パペットとのお話「耳鼻科」
皆様、こんにちは。
昨夜はのどが痛くてあまり眠れず、職場に到着しても体調が妙なので、そのまま病院に行きましたところコロナ陽性でございました。
帰宅してからドーンと、発熱感のある気怠さで先ほどまで寝込んでおりました。
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さて、しんどいついでにヒマでございますので、昨日ご提案させて頂いた「パペットカウンセリング百ものがたり」と題した、パペットが登場するお話を私も作ってみたいと思います。
とりとめのない会話をする力がつくのが、パペットが身近にいる良いところだと思います。
登場人物
私
コロナ陽性
ミファ
題:耳鼻科
ミファ「れいなちゃん、あんた、しっかり熱っぽい顔してるねー」
私「そうだねえ・・・」
ミファ「どうしたの」
私「いや、さっき病院に電話してみたのよ。
発症後に出社して良い基準について、時間をかけて考えても、先生の説明でよく分からなかったところがあったからね。
そしたら、医師と私の認識が食い違ってたの。
『一週間前からのどの調子は悪かった。
でも昨日急激に悪くなったから病院に来ました』
と伝えてたのが、カルテには、
『ひどくなったのが一週間前です』と書いてあるらしいのね」
ミファ「ふーん」
私「そしたら先生は、
『違いますよ。あなた、診察室でカルテ通りに言いましたよね?
検査前の申告内容は法律で変えられないから、後からどうこう言わないでくださいね』と言うもので、びっくりした」
ミーファ「あーあ」
病院の異変
私「思えばこの病院に行ったのが2回目だったけど、今日は、診察室で先生の口調が乱暴になっていてびっくりしたんだ。
自分が、誰かほかの人からそんな風に話されたのがいつだったか思い出せないくらい横柄だった。こちらの話はどんどん遮られるし。
初回は、すごく丁寧に分かりやすい説明をそつなく行う、良い先生だなと思って、その場でめちゃめちゃ感謝を伝えたのよ。
だから、別人みたいで驚いた。
よっぽど何か忙しくって慢性的に疲労があって機嫌が悪いとか、不運なことがあったとかなのかなあと思ったの。急いでる感じだったし。
電話で時間かけて聞いたら、ちゃんと前回と同じ、落ち着いて聞いてくれるような、話ができる感じになった」
ミファ「他にも気づいたことあったんじゃないの」
私「看護師さんとか、受付の方々も、何か、機嫌悪そうだった・・・。
あと、私は会社から直行して、診察券をもってなかったんだけど、『診察券忘れ2回目は有料で強制的に再発行します』という貼り紙が出来ていてね。
わざわざ受付にそれだけで呼び出されて、
『次回は再発行ですからね』と読み上げされて、受付の方がこちらを強く見ながら言われて、すごく機嫌が悪そうだし居づらかった」
ミファ「病院全体でそうなんだねえ、一体何があったんだろうねえ」
私「うん・・・今回、全然患者さんがいなかったけど、人気が落ちているのかなあ。
それで、皆いらだっていたのかなあ」
ミファ「たぶん、そうだろうねえ・・・」
私にできること
私「年明けに行った時は、もっと全体的に優しくて感じのいい病院だったんだよ」
ミファ「れいなちゃん、何かそういう問題に対して得意なアプローチあったよね」
私「あー・・・お礼の手紙を出しまくるということ?」
ミファ「そう!」
私「今回はちょっと引っ掛かりがあって、傷ついたというか、悲しい気持ちにもなったから、面倒だな・・・」
ミファ「それを超えていけるのがお礼の手紙じゃないの。いつも実感してきたでしょ?」
私「確かに、耳鼻科って普段から行くところじゃないから、治った患者さんの姿を見ることもないし、そうすると患者の感謝を目にすることがないだろうねえ。
いつもインフルエンザとかコロナ疑いのときは、近所の馴染みの内科に行くしね。そっちでは、お礼の手紙を渡したことあるなあ。すっごい喜ばれた」
ミファ「そうだよその意気だよ」
私「お礼の手紙をほうぼうに沢山出している私だけれど、子供の頃通っていた耳鼻科には出したことがないんだよね。
病院に行くのをやめたら、いつの間にか治っていたという印象なの。
治療で改善が全然実感できず、苦しすぎて、病院のおかげだと思えなかった。
成長にしたがって治ったという例かな、自分の食事療法が良かったのかな、そんな風に思っていた。
でも本当は、先生たちがやってくれたことだって、積み重なって影響していたはずだよね・・・」
ミファ「うんうん、れいなちゃんが今回耳鼻科に行ったのは、それを考えるためだったかもしれないね。
予約制じゃないし、ほぼ患者さんがいなかったとはいえ、駆け込みで診察してくれる先生たちって本当にありがたいよねえ」
私「本当にそうだねえ・・・今から書こうかな」
ミファ「今はとりあえず、このお話を終わりにするとこまで集中してっ!」
私「そうだねえ・・・それとさあ、私、今職場が激忙しいわけよ。
もう、詳細は書けないけど、世間の話題をかっさらってる有名な一件に関しての窓口だから、もうワチャワチャなのね。
それを辛いと思ってたけれど、そういう自分を助けてくれる耳鼻科があってこそ働けてるわけよ。
お礼の手紙、前回、のどの痛みが治ったときに出せば良かったなあ。
結局、前回の繁忙期が終わってまとまった休みを取るまでは、のどの使い過ぎで治らなかったから、病院の薬も飲み切ってしばらく経ってたし、何となく『ありがとう』っていう気持ちを無視しちゃってたのね。
本当ならのどを使わない方がいいって医師が言ってくれてたのに、私が『お客さんたちが私を待ってるから、休めません』と働き続けることを選んだんだよね・・・。
お礼の手紙、私、たくさん書いてるのに、何でそこの耳鼻科に書こうって思いつかなかったんだろう。すごく反省」
ミファ「そうだね、よくそこまで気づいたね」
私「パペットカウンセリングって、声を使って話すでしょ?
だから生活の中での、実際の人との会話術も上がるよね。
でも私はのどを過酷に使う仕事をしているし、シェアハウスで壁も薄いから、そこまでしっかりは君たちと話せないわけ」
ミファ「うん」
私「だから、こうやって言葉に書き起こしてお話しできるのは、とってもいいね」
ミファ「そうだね、無理して声出すことないよ。
れいなちゃん、めちゃめちゃ社交的だってこないだも言われてたけど、何か、会社のビルの受付嬢さんにも仲良しさんがいるでしょ?
業務では一切関りがないのに?
おうちの近所にも顔見知りがいーーーっぱいいて、皆、れいなちゃんの名前は知らないけど、会うと喜んでくれるよね?」
私「引っ越して来た頃の私じゃ考えられない変化だよね・・・」
ミファ「れいなちゃんはねえ、会話術みたいなのは、そりゃ磨いてった方がいいよ?でも、今でも相当持ってるよ。そこを認めてあげな、自分で」
私「そっかぁ・・・ありがとう、ミファ」
ミファ「・・・」
私「ミファ?あれ?電池切れた?」
ミファ「めんどくさいウソつかないで!
パペット触ったことない人が誤解するでしょ!」
私「ごめん、ごめん。とりあえず会話は終了ってことね?
一緒にいてくれて本当にありがとう」
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
とりあえず書き始めてみたら、思わぬ方向に話が広がって、やるべきことまで見えてきました。
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