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気持ちの安定

私の家族は、現在、私と恋人と捉えています。我々、婚約してますから、早とちりじゃないと思う。明日か明後日、彼の実家から新米30㎏届けてくれるそうで、これはガチで婚約だと思います。

この2人だけを気にかけて良いのであれば、苦悩しすぎず過ごせるんですが、その分ある意味視野が狭くなったかもしれません。

この数週間、noteでは、おおかたの人にとって衝撃的な内容を書いてましたが、それは私が日本語で生まれ育ったくらい当然の、私の人生の環境の話だったから、それで揺れてた訳じゃないんですね。

サッと暮らしてました。これが、おおかたの人が幸せに過ごしてる「ふつう」なんだと思いますが、今までの30年間みたいに、大揺れして苦悩に憑りつかれたり、ハイになったりする24時間じゃない、もしくはスピリチュアルにどハマりといった信仰がないのは贅沢です。
人生って本来、このくらいなのか?!

また重いかもしれませんが、
高校生の頃、一時期「育てにくい子供」というニュアンスで、親から「お前は障がい者だ!」と怒鳴られまくりました。

実家における「障がい者」という言葉は、昨今の「多様性と障がい者差別」とはまた違って、すごく取り扱い注意な言葉だった。

母の患っている統合失調症は、精神障がいにカテゴライズされます。母は、田舎の旧家に嫁いで、自分が精神障がいだと知られることで、世間から迫害されると思っていました。

実際に姑と険悪だったり、父の実家で味方が居なかったこともあって、母は「母自身が障がい者だなんて、とても正気じゃ受け止められないし、ないことにしたい」と心底、徹底的に思い詰めていました。

そのうえで、私を「お前は障がい者だ!」と怒鳴りまくっていた訳で、私は障がい者という言葉に対する思いが錯綜していました。

親に障がい者と呼ばれるとき、ズーンと頭が真っ暗になっていた。それを親戚に打ち明けても、高校生の私の説明力では、うまく伝わらず、また、親戚も親の味方ですから、「お前は障がい者と呼ばれて傷つくなんて、障がい者に失礼だ」と、クソリプみたいなのが返ってきたりして。

その親戚が、日本国内で、もうぶっちぎりのベストセラーになった精神科本、数冊を世に送り出した編集者だから、私は自分の考えが悪いんだと、自分を責めました。

全然日常生活がうまく行かず、困りごとが多くても、心療内科のテストでは知能がけっこう高い人になってしまい、発達障がいと認定されない。適切な診断が下りず、手助けが得られませんでした。

あれから10年以上経って、世の中が変わり、障がい者という言葉がとても前向きというか、身近なものになってきました。
そのうえで、公的に「障がい者」と認められたことが、逆に私の精神安定を助けてくれてるんだと思う。

今現在、発達障害の薬が効いてるから、気持ちが落ち着いてるのか?といえば、処方を、標準の半分くらいにしてもらってるので、本当は効く量じゃないはずなんですよね。

ストレスが減ったと言えば、

蛇足なんですが、タトゥーを出したままオフィスワーク出来るのは、ベテランになってからだろうと思ってましたが、今の職場では隠さないまま働いていて、特に問題視されてません。

ちゃんとオフィスカジュアル着てるし、タトゥーも広範囲出してるわけじゃありません。また、派手なメイクや髪型してないからか、とにかく、隠していないことで、余計な緊張をしてないのは、今の気持ちの安定に繋がってると思います。

これが正社員登用など関わってきたら別かもしれませんが。今の実力だと、勉強・就業を始めて2ヵ月なので、別に正社員登用の声もかからないですし。

また、私の場合は、タトゥーを入れてることが、発達障がいの感覚過敏で、忘れないようにしてる内容でもあるのです。これが目に入ることで、あ、そうだった、、、と生活や作業を続けられるようなものです。
具体的に書いちゃうと身バレしそうですが。

だから、そのタトゥーを覆ってしまうと、生活が難しいんです。また、隠すためにアクセサリーみたいなのを付けることで、圧迫とか重みがバランスを変えてしまうでしょう。やっぱり、付けなくて済んでることが、どれだけ自分を救ってるだろうかと思う。

あとは、前髪の脱毛のことをnoteに沢山書いてきましたが、とうとう恋人に打ち明けました。私に早く引っ越してきてほしいのが分かったのと、彼の友達も、私が来ないことを心配していそうな感じだったからです。

恋人は私を、恋愛百戦錬磨だと周囲に言ってるらしいのですが、確かに色々なことをやってきたから、浮気してると思われても、おかしくないので、ちゃんと説明しました。

私「ずっと悩んできた、前髪の永久脱毛に踏み切ったの。
日本国内だと、まだ提供してる美容外科やサロンが限られるので、そっちの地域には10回脱毛コースが終わるまで引っ越せないよ。
月1だから10ヵ月かかるよ」

恋人「オレに移植してくれよ!(髪の毛ない人)」

私も、彼との2ショットを毎日見てるうちに、やっぱりもっと額が広くてもいいんだと思って、脱毛に踏み切ったんですよね。
でも、彼の頭がまぶたにチラついて、この世の中にはハゲる人もいれば、髪の毛をわざわざ永久脱毛する人もいるんだなあと繰り返し思わずにいられませんでした。

とにかく、これを彼に話せて良かった。
私の母は数カ月前、前髪の脱毛なんて変なことをしたら、恋人に捨てられてまた一人になるよと、LINEを沢山よこしました。それを恋人に話したら一瞬苦笑して終わった。彼は、単に早く同棲したいだけで、私が脱毛してること、全然気にしなかった。

そのあとお喋りをしてたら、彼のくしゃみが止まらなくなって、電話を終わりにしました。また、景気のいいくしゃみをするんだ、彼は。

職場で顔を合わせるといった単純接触回数が増えるだけで、人は、精神科用語で「陽性転移」して、恋愛感情があると思ってしまうことがあるそうです。これ、言葉を知って本当に楽になった。

精神科医の益田先生は、美しい患者さんが来たり、すてきな患者さんが陽性転移していることもあるが、我慢していると動画で言っていました。モテないようにきちんとすることで、家族や生活を守っていると。

「陽性転移」と捉えたら、これは、やり過ごせる現象なんだと知って、本当に救われました。「陽性転移」が多少あるのは、まあ自然なことだけれど、それを発展させるドラマみたいなのは、もう結婚したいんで要らないからです。

それを意識する試みとして、左手の薬指に指輪をしているのですが、はめ忘れます。連日つけてると、夢の中で「薬指が重くて疲れたなあ」という映像を見たりするので、試行錯誤をしています。

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