はやりすぎ。ナーフ候補だと思う。

ナーガ幼兵

グレード1 ナーガ
1/3
呪文錬成:ミニオン1体に次のターンまで攻撃力+2を付与する。

グレード1で3/3。グレード2で3/3のミニオン達が泣く。

ストームスケイルのセイレーン

グレード3 ナーガ
5/4
自分のターン終了時、自分の呪文錬成ミニオン全ては自身の呪文を自身に使用する。

個人的にはナーフ候補くらいのパワーはあると感じるんだけどどうだろう。ナーガ編成は、呪文錬成するミニオンと、呪文シナジーを持つシステムミニオンに分かれていて、両方が必要になる(と思われる)ため、意外とこいつを置いておく枠はなかったりするかも知れない。

Corrupted Myrmidon

グレード5 ナーガ
2/2
Start of Combat: Double this minion's stas.

今回のなんか一番強さを想像できない枠。素で置くと4/4バニラと、グレード3相当のスタッツでしかないので、あの手この手でバフすることになるが、それが2倍になれば、グレード5相応のパワーになってくれるものなのか、正直よく分からない。とりあえずファーストインプレッションとしては、弱そうだと思っている。

Lava Lurker

グレード2 ナーガ
2/5
The first Spellcraft spell cast on this each turn is permanent.

効果もおかしいことが書いてあるのに、当然のように標準スタッツ。あたおか。壊れ。ナーフ不可避。

Mantid Queen

グレード6
5/5
Poisonous, Start of Combat: For each of your minion types gain +5/+5, Windfury, Divine Shield, or Taunt.

ついに登録抹消されるアマルガドンの代わりと言うべきミニオン。これ種族ごとに書かれている順に獲得してくれるわけじゃなくて、ランダムという認識でいいんだよな……うーん……個人的には、自分の Mantid Queen には一度も聖なる盾がつかないのに相手の Mantid Queen には毎回聖なる盾がついてる!みたいなストレス要因になりそうなのが、印象悪いかな……。
どうせなら石肌のバジリスクのような聖なる盾!猛毒!くらいの乱数に振り回されすぎないものに来て欲しかった気がする。

石肌のバジリスクというのは、こいつ。あくまで聖盾猛毒だけのフレンチバニラの例として挙げただけなので、獣シナジーガーとかいう話はなしで。

悪夢の融合体

グレード3 全て
3/4
これは全てのミニオンの種族を持つ。

「2種類の人気ミニオンが復帰します」とアナウンスされていた内の1枚。かつては絶対に復帰が許されないミニオンと言われていたこともあったが、そもそも昔強かった理由の中でも大きかったものの1つが、標準スタッツあるためとりあえず取って損がなかったことであり、今日日スキャブスなどでキュレーターから融合体を盗ることが(※バディを考慮しなければ)さほど強い動きではないことを踏まえれば、グレード3となり標準スタッツより1回り小さい立ち位置となってしまったこいつは、むしろあまり酒場に並んで欲しくない寄りの評価になるのではないかと思う。
だいたいメカやってるときでもマジウザ・オ・モジュールが引けないことにイライラしがちなのに、自分の融合体はまだセブリが毒を付けるのに手こずっているのに、なんか対戦相手の軍団には早々にエセ完全体アマルが並んでいる、みたいなストレスの原因になりそうなのも良くない。

Leeroy the Reckless

グレード5
6/2
Deathrattle: Destroy the minion that killed this.

登録抹消される横死の胞子の代わりというべきミニオン。相手のミニオンに聖なる盾がついていようとトレードできるようになったが、自分で使う分には、猛毒編成でお馴染みのインコ献身と、リロイに聖なる盾がついても意味がない、断末魔を持っていると、二重の点で相性が悪くなっている。
猛毒ミニオンを似て非なる存在に置き換えたことが環境に良い影響を与えるかどうかは私にはまだ予想もつかないが、これは今回のベスト・デザイン賞と言ってもいいカードデザインだと思う。

グッバイバッディ、フォーエバーバッディ

次の大型アップデート、新種族「ナーガ」追加も大きな変化だが、同時に短いながらお世話になった「バディ」が削除されるのは、何ならより大きな変化と言えるだろう。
バディシステムの問題点として挙げられることの多い要素はおおむね私も同意できるところであり、おそらくはそれらが原因で今回削除と相成ったのだとは思うが、約1年前のリニューアル以降、不満が積み重なるばかりだった環境を、面白いものに変えてくれたのがバディであり、私はバディシステムに感謝しているし、バトルグラウンドからいなくなることを寂しく思っている。
サンキューバッディ。また会……いたいかどうかは諸説。問題点があったのは事実なので。

さあ、新環境はもう目の前だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?