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願いが叶う不思議な道具を頂いた

皆様、こんにちは。
先日、実相大学という不思議な講座の学費を、とあるお方から頂いた話をしました。

あのとき、私の今後がより良くなるよう、ありがたいことに他にもプレゼントを頂きました。

金運が上がるというグッズと、残るひとつが「願いが何でも叶うカード(仮)」でした。


願いが何でも叶うカード

それは、運転免許証とかクレジットカードと同じ大きさをしています。

私はふだんから、願いを口にすることに対して慎重です。
神社でも具体的にお願いを唱えることがないので、少しひるみました。

そのお方によると、
「自分ではうまく使いこなせなかったんですが、気が向いたら使ってみて下さいね」
とのことでした。

家に帰ってひっくり返してみると、キラキラした細かい彫りが施されていました。

願いを口にしてみた

そのお方が帰って、数日後でしたでしょうか。
せっかく頂いたので、使ってみるのが筋だと思いまして、説明書きを読みました。

『〇〇して下さい、お願いします』と明確に声に出し、カードへ呼びかけて下さい」と書いてあります。

このカードは、詳細は省きますが、設定上「願いの代償として〇〇が起きます」といった、見返りを求めてくる仕組みではないようでした。

私は、
住んでいるシェアハウスと会社に、ますます良い気が流れますよう、より一層穏やかな雰囲気にしてください。お願いします」
と唱えました。

下さった方に、そのことを報告しますと、
「れいなさんらしいお願いごとですね、気が向いたらご自分のためにも使ってみて下さいね」
とお返事がありました。

自分のため・・・そりゃそうだ、私の人生がもっと良くなるように下さったんだから、ずばり自分向け!というお願い事にも使った方が筋だ、と思いました。

しかし、しばらく考えてもたいしたお願い事が思い浮かばず、
宝くじ5億円当てて下さい、お願いします。
と唱えました。

ふだん宝くじなんて買わないのにも関わらずです。
そもそも私は一生、依存症者(兼、回復者)なので、何かしらの依存症の引き金になるようなものは、使ってはいけないはずです。

アルコールを飲んではいけないし、宝くじもギャンブルに該当するから、やってはいけない。

でも今回、わざわざカードにお願いするような「でかいお願い」として他にアイディアがなく、買う予定のない宝くじの当選をお願いしました。

何分かしてから、もう一度カードを取り出し、

「宝くじを5億円当てて下さい。買い時のときは、夢で見せるとかして、何かの知らせを下さい。お願いします」

と唱え、終わりにしました。

出勤時に、それは起こる

私の会社は毎日席替えがあるのですが、あのお願いをした数日後、仲良しのおっちゃんと隣同士になりました。

私はその朝、会社で気に入っていた手帳のカバーをはさみで切り離し、処分しました。

一緒にしまう備品を圧迫していて、そちらには、手帳のカバー型の跡まで付き始めていたと分かったからです。

しょうがない、と捨てて、席に着くと、何と、そのおっちゃんの机に、一回り小さい同じ型の手帳がありました。
色違いのものです。

表紙には、「2019.△.〇~」と日付が書いてあります。
5年間くらい書いてるということは、私と知り合う前から付けている手帳のようです。

ビックリして話しかけました。

私「それ、××で売ってる手帳ですよねー」

おっちゃん「そうですよ、よく知ってますね。この中、何を書いてるか教えましょうか??」

私「何を書いてるんですか?」

おっちゃんはニヤーッと笑い、手帳を開いて見せてくれました。そこには、日付と数字が延々と並べてあります。

おっちゃん「ロト6を毎月買うのが趣味でして、毎回の当選数字をメモしてるんです。

一度は、3等が当たりました。だから、続けちゃってるのかもしれない。
当たった金額はもうとっくに使い切りましたけれども」

私「はぁー」

おっちゃん「(早口で)言わなきゃ良かった

私「月1回しか買わないから、5年間手帳を付けてても、ページが減らないですね」

おっちゃん「そうなんです。楽しみで、前の当選番号から、いちおうは対策も自分なりに考えているんです。趣味ですから。

今日は販売日なので、昼休みに買ってこようと思って、手元にあるんです。(早口で)言わなきゃ良かった

私「はぁー」

そこまで会話して、私たちは各々のパソコンに体を向けて業務に戻りました。

おっちゃんが手帳を見せて、話をしてくれているときに頭に浮かんだこと。

それは、
「宝くじを当てて下さい」という私のお願い事に対し、これが天の返事なのではないかということ。

5年間も買ってたって、ちゃんと、販売元が儲かるように出来ているんですよ。ですから、おっちゃんのように自分を律して、楽しみで続けられるペースにするんであれば、それは人生の喜びになり得ますよ、というメッセージではないかと思いました。

おっちゃんの「言わなきゃ良かった」という言葉。

これはおっちゃんの性格上、言いたい話をグワッとしてしまったときに出る口癖です。

おっちゃんは私の知らない趣味がまだまだあるのかもなあ、と思いながら、私は昼休み、外でご飯を食べに行きました。

すがすがしい青空で春風が気持ちよく吹いている中、街の緑もきらめき、人々は嬉しそうに歩いています。

昼ご飯は松屋で食べまして、美味しいなあと思いながら会社に向かって歩き始めました。

いつもと違う路地を選んでくねくねと歩いていきます。

この時点で、そういえば宝くじに関してカードにお願い事をしたばかりのタイミングだし、あんまり謙虚にならず、買いに行ってみたらいいんじゃないかと、気持ちが動いている自分に気づきました。

そこで、ひとりでアーケード下の宝くじ売り場に寄り、ロト6とロト7を併せて買える1000円セットを1つ選んで買いました。
1等の当選金額は毎回変わるものだけれど、5億円くらい当たることもあるようでした。

おっちゃんに打ち明けるかどうか

午後の業務が始まり、私のポケットの財布の中には、ロト6とロト7の券が1枚ずつ入っています。

おっちゃんに言うかどうかを1時間ほど考えましたが、もし当たるとしても、いつもあれこれ喋っているおっちゃんに、買ったことを黙っているのは寂しいなと思いました。

私「あのー△△さん、実はこないだ、願いが叶うカードっていうのを人から頂きまして」

おっちゃん「グフッ(笑)

私「宝くじ当ててくださいってお願いしたんです」

金額は恥ずかしくて言いませんでした。

私「それで、△△さんがロト6の話を始めたもんだから、さっき昼休みに買ってみました」

おっちゃんの空気がちょっと変わりました。

おっちゃん「アーケードの下の、あの店で買ったんですか?」

私「はい、あの会社近くのあっこで買いました」

おっちゃん「それじゃ、来週、どっちかが会社に来なかったら当たってたということで

私「そうですね!(いや~でも当たっても、出勤したいなあ?)」

おっちゃんとの雑談で、ロト6はこの日の夜、そしてロト7は翌日の夜に当選番号が発表されるのだということを知りました。

そのまま私は、「宝くじとロト6は別物」といった基礎知識をいくつか教えてもらいました。別物なのか・・・!

当選発表を見る

おっちゃんは、当選番号は翌日の朝にいつも見るんだと言っていました。
それを聞いて、おっちゃんは依存症にならず、すごくきちんと楽しんでいる人だなあと思いました。

私のロト6・ロト7の番号の結果がどうだったか。
それは、もしかして購入費用くらい戻ってくるかと期待しましたが、そんなことはなく、どちらも完全に外れでした。

おっちゃんとは、また来週も顔を合わせることができると思います。

今回、「願いを叶えるカード」を使って再確認できたのが、何かを願って実行して、結果がどうであれ、その間の経過がたくさんあるということ。

小さな判断、心の揺れ動き、周りの人との日常の瞬間が数えきれないほどあります。

そこで幸せでゆったりと穏やかでいたい、そういうのをいちばん願っているかもしれないくらいでした。

ですから、幸せを実感したいというのが奥の願いであるとしたら、それを叶えてくれたのが今回の「願いの叶うカード(仮)」だったと思います。

願掛けをするにあたり、やっぱり、カードが叶えてくれてもくれなくても自分が行動するものを願掛けするのが、楽しいかもしれないですね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
自分のための明確なお願い、皆様は思いつきますか。

最近叶った出来事

私は、「願いを叶えるカード」をもらう以前に願っていたことですが、ちょうど叶ったことがひとつあります。

かつて外国で、ステンドグラスの窓がある、温かい雰囲気のすてきな家にホームステイしておりました。

居間でステンドグラスの窓を見るたび、夢の中にいるような、とても不思議な気持ちになったのが印象深いです。

その家族との思い出もあって、ステンドグラスの窓がある家に住みたいと願っていましたが、どうも無理そうだとようやく諦めたのです。

後日、壁の反射を和らげるためにタペストリーを買ったとき、ステンドグラスの描かれているものにしました。

それから1ヵ月ほど、何も考えず暮らしていましたが、昨日散歩に出かけたとき、前に働いていた街を訪れて、ふと、その頃お参りしていたお寺の阿弥陀如来にご挨拶しようと寄ったところ、お寺の前の家がステンドグラスの雑貨を無料で提供していたのです。

この町で働いていた頃は、
全く見かけなかったので驚きました
ちょうどペン立てが壊れかけていましたし、
とても気に入りました

数年前に亡くなったおじいさんが膨大な数を作って残していたということで、イタリアングラスが使われたすてきな小物ばかりでした。

その場にいた方によれば、前日はもっと山盛り提供していたとのこと。
おじいさん、どうしてそんなにたくさん作ったんだろう。
何がおじいさんを駆り立てていたんだろう。

その周辺に住んでいる方が、持ち帰り用の袋をくれたので、しこたま持ち帰ってシェアハウスのあちこちに飾りました。

前の家のおばあ様にもあげましたら、おばあ様はその前日にジュエリーを見失ってしまってたいへんだったそうで、今まで小さい入れ物で管理していたけれど、これに入れてみようと喜んでいました。

ステンドグラスの窓と暮らす夢。
私にちょうどいい形で叶って良かったです。
皆様にも良いことがありますようにお祈り申し上げます。

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