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厄除けの祈願を、新人の神主さんにしてもらいました

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

私は近所の稲荷神社にて、厄除けの御祈願をしてもらいました。
大晦日に予約し、元旦の午前11時から祈祷でしたので、もしかしたら私が今年最初の人だったかもしれない。

そもそも元旦に祈祷してもらえるという発想がなく、忙しいだろうからその時期を外す方が良いだろうと思っていました。

大晦日に、別件で問い合わせたら、
「あ、今年厄除けもご希望なんですね。もう予約お取りしましょうか?」
と言われ、
「お正月の三が日はどうですか?」と提案され驚きました。

めでたい感じがしたので、元旦にやって頂きました。

電話の声がたいへん腰の低く明るい丁寧な口調の、40歳くらいの方でした。
神主さんはもっと素朴な感じのお年寄りだし、お電話口が、会社の営業さんみたいにすごく明るく、確認で何度も保留にするので、もしかして町内会の人とかが、大晦日で代わりに電話へ出たのかな?と思っていました。

元旦に分かったのが、私が知っている神主さんの息子さんだったということです。出迎えて下さったときに伺った内容だと、少なくとも当神社では新人でいらっしゃるとのことでした。

神主さん「お札の、お名前の筆文字が、練習したんですが、このような感じで、、、すみません、これでよろしいでしょうか?お名前の漢字は間違いありませんか?」

と聞かれ、(なんだ、上手ですよー)と思いながら、

私「いや~私も初穂料(御祈祷のときに払うお金)の封筒に書いた筆文字、これでいいかなあって思いながら来たので、神主さんも同じなんですね!」

とお喋りして帰ったんですが、今自分の部屋におりまして、神棚を見上げてみると、確かにヘナヘナしている!

正確には、名前は上手なんですが、先に書いたと思われる「厄除祈願」の字が、おそらくはご緊張があってか、すっごくヘナヘナしています!

私はこれからの1年、毎日、神棚を拝むときに神主さんのことも頭に浮かぶはずです。横に置いた、明治神宮のかっちりした筆文字と、目が比べてしまいますから。緊張してた神主さん、元気してますかねえ~と。
この方、愛され力がある!

そして、賽銭箱の横を回って、拝殿の中に入りました。

ここで、実は私が、シェアハウスの廊下に白い小型犬か猫の霊体が、入れ替わり立ち代わり、めっちゃ走っているところを何度も目撃していると伝えました。
こちらの稲荷神社に奉納されている、一対の、現代美術作品の狐ちゃん達を初めて見たとき、
(犬や猫ではなくて、きみらが来てくれていたのかあ~)と思ったことも。

すると神主さんは、控えめな声量で、「こわ~い」と即答されました。
こわ~いって、アンタ!

又、後から入居してきた方が、私の誕生日に作って下さったキーホルダーがあります。
何とそこに、キツネのお面が小さ~く付いているのです。
ひらめいて付けたとのことでしたが、絶対に、こちらのお稲荷さんのご加護に違いないと私は思っています。

そのキーホルダーを出して説明したところ、
「え、お上手~」と興味津々で、勺(しゃく)を両手で持ったまま背中をかがめてじっと見つめ、大喜びされていました。

神主さん「悪い物じゃないようなので、、、それでは始めさせて頂きます」
と御祈禱が始まりました。

私の椅子の前に置いてある、ガラスのはまった棚に、初詣に来た地域民たちの姿がどんどん反射して見えます。

今そこにいる住民の方々の祈りは、一直線に、私の体を通して、次に神主さんを通して、神様へ届くのだなあと思いました。
その逆として、神様のエネルギーが、神主さん、私を通って、住民たちに届くこともあるだろうと思いました。
ですから、この厄除の間、自分は媒介役なのだと思い、色々なことを祈りました。

「世界中に幸せと愛がどんどん増えますように」
「今住んでいるシェアハウスの住人や関係者、近所の人にも、そうでありますように」
「神様、おかげ様で楽しく暮らしておりまして、ありがとうございます」
「この神社を持続させてきて下さった皆様も、ありがとうございます」
等と浮かんでは消え、浮かんでは消え、

初詣に来た人が、後ろで、
「何で部屋の中にいるんだろうねぇ」と言っているのも聞こえました(笑)
小さな子供連れだったようなので、子供との会話なのかもしれません。

いや、私も、祈祷を受けるとき神様の正面に座るものだと思ってなかったよ!
だから、分かるよその気持ち!と思いながら背中で聞きました(笑)

私は昨年のご祈祷のときに、本当に心身が弱っていました。
そのことを私は何も言いませんでしたが、当時の老齢の神主さんが、
「どんと落ち着いていれば、何事も大丈夫ですからね」
と声かけしてくれたことを支えに、1年やってきました。

もしかして、この、新しい神主さんも、お父様である当時の神主さんから、同じことを言われているかもしれないですよね。
助け合って進んで行けるくらいには、私も、落ち着いてきたかもしれませんね。

読んで頂き、ありがとうございます。
最後まで読んで頂いた皆様が、次に赤いきつねうどんを食べるとき、トレイのへりに、親指くらいの狐さんが3匹乗っかって、「およおよおよ」と言うおまじないをかけます。

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