見出し画像

ごみ清掃員さんへの手紙 クリスマス編

皆様、こんにちは。
ごみ袋に貼るお手紙、まだ続けておりますよ。
先月であったか、行政のごみ収集部署へ長文のお礼メールを送り済である為、お手紙の内容として、メッセージよりも絵や模様を凝る方に傾いていました。

しかし、先日いつものごみ集積所に、事業ごみと思われるかなりの量の不法投棄がありまして、生ごみも混ざっているのか、動物が荒らしているたいへんな状態でした。

報告メールを送って帰宅したところ、収集部署だと思われますが、その日のうちに全部撤去してくれていました。
ごみ収集担当の皆様には頭が上がりません。その為、絵より言葉を書くことにしました。

どうしてか猫を描きたい。
外国人観光客も多い地域なので、
何の意図で貼ってるか伝わるように、
今回はThank youを足しました。
何度お礼を伝えてもいいのだという、
当然のところに行きついて、
言葉を増やせました。
この1枚はプラスティックごみの袋サイズに対し、
紙が大きすぎた。
貼りますけれども。

いつも、実際のごみ出しの際はビニール袋の表面へ、両面テープで貼り付けていましたが、プラスティックごみの時もそのようにすると、ごみ清掃員さんが剥がす必要があると思います。

又、「はがしやすい」と書いてある両面テープを買いましたが、実際のところビニール袋へ超強力にくっついてしまうことが判明した為、次回、プラスティックごみを出す際は、剥がしやすいマスキングテープで貼ることにします。

今回はお札から呪術っぽさが減り、
意図が伝わりやすくなったなあと思います。
美術界的には、
今回の方が線が粗くて手抜きなんだろうし、
美大でこれを提出したら、
なかなか進級させてもらえないだろうけれども。
いつもコンセプトを熱弁して、
何とか及第させてもらう美大生活でしたが。

前回までに作ったごみ出しのお札をお渡しした方がたくさんいますが、皆様、人からもらったものはごみ出しに貼りにくいなあと、実は今もお手元にあるんじゃないかと想像しています。

そういえば美大の卒業制作で、薄い紙に描いた絵をたくさん持ってきて、そこには自分というLGBTQ当事者の絵も入れて、11mの厚手のビニールを上に敷いて道を作り、これを踏んでいいですよという展示をしました。
作品を踏んでいることで、自分は本当に誰かの尊厳を踏みつけているのか、それとも逆に誰かに踏みつけられている可能性があるのか考えてもらうというものでした。

展示の際、ほとんどの方が踏まないし、踏んでも端っこへ軽く足を載せるだけでした。
私が、自分の作品を大事にしていないという見方もあるでしょうけれど、世界が輝いていくこやしになるのが本望だし、それが達成されるならば何でもいいと思っています。

読んで頂き、ありがとうございます。
最後まで読んで頂いた皆様が、次にオレンジ色の洋服を着るとき、洋服のすそに、筒状の帽子をかぶった妖精が飛んできて、空中でサッカーボールを蹴る動きをしてくれるおまじないをかけます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?