生涯役に立つ、勉強法の基礎

はじめに

これは、僕が受験期に習得した、勉強法を記したnoteです。
最近、知り合いが資格試験に挑戦し始めました。しかし、彼女は勉強法についてあまり知らないようです、そんな彼女にサクッと読めて、勉強効率がグッと上がる。そんなものを届けたいと思ったので、書いてみます。

書いてある内容は、勉強法の基礎についてです。ぜひ、これから資格試験や受験などの勉強をする方は、実践してみてください。きっと、成長速度が上がるはずです。もう習得済みの方は、復習に使ってみてください。

目録

  • 序章  僕が高校受験に逆転合格した話

  • 第一章 ラバーダッキングとラーニングピラミッド

  • 第二章 エビングハウスの忘却曲線

  • 第三章 5秒でやる。やる気に惑われるな。

  • 第四章 隙間時間が勉強時間だ。

  • 第五章 自分を褒めて、楽しくなれ。

  • 第六章 君なら『絶対できる』


序章

僕は勉強なんて大嫌いだった。小さい頃は、なんでこんなに意味のないことをみんな何時間もやれるんだろうと思っていた。夏休みの宿題は最後まで残すタイプだったし、なんなら提出すらしていなかった。

そんな僕が勉強を始めて楽しいと思ったのは、高校受験の時だった。
中学3年生になった頃、僕は偏差値45くらい。落ちこぼれの学生だった。しかし、夢があった。お金を稼ぎたかったのだ。そして、お金を稼ぐには、勉強をして、少しでも学歴を上げるのがいいと思ったのだ。

そして中学3年生の6月ごろ、僕は、真剣に勉強を始める。それまでは、勉強なんてチンプンカンプンだったが、書籍やYouTubeで勉強法について学び、参考書を常に持ち歩くようになり、塾の猛烈な夏期講習をこなし、秋になり、受けた模試では、偏差値60まで達していた。その後見事、受験に勝利したのだ。

彼はなぜここまでのスピードで成長できたのか。
その勉強法を紹介する。


第一章 ラバーダッキングとラーニングピラミッド

ラバーダックとはアヒルに話しかけながら勉強する方法だ。プログラマーの世界では、よくデバックのために行われる。

分かっていたつもりでもいざ説明すると、わかってない部分が明確になったりする。そこが受験勉強では弱点になる。うまく説明できていない部分をなくすために自分で再言語化するのだ。

再言語化する時にも、注意点がある。小学生ぐらいの子供に優しく説明するように唱えるといい。ラーニングピラミッドというものがある。人は他人に教える時に一番定着するのだ。それも、小さな子供に教えるようにすると、自分にとっても分かりやすい言葉になり、理解しやすくなる。

勉強の流れはこうだ。

1.参考書を読む。
2.参考書を見ずに唱える。
3.唱えられなかったら教科書を見る。
4.見ずに唱える。
の繰り返し

唱える時は小さな子供に優しく教えるように。ただし、テストで失点しないように、重要な点は抑える。例えば、2つの似たような単語があるけど、こことここの違いを分かっていれば大丈夫など。

そして、この方法はだらだらやってても非効率だ。時間を決めてやろう。時間内に、唱えることができなかった単語は、ノートにでもまとめておこう。そのページは、引きちぎって持ち歩き、ポケットに入れておこう。暇があったら取り出して唱えるんだ。そうやっていくうちに定着する。

第二章 エビングハウスの忘却曲線

記憶する学習の方法には、脳がどうやって物事を忘れていくのかを学ぶのが早い。有名な理論として、忘却曲線がある。

写真資料のように、人は記憶を忘れていくが、2日後、1週間後、1か月に復習することで効率的に定着させることができる。


当日の勉強
→2日後、同じ場所の同じことをやる。
→1週間後、同じ場所の同じことをやる。

だから、実際には1日の間に、
①今日の新しい勉強範囲と、
②2日前の勉強範囲の復習と、
③1週間前の勉強範囲の復習
をやることになる。

この3つを、1日の間にこなせる勉強範囲を決める。例えば1日1ページとか決めて、やる。勉強した範囲には日付をつけると管理しやすい。

第三章 5秒でやる。やる気に惑わされるな。

勉強をする時、めんどくさいとかもうちょっとだけ遊ぼうとかみんなも思ったことがあるだろう。それは脳の『非常ブレーキ』機能が働いているからだ。脳は『自動運転』と『非常ブレーキ』の機能を持ち合わせている。

『非常ブレーキ』とは、いつもと違うことをする時に拒否したがる力のことを指す。ダイエットのためにジョギングを始めようとした際には、『これから雨が降りそうだからやめようかな・・・?』や『なんか体調が悪い気がするから今日はやめようかな・・・?』などとやらなくてもいい理由を探し始める。

『自動運転』の機能は作業興奮とも呼ばれ、何か作業を始めるとモチベーションが高まり、ドーパミンの分泌によって作業興奮状態になり、脳が『作業を続けるように』と信号を出してくるようになっている。


つまり、いかに早く勉強し始めるかが大事なのだ。
そこで出てくるのがメル・ロビンスの『5秒ルール』だ。脳は1・2・3・4・5と数える間に行動に移すと、言い訳を考えることができないため、楽に行動を始めることができる。

ただし、三つある注意点がある。

一つ目『勉強し始めるまでのステップを超簡単なものに分ける。』
『ベットから飛び起きるだけ』や『机に向かって座るだけ』、次の5秒で『教科書を読み始める』など超簡単にできるステップに分け、段階的にクリアしていくことで行動することができる。逆に難しすぎるとめんどくさいという気持ちが大きくなってしまう。

二つ目『なんでもいいから楽しいことを考える。』
気分が落ち込んでいること時は、5秒数えても動けない時がある。そんな時でも勉強し始めるには、とにかく楽しいことを考えることだ。最近楽しかったこと、遊びの予定、受かった時の自分など。なんでもいい。そうすることで行動できるようになる。

三つ目『できたら自分を褒める』
この5秒ルールは習慣化することによって、最大限効果を発揮できる。そのためには、5秒数えて勉強し始めることに対して、気持ちよくなるのが一番だ。すぐに勉強することで、自分の自己肯定感が上がる。それをブーストするために自分を褒めてあげよう。『よくやったぞ俺。頑張った!』そうすることで楽しくなってくる。



明日へ続く

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