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ごみ清掃員さんへの手紙

9月から、これまでお世話になった各所に宛てて、お礼の手紙を書き続けている。
ごみ清掃人兼お笑い芸人であるマシンガンズ滝沢さんの、講演記事やSNSを読んだことで、ごみを収集に出す際、袋の外側にメモを貼って出すようになった。

何かの裏紙に「ありがとうございます!」と太ペンで書いて、ガムテープで貼り付けるだけなのだが、筆ペンを持っていたことを思い出し、もっと凝ったことをしたくなった。

本日は仕事がお休みだったので、8枚ほど描いたが、このようなものになった。

テーマは「紙幣」

どうして壱萬円と書いてあるのか、不思議に思われた方もいらっしゃると思う。
私は現在、経済状態を良くするために、家計簿をつけるとか、同じ状況を克服した人の話から聞いたことを実践するとか、色々取り組んでいる。

その一環として今日思いついたのが、
「お札(おさつ=おふだ)を自分で作って沢山手放したら、宇宙が、私はお金を使ったんだなあ~と勘違いしてくれないだろうか」ということだ。突拍子もないアイディアではある。

最初は「私はこれだけ色んな人に宛てたお礼の手紙を書いているんだから、紙をたくさん使ったことになって、つまりは紙幣を使ったように宇宙が錯覚して、決まっていた運命での浪費とか、不幸に出て行ってしまうお金の代わりになるかなあ」という思いだった。

紙幣といえば数字が入ってること!と、2023.11を書いたけれど、
もっと雰囲気が欲しくて「壱萬円」も足した

経済状態を良くする活動の一環として、先々月頃に、東京都にある紙幣博物館へ足を踏み入れた。そのときに、色々な種類の紙幣をハンコで押せるコーナーがあって、ポンポン押して帰ったのだが、デザインが楽しいので部屋に飾って眺めていたのだった。

宇宙が紙幣として認めてくれるくらいに描こうと思ったら、
「線が多い」
「厳めしい漢字がある」
「金額が書いてある」
「アラビア数字が書いてある」
「点描もある」
「外枠が囲われている」
「透かし彫りがある」
「顔が描いてある」というところに思い至った。

神社でもらった御札の袋を切って使ってるので、
裏面には神社のマークがある。
星は透かし彫りとして自分で描いた。
袋に貼るのはガムテープではなく、手紙を損なわないよう、剥がしやすい素材で作られた、両面テープにした。

「壱萬円」と書いたけれど、この手紙を週に2回出したとしても、週に2万円使ったと宇宙が勘違いしてくれる計算になる。
そんなペースで誰かに紙幣っぽいお手紙を出すとしたら、ごみ袋の清掃員さんに宛てるのがいいと思った。
「いつもありがとうございます」だけで良いので文面も少ないし、ごみ集積所に置いておくため切手を貼らなくて済み、お金もかからないし、毎回書いてあるのを見て、清掃員さんもきっと喜んでくれるに違いない。

「幸あれ」は、私が応援している、
おりられおじさんこと、
くまひげさんお気に入りの言葉である。

「ごみの回収して頂き」と書こうかと思ったが、ゆくゆくは、ごみはどんどんリサイクルできる範囲が増えていき、ごみじゃなくなるのではと考えているので、ごみという言葉はやめた。

試しに貼ってみた。
資源として回収されるプラスティックごみの袋だ。

昨日、ゲン担ぎとして、出世するとか運が良くなると言われている、とあるお店に行った。
そこで、ユニークな紙幣デザインが印刷された紙をもらったのだった。
しばらく前に博物館でもらった日本の紙幣デザインは、大好きな方々に、運気アップしてほしくって差し上げたのですが、その代わりみたいに、この紙が部屋に来て嬉しかった。

神棚に置いて眺めていたけれど、私は紙幣が大好きだから、やっぱり一度は描いてみたいという気持ちも出てきて、それもあって今回、これらを描いたんだと思う。

ごみ清掃員の皆様、私の人生をずっと助けてくれて、本当にありがとうございます。私が生まれたての頃は、おむつごみも回収してくれたはずですよね。

ここまで読んでくれた皆様、ありがとうございます。
お礼に、皆様が次に出すごみ袋の口の周りを、緑色でぷくっと膨らんだ妖精が、のわーのわーと言いながら翼で飛ぶおまじないをかけます。

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