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引っ越し(小説?)

ちょっと狭くなったけど、新築はいいな!
ルンルンしながら、ダンボール箱からお気に入りの食器や鍋を取り出して片付ける。

「賃貸でカウンターキッチン。お洒落〜!」

一人暮らしを始めて2回目のお引越し、前に住んでいた部屋は和室と押入れの古い建物だった。

「建て直しをするので、契約更新はありません。敷金は全額返金しますので、退去をお願いします。」
と、あと数ヶ月で契約更新のタイミングで、大家さんから連絡がきた。

「せっかくだから…住んでみたいと思っていたエリアに移ろうかな?」
賃貸物件情報サイトで家賃相場を調べてみる。

「高っ!ワンルームしか借りられないよ…。」

今の部屋、2DKで荷物もそれなりにある。
古くてもいいから広めの部屋に住みたいな…なんて考えながら不動産をたずねたら、運良く角部屋が空いていた今のアパートが見つかったんだよね。

収納がそれなりにある物件なら家具類、処分してもいいかなぁ…でも、やっぱりある程度の広さは欲しいな。なんて考えながら予算内で良い物件がありそうなエリアを探し直すことにした。

「この辺りなら通勤できるし、遊びにいくのも便利そう。」

予算・間取り・駅からの距離、希望通りの部屋はまずないから、譲れない条件をいくつか決めて探した。建築中で内見できなかったけど、間取りが気に入って決めた部屋。

「ちょっと予算オーバーしたけど、やっぱり此処にして良かった。」

お腹も空いたし、駅前のカフェでランチ食べてみようかな?お天気も良いからテラス席に座りたいな!

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