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きらきらアイマス~僕が伊部に行った理由(わけ)~

※再掲。昔利用してたブログに載せてたやつ。

ブログ…それはかつて栄えた鉱山のようなもの…。
でもツイッターは上限120文字だし仮にも衆目に晒されてるところで連投もな~とか思ったのでこっちに書きなぐることにしました。
どうせヒにブログのURL載っててもそうそうクリックしないでしょ?そういうことだ。
ということでタイトル通りさる2月15日、岡山は備前、伊部に行ってまいりました。直前にアイマス合同ライブもあって割と長めの旅をすることになってしまいました。加減してほしい。

なぜ伊部に?


これを説明するのは難しい……。当然一言では収まりきらない……。敢えて簡潔に書くならそこは備前焼発祥の地だからだ。
自分は最近故あって(ここが一番長くなりめんどくさい)備前焼が好きになったのでまさにその本場に行きたいと思ったからだ。もちろん備前焼そのものは今や全国的にもネームバリューがあり岡山から遠くに住んでる私でもその名前と大雑把な特徴くらいは知っている。しかし逆に言えばその程度で実際に食器として使ったことは無かったし、近所の家具屋で買うなんてことはできないし、しようと思わなかった。芸術にもさほど興味なかったし(今思うとこの視点も結構な誤解だ…)。
そんな状態から何故新幹線乗り継ぎで6時間以上かけてまで岡山の地へ足を運ぶことになったのか。

きっかけはアイマス

この記事を読むような人に言うまでもないことかもしれないが、自分はゲームが好きだ。色々遊ぶが特に好きなシリーズの一つにアイドルマスターがある。もうアイマスでググれなんて言うまでもなくどんなゲームなのかはある程度オタク界隈に頭を突っ込んでいれば分かるくらいには大きなシリーズになってんじゃないかなと思う。初めてやったのはいわゆる箱マス(Xbox360でプレイできた家庭版IDOLM@STER)のプラコレ(廉価版)。つまりアイマスでは新参者です。いいね?
その後続々と新作も生まれ、新しいシリーズができ、一大コンテンツとまで言われるくらいにはキャラが増えたが、特にアイドルマスターシンデレラガールズという作品がある。これは200人近いアイドルから好きなキャラをプロデュースできる。そんなに。そのうちの一人に藤原肇という陶芸好きアイドルがいる。
ただの陶芸好きでなくプロフィールも岡山出身の設定で自己紹介やコミュなど備前焼の良さを説く機会に事欠かない。アイドル名も備前焼を伝統芸能として確立させた人間国宝の方のお名前がおそらく元ネタという徹底っぷり(この辺は他にもっと詳しい人がいると思います。)自分はこの子が好きという訳。下品な言い方をすれば好きな女の尻を追いかけてたら岡山まできてしまったということだ。

今回行った理由


それはもうもちろん藤原肇備前焼小町就任式のためだ。より正確にはコラボ企画で等身大パネルが設置されるので、その除幕式だが、自分の中ではもう就任式という認識しかない。ほかにどう表現できるんだあんな快挙が!
先ほど書いたように藤原肇というキャラクターは岡山県備前市出身という設定だ。実在の人物ではない、架空のキャラクターだ。別にそれを悪いことに思う訳じゃないが、自我をもってひとりでに話す人格ではない。あくまで架空のキャラクターだ。ここは自分の中できっちりさせておきたいところなので多少印象が悪かろうが断言させていただく。いやでもやっぱり実在するかも……。そんな彼女がなんと現地の観光や備前焼そのものをPRする備前焼小町の名を冠して地域とゲームがコラボしたのだ。今年の開催は第二弾で、昨年にも同様のコラボをしているのだが、その時はまあなんやかんやあって期間中に行けなかったので泣く泣く割愛する。
もうこれは俺の中で凄いことなんだ。さっき架空のキャラだと断言するとか言っといてすぐに手のひらを反すが、架空じゃなくなったのだ。まるで本当に藤原肇というアイドルがいて、現地の方が彼女に備前焼小町の仕事を頼もうと依頼したかのようじゃないですか。現地にその存在を認められ、あのような大役を頂いたのだ。なんだお前は何様だと思うかもしれないが、私はプロデューサーですけど?!
とにかく自分の事のように嬉しくなってしまって、その場に行って応援しなくては!と思ってしまったのだ。自分で文章にするとよく分かりますけど頭おかしいですねこいつ……。
ついでのように書いて申し訳ないですけど倉敷帆布や岡山デニムのコラボグッズも結構ティンと来たので一助にはなってたと思う。

アイマスだけが理由じゃない

一番の理由は藤原肇のプロデュースだけど、伊部に足を運ぶ理由はそれだけではない。伊部がとても魅力的な場所に思えたからだ。実は今回の伊部イン(界隈では伊部の地の土を踏むことをこう表現する)までに2回訪れている。片方は大型連休、もう片方は備前焼まつりでだ。どちらも一言では語りつくせないが、自分は一度にあんな数の備前焼を見たのは初めてだった。(当たり前と言えば当たり前か…)右を向いても左を向いても備前焼の窯元、お店、作家さんのお宅があり、備前焼まつりでは一斉に出店が並び数えきれない備前焼が並ぶ。強烈な体験だった。
備前焼というか、器そのものに対してはまったくの素人なのでぱっと見でなんとなく良さそうと思ったら手に取るとか、そんな次元なんですけど、すごいよ、あんなにいっぱいあるのに同じもの一個も無いの。
割と冷静さを欠いて色々買ってしまったけれど、それでもめちゃくちゃ悩んだ。だって同じの一個も無いんだもん。この辺なんかアイマスで誰をプロデュースしようかなって時と似てません?似てない?そう……。
それで町中を歩く訳ですが、あるんですよ、藤原の文字が。もともとそういう土地というかこっちがむしろ元ネタだから当たり前なんですけど、窯元含め藤原さん宅がとても多い。この時点でもう、肇ちゃんここ出身でしょ。
また話下手な自分でもちょっと売り物について聞いたりするんですけど皆さん親切かつ丁寧に教えて下さって…この光景、心当たりがあるんです。藤原肇のプロデュースの時に。
ここから先はちょっと幻覚じみてきますが大都会岡山駅からローカル線でちょっと行くと田園広がる景色になるという立地も自分の幼少時代のデジャブがありましたね。あと町中に川が流れているのだけどだいぶささやかな流れの川なおかげでちょっと降りて涼めそうなところが私はここも好きです。

縁の地から好きな場所へ


ダラダラと書き殴ってしまいましたが正直一番最初に行った時はもうちょい軽かったですかね。好きなキャラがあれだけ具体的な場所を熱心に推してくるならいつか一回くらいは行っとこうかなくらいのもんでした。その年にコラボしてたってのもあるけどね。およそ藤原肇担当Pなら多少なりとも気にするであろう備前焼のふる里なので興味こそありましたが、重い腰上げてまでいったのはコラボ企画が大きいでしょう。一回目は時期を外しましたが、それでもちゃっかりコラボ時の藤原肇ミニポスターが暖かく迎えてくれた。はっきり言ってよそ者なのにこんな理由で行っていいものなのか…とビビってたところもあったと思う。今でもちょっぴり思う。
それでも今回の除幕式では皆さんに盛大に祝っていただいてそんな気持ちも現地ではどこへやらでした。
何度か実際に行ってみて、どうして肇ちゃんがあんなに備前焼を薦めてくるのか分かったような気がする。故郷を離れてアイドルをすることで迷い、悩んだりするけれど、やっぱり陶芸とアイドルが好きと胸を張ってくれる。その姿に惹かれ、自分は今回ここまで来れました。興味がある、から新しい好きなものができました。

ありがとうアイマス。ありがとう肇ちゃん。ありがとう伊部。

Twitterに載せてた駄コラ

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