実相大学の学費を頂いた話/前編
皆様、こんにちは。
私の推しである、不思議な世界を見聞きするくまちゃんは、日々、
「子供が塀から落ちそうな予感がして近づき、予感が当たり、助けて即その場を去る」
といった出来事に遭遇しまくり、活躍しています。
人間は皆、すでに見えない世界を感じ取っている。
そういった不思議との関わり方を教えて下さる、実相大学(じっそうだいがく)というオリジナル講座の開催が決まりました。
学費が払えない
学費の金額を知った私は、思い悩んだ末、「やっぱり無理だ!払えない!」と自分で認めました。
何だか気持ちがさっぱりしました。
学生募集記事には「経済的な事情で参加できないけれど、細く長く応援します!」という旨のコメントを書きました。
その数日後にスマホを開くと、あるお方から思わぬご連絡がありました。
ちなみに私のnoteには「あるお方」「とあるお方」といった言葉が頻出しますが、それはもちろん、複数名の皆様です。
思わぬお申し出
今回の「あるお方」からは、
「実相大学の学費を差し上げます」という旨のお申し出がありました。
画面を見て、ええ~っと声が出ました。
「選考を通るか、応募してみて下さい」とのこと。
応募フォームに「学費をくださるというお申し出があった」旨も書いたのですが、応募が早かったことがあってか、翌日にすぐ、合格のお返事を頂きました。
そこで、学費のお申し出をくださったお方と数日後、直接お会いしまして、私たちは昭和の喫茶店に入りました。
どういう思いでそのお金を私にくださったのか
沢山のお話しがありましたが、いくつか取り上げると、
実相大学で学べる内容は、不思議なことを感じやすい私の生活を色々と補ってくれるはずで、私が受けるべきだと思って下さったこと。
それと、お礼を考えましょうということに関しては、
私が今まで生きてきたこと自体から、すでに、十分に受け取っている。
このお金はそれに対するお礼だから、お礼はいらない、お礼にお礼で返すのはおかしいでしょう、とにっこり微笑んでおられました。
私は、ありがたく頂くことにしました。
今まで行けなかった場所
そのお方は、行きたい場所があるというので、喫茶店を出て共に歩き始めました。
障害がある私を気遣って足を運んで下さったため、私の家の近所だったのですが、その方向は、この地域に住み始めてからずっと、なぜか行けていない場所でした。
川岸なのですが、近づくとドッと疲れるので、迂回したり、戻ってきてしまうのです。
周辺や反対岸は行ったことがありましたが、よく考えれば不思議なことです。
そのお方は、歩きながら土地の気の話を始めました。
お方「気の流れが滞っていて、吹き溜まりみたいになっている重い場所がありますよね」
私「そうそう、このポイントで川に向かうと、すっごく重いんです」
そこは、とある伝説が残っている場所でもありました。
私たちは設置されている椅子に座って、川の流れを見てあれこれ話しました。
確か曇り空だったと思います。
向こう岸に春らしい花が咲いている様子が、のどかでありました。
そのお方は、突然、こう言いました。
「もう、許されたかな?」
私「???」
地域に残る悲しい伝説
伝説の内容は、数百年前、とある大きな物品を戦利品として奪って、船で運んでいたところ、沈んでしまいました。
百年以上経って、誰にも切ることのできないくらい丈夫な綱を用意して引き上げようとしたが、謎の女性が登場し、「引き上げてはなりません」と止めました。
作業者が「殿様の命令に背くことはできません」と答えたところ、
女性が「では仕方がないですね」と言い、引き上げ作業が始まりましたが、不思議とその綱が切れたことによって中断されまして、今も沈んでいるはずだというものです。
そのお方「突拍子もないことを言うけれど、その昔、私は奪った方で、れいなさんは奪われた方の人だったかもしれない。
恨みで、再びその物品を沈めたお姫様か、とにかく、そちら側の人だったかもしれない」
私「おわ~私、そういうことしてそう~!」
そのお方「あれからたくさんのことがあった。何百年も経って、何度も生まれ変わった。
今は、お互いに悪かったと認めて、過去を水に流し、許し合って進んでいこうという時代なんだよ。
くまちゃんの実相大学も、そうやって人々が感性をひらいて、手を取り合って時代を進めていくための教えがたくさんあるはずだよ」
私「そうですね・・・」
春の陽気が流れ、水面はきらきらと反射しておりました。
そこにアゲハ蝶が1羽、ひらひらと私たちの前を通過していきました。
そのお方「あ、お姫様の魂だね、あれだと相当若いよね、15歳くらいじゃないかな」
私「(全然分からんぞ・・・???)」
私「その物品ですけど、恨みがほどけたら、引き上げられたりするかもですね」
お方「最近、古墳がたくさん見つかったりしてるものねー」
私「でも、魚のおうちとかになってるんじゃないですかね???
そのままでいいので、中見てみたいですー」
お方「魚が住んでたりするかもですよね。
じゃあ、実物はそのままでいいですね。
でも、怨恨はもう解き放たれていくでしょうね」
街を探検する
とりあえず私たちは川沿いを歩き始め、エイエイオウオウと進み、
お方「あの家、壁が黒ずんでお化け屋敷みたいに朽ち果てているのに、お庭、すっごく気がいいよね。妖精がたくさんいそう!」
私「それ思いました!何でだろう」
こそこそと、感想を言い合いながら街を散歩しました。
私のシェアハウスの玄関に、「変なものが入らない」ようなことを施して頂いたのち、私の最寄りの神社にお誘いしました。
最寄りの神社からも、不思議が続くのですが、長くなりますので後半で語らせて頂きます。
読んで頂き、ありがとうございます。
皆様が次に昭和の雰囲気あふれる喫茶店に入ったとき、まるでお日様の絵のように、頭の周りに細長いヒラヒラが現れて、妖精たちと一緒に揺れるおまじないをかけます。
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