【中小企業診断士】令和6年二次試験振り返り
こんにちは、nb44です。
先週、中小企業診断士二次試験を受験しましたので、記憶が新しいうちに振り返りたいと思います。
1.使用した教材
二次試験対策に使用した教材は下記のとおりです。
・まとめシート流!ゼロから始める二次対策
・まとめシート流!開放実況(事例1〜3)
・ふぞろいな合格答案17
・ふぞろいな答案分析5・6・7・10年データブック
・30日完成!事例4 合格突破事例問題集
・2次試験合格者の頭の中にあった全知識
・事例4の全知識&全ノウハウ
・解き方の黄金手順
私はKindle Unlimitedユーザーで、一次試験が終わった夜に「まとめシート流!ゼロから始める二次対策」をDLして読み始めました。翌日の自己採点で一次試験合格が確実と分かり、「ふぞろいな合格答案17」と「30日完成!事例4 合格突破事例問題集」を購入しました。その後、過去のふぞろいシリーズをメルカリで探し、必要な教材を揃えていきました。
2.テキストごとの勉強方法
(1)まとめシート流!ゼロから始める二次対策
勉強の進め方が分からなかったため、まずこの本を読み、時間配分やマーカーの使い方、フレームワークなどを学びました。
(2)30日完成!事例4 合格突破事例問題集
8月6日より勉強開始し、8月中に2回転+できなかった問題をできるまで、というスケジュールを立てて勉強を開始しました。
(3)事例4の全知識&全ノウハウ
9月からはこちらに切り替え、こちらも9月中にAランクを2周し、10月にB・CランクとAランクでできなかった問題を回すようにスケジュールと立てて勉強しました。
(4)ふぞろいシリーズ
直近の令和5年分は二次試験直前に解きたかったので「ふぞろいな合格答案17」は取っておいて、その次に入手できた「ふぞろいな答案分析10年データブック」を平成28年から遡るように解いていきました。
ちなみにふぞろいな答案分析7(最新版)は本屋で入手できたのですが、5と6は売っていなく、メルカリで定価超えの価格だったので購入を見送っていたのですが、9月に入って楽天ブックスに入荷したので無事購入することができました。
結果的に、令和5年〜平成28年までを2回、平成27年〜平成20年までを1回解いたので、計72事例解きました。
(5)まとめシート流!開放実況(事例1〜3)
こちらは、ふぞろいで過去問を解いた後、野網先生がどのような手順で解いたかを見て、参考にしていました。
(6)2次試験合格者の頭の中にあった全知識
こちらは答案作成のための知識整理用に購入したのですが、本だと持ち歩きに不便なので、ほとんど使いませんでした。
(7)解き方の黄金手順
当初、「まとめシート流!ゼロから始める二次対策」にある方法で答案作成していたのですが、自分では見落としが多いのと時間不足になってしまい、YouTubeで 見かけたこちらの本を購入してみました。ただ、結果として改善できなく、1回読んだだけで、ほとんど使いませんでした。
3.模試
TACの模試を自宅で受けましたが、提出期限が9月1日なので、二次試験のことを理解できないまま受けた感じでした。
結果が見れなくなっているので点数等が分からないのですが、順番的に全体の真ん中位で、事例1が40点届かなかった記憶があります。
時期的にあまり参考にならないと思い、復習せずにやりっ放しにしてしまいました。
4.勉強時間
8月6日〜10月26日の勉強時間を集計すると291時間で、1週間平均で25
時間弱です。
勉強の回し方は、朝に財務・会計、夜に過去問1事例、というのをルーチンにし、通勤時間はほとんど情報収集の時間に当てていました。
5.二次試験を受けてみて
受験会場は早稲田大学の戸山キャンパスでした。
私は長机の左側だったのですが、自分は左手で計算機を使うので置き場に苦労したことと、後ろの席との間隔も狭いため、姿勢的にもきつかったです。
普段の勉強の際も、小さいスペースでの取り回しになれておいたほうがよいかもしれません。
あと、問題用紙から表紙をメモ用紙として切り離す際、なかなかスムーズにいかず焦りました。
一次試験や模試の問題用紙を使って練習してみるとよいと思います。
受けてみた感想ですが、やはり時間が足りなかったです。
過去問を解いている時からこの課題感は持っていて、85〜90分かければふぞろいで60点位の答案は書けていたのですが、80分で書くとなるとどこかショートカットする必要があり、本番でも設問が5問の場合は解答メモを作成できたのは3問目の途中くらいまでで、残り2問はマーカーは引いているものの全然整理できず、ずれた解答になってしまったという感じでした。
あと、事例4は計算の解き方は分かっているものの、最後にでた数字を見て「えっ?」と違和感を感じました。電卓への入力ミスや転記ミスが考えら、もう一度計算するべきだったのかもしれませんが、事例1〜3の手応えが全然なかったため、挽回するために再計算はせず、NPVに着手することにしました。NPVもきちんと解けたわけではないので、この判断が正しかったのかはまだ分かりません。
こんな感じで、二次試験が終了しました。
6.また二次試験を受けるとしたら
結果がでるのはまだ先ですが、また受ける可能性は高いと思うので、今思っている反省点を整理しておこうと思います。
(1)数をこなすよりも、復習を丁寧にやること
数をこなせば何かが見えてくるだろうと思い、平成20年まで遡りました。
確かに出題パターンがあるように思えましたが、答案作成の道筋ができたかというと、出来ていなかったと思います。
そうであれば、直近7年位に絞って、いろんな人の解説動画などをじっくり聞いたほうがよかったのではと思っています。
(2)事例1〜3について、80分で確実に60点取れる方法を確立させる
5で書いたとおり、80分で60点を取れる実感がないまま、二次試験を受けることになりました。まとめシートや黄金手順を参考にして時間内に答案を作成できている人は確実にいると思うので、いずれかの手法を忠実にマスターしたらよかったと思っています。
(3)事例4は途中から過去問にシフト
事例4の過去問は何度か解きましたが、勉強の中心は最後まで教材を使用しました。教材だと設問が短いので必要な数字を拾いやすいですが、過去問でミスするのはこの数字の整理なのではというのが今の仮説です。
(4)自分の答案をみてもらう機会をつくる
合格者が「やってよかったこと」としてよく挙げているのを見かけましたが、自分は過去問を解く時間を優先してやりませんでした。(1)のように数より質に重点を置いて、答案を見てもらう機会を作れたらと思っています。
7.最後に
中小企業診断士の勉強を始めてこの半年間、我慢していたことがたくさんあるので、11月は中小企業診断士の勉強から離れてやりたかったことをやり、12月から細々と財務・会計だけは勉強を再開しようかと思っています。
中小企業診断士試験以外についても、このnoteで発信して行きたいと思いますので、読んでいただけたら幸いです。