『数字を見て、ただネガティヴになる事はないんじゃない？』というお話。

数字を見て冷静になるのは大切ですが、ただただネガティヴに受け止めるだけの人というのがいますね。
『しかし、その目安がないとこういう事態になる訳だが』
という例を挙げて、厳しい言い方になる部分も出るとは思いますが、
『どんなデータを出しても決めるのはあなたなのだし、重要な参考資料レベルで受け止めればいいんじゃないの？』
という問いかけでお話してみようかと。そんなに長くはなりません。多分。

お疲れ様です。曇天スキーです。
最近感じる事なのですが、拝見した配信のチャット欄やコメント欄で、何かの折に
『こいつ、数字しか見てねぇ！』
という切り出し方をする人は意見が言いたいのではなく、ただの燃やしたがりだと思う様になっております。
何故か。
・数字も含め、学ぶきっかけが欲しい人の学習意欲を削ぐから。
・『数字が苦手な自分、間違ってねぇ！』という錯覚を招くから、結局そう錯覚した人の足を滅茶苦茶引っ張る事になる。
・その場合、程度の差はあれ、周囲の人を巻き込む事になるので、その人を含む不特定多数の人生を潰しに来ていると言ってもいい。
これらは、伸びたい人、その人を応援したい人、一緒に建設的に成長したい人に対するかなりの大罪だと思うんですよね。数字に強くないわたくしでも
『データがあると助かるから、参考にさせていただく材料はいくらでも欲しい。選ぶのは結局自分だし』
と考えるので、そう思います。
だって数字も、それを大体でも、もしくは正確にも理解する事って必要だと思うので。具体的に理解出来た方がいいでしょうけれど、大体は分かるというレベルでも、イメージが浮かぶと浮かばないとでは大違いですよね。
例えばテストや受験。
『この範囲で君はこれくらい点数が取れるから、テストでもこれくらいは取れると思う』
というのを数字で表すのは無用な事でしょうか？ 違いますよね？
こういうデータがあれば、どういう苦手な範囲を潰せばいいか、どこなら確実に点が取れるか分かるので、大いに助かるはずです。
『そんなの効率厨だ！』
と言い出す人もいますが、違います。『効率厨』というのは
『必要がない場合でも、タイムパフォーマンス（タイパ）やらコストパフォーマンス（コスパ）だけを重視して周囲に接する人』
の事を言います。タイパやコスパとは何なのかを理解してるならいいですけれど、そうじゃない人もちらほらいます。
『シビアな俺かっけー』
というスタンスなのは
『あの人はああいう状況下の時が生きやすいんだな』
と思うのでいいとして、結果は出さない、もしくは出せないタイプの人。
『出せないのは効率厨ではないのでは……？』
と思うでしょう。わたくしもそう思いますが、本人がそのつもりでいるので、発言力と実績のある人をぶつけるしかありません。
ですので、一概に『効率厨』と呼ぶのは問題があると感じます。そういうモードで対処しないといけない時がありますからね。仕事で何かのリーダーとか役付きになった時とか。
なった経験のある方は分かると思いますが、自然に憎まれ役になるので、とても嫌なものです。例えば
『えぇ〜、私（わだす）が？ すてども、だーれ（『だって、あらあら』の意）、おめ達（『YOU達』の意）が協力してくれねっど、まんずまんず無理だで？ 人間関係（ぬんげんかんけい）に疲弊すて、グレてまうかもしれねえじゃ〜』
『いやいや、ちゃんとすっけから安心（あんすん）すてけろじゃ〜』
『んだの？（『そうなのか？』の意）へば、やっでみっか。
PDCA回すぞー！』
『おおー！！✨』
という和気藹々な感じで選ばれる事はまずないですし。でも結果は出さないと皆に還元出来ない。
ここで、自分や公に提示されてる何らかの数字（シフト表などで、『この日は人が足りてる、ここは足りてない』とかも立派な判断材料なので含みます）を見れば、他のメンバーにかなりマシな指示が出せます。
どうでしょうか？ 大事だと思うんですよ、数字。
数字を見ないで何かをさせるというのは、
『何事も余力を残しながら進めないといけないのに、不眠不休、給与なし、ミスは全て自腹で、終わらないマラソンをさせる』
のと同じなので、普通は更迭されます。社会的に◯されたり。
そこまでいかないとしても、そんな奴はただの◯◯（常人には受け入れ難い、偏見に満ちた侮蔑用語の数々）です。危険しかないですし、
『そんな仕事や何らかのプロジェクトを誰がやるんだ』
という話にはなりますまいか。
ですので、数字は別に敵ではありません。
『ここは現状こうですよ』
と示してくれる、頼りになるデータソースです。
なので、分かる範囲で活かせばいいですし、
『分かる範囲を広げて行けばいいんじゃないの？』
と思います。

そういうあれこれから、
『数字しか見てない！』
などと不意に切り出す人はただの燃やしたがりだと感じる訳です。