the pillows NOOK IN THE BRAIN TOUR

行ってきました名古屋公演。

そもそも仕事休めなかったので遅刻して3曲目から滑り込んだのだけど、そこからあっっっというま。体感30分くらい。もう終わり!?って。
でも身体バキバキだし笑いすぎて顔痛いし、確かに2時間経ってた。

さわおさん、すごくご機嫌でニコニコでよく喋ってた。岐阜の時も思ったけど、前よりも楽しそう。ここ数年ピロウズから少し足が遠のいていたけど、その間に何かあったのかな。なんか、「今一番欲しいものは好感度です」なんて言うイメージがなくて。どうしたんだ…
今までそう思っても素直に言えてなかったのかな。すごく愛おしかったです。笑
ピロウズファンはさわおさんが楽しそうにしてればそれでいいよ……
曲中も「好感度上がってんのかよぉおおお!!!?」って叫んでてめまいがした。かわいすぎて。

それにしてもさわおさんは本当にファンに愛されてるなぁ。ファンの愛も熱狂的だ。岐阜公演で久しぶりにピロウズのライブを観たけど、こんなにも皆熱かったっけ!?って驚くくらい歓声(もはや雄叫びに近い)がすごかった。まぁそのあとすぐ私も加わったんだけど。笑
そして今回。その雄叫びがさらに倍になってた。大きさも長さも。皆どんだけ好きなの……。
チューニング中に「曲中は盛り上がって、曲の間は静かになるのがピロウズって感じ……」とさわおさんがぼやけばすかさず「さわおさーん!」「イエーーイ!」「フゥー!!!!!」などとフロアから一斉に歓声が飛ぶ。最終的に「うるせえよ!」とさわおさんに叱られる始末。理不尽。笑
そのあと自分で「情緒不安定だな…」と笑うさわおさん。あなたに翻弄されるなら本望です。
そういえばアンコールのあともフロア見渡して「…お前ら俺のこと大好きだなぁ?」ってわざと聞くさわおさんも最高にズルかっこよかった。もちろん大歓声浴びて「モテ期到来!?」とご満悦でした。もう宗教っていうか、殿様っていうか、まぁさわおさんだから教祖さまのようなものか。あなた様に気持ちよくなっていただくためならば!仰せのままに!って雰囲気がすごい。ただのバンドマンとファンというだけじゃない、説明できないふしぎな関係……。
さわおさんも「君たちとは直接話したこともない、連絡先も知らない。一緒に酒を飲んだこともない。だけど他人じゃない。どこかで繋がってる感覚がする。あの雑誌にも載らない(ここでやや笑いが起こる)俺たちを、君たちのセンスで、五感で、見つけてくれてありがとう。」
「ここで鳴る音楽はたった2時間だけど、それが君たちの人生の大切な1ページになると信じてる」
なんて真摯な言葉。本当にこの人は…。

そんなアツいアツい本編後は、本人たちが飲み会クオリティと呼ぶにふさわしいグダグダMCだったけど。笑
今回、アンコールのMCが長くてファンとしては嬉しい限りで、どうやら新譜の尺が短いのでMCの時間をたくさんとらないとライブが1時間半くらいで終わってしまうらしい。笑
そんな理由でたっぷり喋ってくれるピロウズが大好きだよ…!!
「1時間半で終わったら、チケット代たけぇなって思っちゃうだろ?」なんてビール片手に笑うさわおさんでした。

ざっくりMC
・有江さん
前日は今池に友達のライブを見に行った。そこのライブハウスの上にある格安ホテルは昔よく使っていた。部屋は襖で仕切られてるだけ。風呂は12時を過ぎるとお湯が出ないため、泊まっているバンドマン同士譲り合って使っていた。ホテルに泊まった翌日、大阪でのライブで対バン相手たちにものすごい喧嘩腰のバンドと共演。しかし昨日風呂場で譲り合った人だった。「昨日、牡丹の間の…!」と話しかけると態度が一変。他のメンバーに「この人らはいいから」と喧嘩は売られずに済んだと。
「今はピロウズのおかげで、シンデレラ城みたいな部屋に泊まれます!!」

・シンちゃん
有江さんの件のホテルの風呂、自分はとても使えない。汚すぎて無理だと。あそこが使えるかどうかで、潔癖かわかる。
「路上で寝るのは大丈夫なんですけどね」さ「違いがわかんねぇよ」
さわおさんに、有江さんをdisって終わりなのか?と窘められ、
「大阪から新幹線で来たんですが、名古屋でたくさんの人が降りました。今、名古屋がきてます!」
さ「なーんか切れ味ないなぁ……」
「…イェエエエエエイ!!!!!(かすれ声)」
さ「声でてねぇし………」

・ピーちゃん
「昔泊まったホテルで、窓を割ったと疑われたことがあります。移動中に“あなたやったでしょ”って呼び出しがきて…」
さ「でもさぁ、アメリカツアーのときにさ」
「…はいっ(深く頷く)
さ「向こうは全室禁煙なのに、あなたたちのグループの誰かがタバコ吸ったって罰金とられて」「シンちゃんが、絶対真鍋くんだって。だって喫煙所で一回も見てないって」

「イェエエエエエイ!!!!!」

全員爆笑。
さ「そういう感じで使うの?笑」
「そんなわけで…」
さ「いやいやいや!ごまかせねーわ!!!」

・名古屋めし
鰻料理を堪能したさわおさん。最後にひつまぶしを頼もうとして、せっかくだから特上に。
「うなぎ、ごはん、うなぎ、ごはんでミルフィーユみたいになってて!」例えの女子力。
さわおさん、何故か急にうなぎのマネをする。(腕をウネウネさせて、手でパクパクさせる。狙われたピーちゃん後ずさり)
「これはひどい!5歳児のモノマネだよ!!!」一人で笑ってると思ったら、時間差でピーちゃん大笑い。平和…

ひつまぶしは結局上の層だけ食べてお腹いっぱいになってしまう。客からえー!?とブーイング。
「あ、今は好感度めっちゃ下がった…」
あわてて(?)ピーちゃんに「名古屋めし食べた?」と質問。
ピ「夏バテでして何も…」
さ「ええ!?このツアーで食欲爆発してたじゃん!」
ピ「爆発して…消滅したね」←爆笑

さ「で、昨日何食べたの?」
ピ「昨日名古屋場所に行こうと思ってたの。好きな力士がいて、フィリピン出身のフランシスって四股名なんだけど…生でフランシスってコールされるのが聞きたくて……」
さ「俺は昨日何食べたかって聞いたのに」
ピ「あ!ヨーグルト食べました」
さ「そんなん俺も食べたわ」
あまりにグダグダなトークに、「本当飲み会のクオリティだな!」とケラケラ笑うさわおさん。よければあと2時間ほど続けてもらっていいです。

・さわおさん
ライブ中は白いTシャツを着たい。だけど汗をかいてくるとブラジャーが透けてしまう。スタッフの勧めでユニクロの冷たいインナーを下に着てみたが、Tシャツの襟がゆるく、黒いインナーが見えてしまう。「リアルにおばちゃんみたいになってる……!」
しかもアンコール後、楽屋の冷房にあたると汗を吸ったインナーが冷たくなり凍える。そこでシンちゃん「ヒートテック着たら?」
「もう本来の目的がわからなくなってる!」「東京では着ない!」
すねてる!cawaiiiiiiii(語彙力)

・12月のアルバム再現ツアー
日程の書いてあるチラシを掲げると、ファンがイェエエエエエイ!!と叫ぶので、何回も掲げるさわおさん。叫ぶ我々。遊ばれてる……!さわおさんが楽しければ本望。
「どれだけ求められてるかもわからないから、小規模な……(笑)ライブハウスを選んでます」
客「ナゴヤドームでやってー!」
「(ニヤニヤしながら)ナゴヤドームなめんな!」「あそこは芸能人がやるとこなの!」
昔のアルバムの再現ということで、新しくリリースしてのツアーではない。だけど、新曲はできちゃうんだよなぁ〜と。本当にありがたき幸せ。
「今回、vol.1とついてます。ということは………?(客ざわめく)……金貯めとけよ!!」

そして、ダブルアンコール曲前、さわおさん最後の言葉。

今回でツアー26本目のライブ。リハは正直飽きてきてつまらないが、ライブハウスごとに最適の音を見つけるには絶対必要だからやらなくてはいけない。
だけど、開場してお客さんが入って、登場のSEが流れて、一曲目が始まると全然飽きてない。身体が音楽100%になり、ステージの4人でひとつの生き物になる感覚をおぼえる。

「それをなんて言うか知ってるか?ロックンロールだ!」


(空を仰いで一筋の涙を流す絵文字)
……最後まで素晴らしいライブでした。

岐阜のあとにも思ったけれど、ピロウズは本当に私の気持ちの一番近いところにいてくれる。初めて触れたときからずっと。それはきっとライブに足を運ぶファン皆が同じで、さわおさんやメンバーもそれをわかってる。
だからこそここまでの熱を帯びた、他に類を見ない一体感のあるライブになるんだろう。
本当にここまで胸が熱くなるバンドはいないよ。出会えてよかった。ありがとうございました。12月まで全力で生きのばそう。