パペットと夜更かし「野望」
皆様、こんにちは。
これを書き始めたのは、コロナ陽性の診断が下りてから、2日目の夜です。
やっぱり、昨晩同様、のどが痛すぎて眠れない!
胃の痛みは落ち着いてるのでありがたいです。
熱で集中力がないので、映画やドラマも頭に入ってきません。
残った没頭の手段は、自分でお話を作ることでございました。
さて、心強い仲間たちに登場してもらいましょう。
テンテケテンテン、ツクツクツクツク、ボワ~ン(銅鑼の音色)。
題:野望
午後10時半
眠れないので、パペットたちをパソコンの横に連れてくる。
私「カムカム、すっっっごい心配してる顔だね」
カムカム「コロナだしぃ~、コロナだものぉ、しんどそぉ」
私「ひぃーカミュカミュかわいしゅぎる!」
カムカム「 知ってるよぅ、ぼくかわいいんだよ」
私「ドヤ顔になってきたね。ドヤ顔したらいいよね。
そうだそうだ、私だってかわいい!かわいすぎる!」
カムカム「それでさぁ、れいなちゃん、パペットカウンセリングを世に広めるうえで野望があるでしょ」
私「ひっ!何で知ってるの」
カムカム「言いなさい」
私「何だその口調・・・分かりました。
私は、パペットカウンセリングを通じて、世の中に、互いにくつろいだ会話ができる人達を増やしたいんだよね」
カムカム「具体的にはどういう人のこと?」
私「細かい感情を自分で許しているってことだよね。
誰かから贈り物をもらったとする。
『うわー、これ、とっても不思議だね。一体これは何?』とか、
その場で相手に聞けることかな?」
カムカム「その場で聞くってさぁ、できない人もけっこういるよね」
私「飲み込んじゃうというかね。
さっきの例で言えば、『これは何だろう』と考えて黙り込んでしまって、あ、沈黙作っちゃった!沈黙はだめじゃないのか!って自分を責めて、ぐるぐるしちゃうとかね」
カムカム「れいなちゃんも昔そうだったよね」
私「んもう本当にね!
私は今、年配の人達と働いてて、その辺のくつろいだ会話の間合いがやっと分かってきた気がするの。
ずっと持ち続けてきた高い緊張が、年々、ほどけている実感がある」
オータス「ちょっとさあ、ちょっとちょっと、構って?」
私「さっきから腕に倒れてくると思ったら、そういうこと?」
オータス「でーーばーーーーんーーーーーー」
カムカム「僕の出番!」
私「ひっ!そこで争う?!オータスもかわいいよ!」
オータス「え?!え?!かわいい?!え!」
私「・・・(どういう感情なんだろう)」
オータス「・・・」
私「・・・」
カムカム「オータス、素直に嬉しいって言わなきゃ。
れいなちゃんよく分かってないよ」
オータス「・・・」
私「・・・オータス、弾けて下さい」
オータス「!!」
カムカム・私「オータス!オータス!オータス!」
オータス「いやぁ~そのぉ、僕たちってほんとかわいいね!」
カムカム・私「ズキュン(ときめきで胸を撃ち抜かれる音)バターン(倒れ込む)」
オータスは、カムカムとれいなを見下ろすのでした。
私「(ムクッ)のどが痛いので気絶できませんでした」
オータス「僕たちってほんとかわいいね!」
カムカム・私「ズキュン(ときめきで胸を撃ち抜かれる音)バターン(再び倒れ込む)」
ここで集中力が切れ、寝られそうな気配があるためひと眠りする。
午前0時半
咳き込んで起床。
私「カムカム~、オータスゥ~」
カムカム・オータス「ZZZ・・・」
私「ありゃー、寝てるのね・・・」
ポトフ「やっすぅーーー!」
私「おお・・・特売?大安売り?」
ポトフ「ちがうよ、単に『ヤッホー』と『チ~っス』を混ぜただけ!」
ミファ「やっすぅーーー!!!」
私「さっきの2匹が眠るから、あと2匹が交代で起きてくれたってわけね」
ポトフ・ミファ「しょうゆうこと~」
午前2時
また眠れそうな波がやってきたので、眠ってみることに。
午前6時半
4時間連続で眠れた!引き続きのどの痛みは強いものの、回復を実感する。
感想
今回、パペットとの会話を書き起こしてみて、気づくことがありました。
声でパペットと会話してきたより、幅広い表現ができたということでした。
パペットを両手に持っているのは、たいてい寝る前です。
私は寝る前はへろへろで、腕が重怠いですから、パペットに大した動きをさせられません。
でも、活字にするといくらでも動きを描いていけます。
のどが治ってパペットと声で会話できるようになったとき、より豊かな表現につながるかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
昨日届いた体温計、すごくいい商品でした。
細かい苦手どころが解消されていました。
私みたいな障害者向けに、よく研究して作られてるんじゃないかなあ。
画像出典元:ANiMi こころによりそう妖精たち
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