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2020年11月23日(月)「第2回はるか村村民会議」公演&「にゃーにゃー」公演 簡易レポート

11月23日、新潟へと向かいNGT48の劇場公演を見ることが出来た。
最後にNGT48劇場に入ったのが1月26日だったので10か月ぶり。
10月に劇場公演が県内限定で再開された後に、11月から県外も入場可能になり、待ちに待った日となった。

劇場受付

当選したのが夜公演だったため、当日は昼過ぎに新潟に到着しピア万代の弁慶で寿司を食べて腹ごしらえしてからNGT48劇場へ向かった。
開場前に並び、早めに受付を済ませる。
顔認証と身分確認をして支払いの有無を確認。ここまでは以前と変わらないが、座席抽選を受付の方が箱から引いて座席番号が決まるシステムに変わっていた。番号を確認すると76番、1番から前に設定されていて定員が95名のため、後ろだなと少しガックリ来ていたが調べると立ち見の前方中央だったので見やすそうでほっとした。


小1時間ファストフード店にてドリンクを飲みつつ休憩し、15分前くらいに入場。
前まではビンゴ抽選で開始45分までにロビーに集まり、人が詰まったところで待つシステムだったため、ゆったりと入場できるのはストレスがかなり減ったし、今回良かったなと思う部分ではあった。席が選べないというデメリットもあるが。

入場して劇場内をみると一席開けて座席が設定され、立ち見は等間隔に丸椅子が置かれていた。
前はカメラを囲うように立ち見席が設定されていたのだが再開後からはカメラの位置が両サイドに変わりかなりスペースが広くなっていた。
自分が引いた76番は立ち見ではあるが、以前より前方に人が少ないのもあり、かなり見やすく感じた。

影アナは清司麗菜。
以前とは違う声出し禁止の案内を含みつつ、観客をあおる。
ここはローテーションとはいえ、推しの声を聴くとやはり嬉しくなるし、劇場に来たんだなという気持ちになりテンションも上がってきた。
Overtureが始まり、コールもなく手拍子だけの状態は違和感もありつつ落ち着いた空間から盛りがっていく感覚が逆に高揚感が出る気がした。

第2回はるか村村民会議

17時になり、まずは1部の「第2回はるか村村民会議」から開幕。
この公演ははるか村の村長こと小越春花、副村長の安藤千伽奈、諸橋姫向、大塚七海、書記の佐藤海里、議長の奈良未遙という6人のメンバーが出演している。
10/17に第1回が開催されてから1ヶ月ぶりの公演となる。

1曲目は「なめくじハート」はるか村の村長こと小越春花がセンター。
シンプルにかわいい曲から始まるのが彼女らしい選曲であり、最初の曲としては斬新だなと思う選曲からのスタート。
そのまま「ロマンティック病」が歌われるが、HKT48のユニット曲で今年のリクエストアワーで1位になった曲であり、今回から追加された部分。
縦ノリがしやすい曲調で立ち見だったのもあってリズムを取りつつ拍手をして楽しんでいた。

ここで一旦MCになり、「ちかなちゃんがフライパンを持って爆走してきました。どうしましょう」という謎のお題で自己紹介。
「突進してきたら雪だるまにしちゃう」と小越のおかしな回答などがあり、ほぼ苦笑いになるという独特な雰囲気で少しおかしな空気のままユニットパートへと移行。

まずは「天使のしっぽ」を小越、奈良、佐藤のメンバーで披露。
この公演で最年長であり、唯一の1期生である奈良未遥をセンターに置くのは少し面白さを含んでいる感じはしたが、特に違和感がなく普段から可愛いタイプのユニットをやっていたこともあり全体的に優しい雰囲気を感じた。以前、佐藤杏樹がやっていたときよりも若く感じるかもしれない。
彼女は当時15歳だったのだが・・笑

次に「口移しのチョコレート」安藤、大塚、諸橋に代わる。
ここは研究生でも公演での表現力があるメンバーをそろえた印象で、以前の諸橋はパフォーマンスが少し一定的だなという偏見があったのだが、歌の抑揚の感じや表情の見せ方に引き込まれた。

そのまま「大声ダイヤモンド」へと繋がれ、安藤、大塚、奈良、佐藤の4人で歌われた。ここからのブロックは今回から追加された部分である。
AKBのブレイクのきっかけとなった曲であり、ライブ定番曲なこともあってかコールがなくてもファンが盛り上がってるのを感じた。
ここで良いなと感じたのが、安藤千伽奈と佐藤海里のドラフト組。安藤は声の張りに力強さがあり、嬉しそうに踊る様が見ていて楽しくなるし、佐藤は彼女のイメージである「元気さ」に加えファンを楽しませようというパフォーマンスが印象的だった。

「ハートの独占権」では、小越春花と諸橋姫向による村アピールの構図。
架空(?)の村と実在する村でどっちがいいですかというのもシュールで、対決的な演出なのだが、2人のフォルムや空気感が似ていることもありコンビ感というかちょっとした一体感があるようにも思えた。

ここで一旦MCを挟み、小越なのに大声ダイヤモンドにいないという大塚の指摘があるもスルーされ、滑るという一幕をやったのちに歌が再開。
「あとで」はオリジナルメンバーである奈良を加えた不思議系ユニットな曲なだけにはるか村の独特な空気感にあった曲。
ふわふわとした中にリズムが良くてノリやすい曲なので個人的には凄く好きな曲だったりする。
そのまま「アイドルはウーニャニャの件」へと流れるのだが、正直いうと誰が知ってるんだというくらい歌われるのがレアな曲。かくいう自分もサビしか知らずイントロを聴いたときは何の曲だと思っていたが、妖怪ウォッチの主題歌で5年前に小学生だった小越の世代にはおなじみだったのだろうか。
かわいくもあり独特な振り付けでこの公演の不思議さをさらに増幅させる選曲だなと感じた。

ここでおなじみの寸劇、劇団はるか村が始まる。
話の構成としては、はるか村の野菜たちの話ということなのだがしりとりが「ん」で入った方が凄いとか突然のギャグ合戦が始まったりと相変わらずのカオスの様相でファンに?マークが浮かぶ。
内容としては、前回より纏まっていたというかわかりやすくなっていて面白おかしく楽しめたのではないだろうか。小越のアドリブが炸裂しまくっていたという自由さや「野菜こそが刻みの音源」という謎のキャッチフレーズも意味は分からないが、語感が良くセンスがあるなと思わされる。

その後、公演タイトルにもある村民会議が行われ、議題は「はるか村に銅像を建てるかどうか」
結局、小越本人の銅像は傲慢だとなり、話がまとまらずにファンに判断を任せた結果、否決になるという不毛な流れになったが、このグダグダ感は嫌いじゃなかったりもする。
ここでユニットの天使のしっぽで使った風船を3名に配る抽選会を行い、最後の曲へ突入。

ラストは「幼稚園の先生」これもまた独特な選曲でむしろ小越が参加してるもう一つのユニットのがあってるのではないかと思ったが、謎の空間の締めにはふさわしい曲なのかもしれない。間奏やアウトロでの大塚の扱いには思わず「大変だけど頑張れ!」という気持ちになる。

そして最後の挨拶を終え、ファンに手を振りつつメンバーが退場し、ここで1部が終了。
10分間の休憩へ。
公演が変わるのでここで切り替えができるのはありがたいし、空気の入れ換えも出来るのでいい構成だと思う。

にゃーにゃー公演

休憩が終わると再度overtureが流れ、第2部にゃーにゃー公演が開幕。
日下部愛菜と清司麗菜のにゃーにゃーコンビによるユニット公演。
こちらも前回10/18の公演からひと月ぶりとなる。

開幕に歌われた「てもでもの涙」は劇場公演のユニットでは多く披露される楽曲。コンビ感が伝わってきたし、今まであまりやってなかった分ここでやってくれたのは感慨深い。
2曲目は「Bird」前回から追加されての選曲だったが、悲壮感を感じる前曲のつながりに思わず曲の世界観に引き込まれる良い流れだと感じた。
久々に現地でパフォーマンスを見れたのもあるが、歌に感動して思わず涙がこぼれそうになる。AKB初期の楽曲で数年前にNGT劇場でも歌われたこともあり、なつかしくも新鮮な気持ちになった。

ここで一旦、企画コーナーになり前回同様、3番対決が始まる。
最初のイラスト対決では「函館五稜郭」「ヘラクレスオオカブト」「にゃーにゃーコンビ」を書き、清司が2連勝するも、最後に日下部が勝利(?)
五稜郭は函館にある星の形をした建造物なのだが、日下部が謎の人物の絵を書き、ファンが誰一人も手を上げないという事態に笑いが起きた。

次に行ったどっちが多く書けるかな? では「水の中で生息する哺乳類」「3文字の鳥」「お互いのいいところ」の3回で対決。
どちらも似たり寄ったりの内容で完全に泥仕合になってるのだがそれがまた彼女達らしいなと少し癒される。
ここは最後のお題で清司が勝利し、1対1の同点となり最後の勝負へ。

前回も好評(?)だったというトランプタワー対決が始まる。
先に3段建てた方が勝ちというゲームなのだが、どちらも2段も立てられず2つ先に建てた日下部が勝つというグダグダな決着。最終的には日下部が勝利という形になるのだが、これは一種のコントなのかとすら思うくらいに出来ないことをフリにして楽しんでいる形が微笑ましくも思える。

ここで企画コーナーが終了すると、日下部が一旦はけて清司が1人残る形になりMCへ。
「レベルの低い対決を見せてごめんなさい」と少し自虐的だったが、このブロックはもはや対決というよりかは茶番のようなやりとりを見届けつつ、笑って楽しむのがベストなのではないだろうか。

その後、歌パートへと戻り「夜風の仕業」を日下部1人で歌唱。ソロ曲なのかと思いきや2番で清司に入れ替わる。この構成に驚きつつも少し楽しくなった。2人とも以前より歌が上手くなっており、最後のハモリも心地良く感じられた。レッスンを連日していたのも報告されていたし、かなり練習を詰んでいたことが伝わってくる良い歌唱であった。

しっとりしたバラードからの「僕の涙は流れない」は、ダンスを得意とし、揃った振りにこだわっている2人が魅せる息の合ったコンビ感に圧倒された。振りの部分部分を綺麗に魅せようとする一挙手一投足に感心したし、気合いの入った表情は心に響くものがあった。
特にサビの「君を思い出してる」の部分の指差しがしなやかでこの曲の良さをさらに引き出していた。

そのまま続いた「大人列車」は前の曲からの流れから一気にボルテージが上がり、ファンの熱量も上がっているように感じた。あんまり披露されない曲だが、わりと浸透されてるであろう曲なのは良いチョイスだったのではないだろうか。
曲調は明るい曲だが儚さがある歌詞に子供から大人になっていく2人を歌っているようで寂しくもあり、嬉しくも感じてしまう。
エネルギッシュな踊りに元気をもらえ思わず笑顔になったし、特にイントロやアウトロの長尺部分のパフォーマンスが綺麗に揃っていて彼女達の良さが体現されているように感じた。

ここで一旦サイン入りチェキの抽選会を挟み、最後のパートへと突入。

まずは清司からソロで「泣きべそかくまで」を歌唱。
2年前に放送されていた冠番組「にいがったフレンド」で活躍したメンバーで選抜された曲で彼女がセンターを務めた曲である。
イントロの5人で肩を置いて列車を組むような振りが印象的だが、ソロの振りでも運転してるような振りが様になっていて、劇場を左右に動いたりファンに目線を配って楽しそうに踊っている姿を見ると改めて応援してて良かったなと思わせてくれる。日下部がアウトロで登場し、バトンタッチする形で「シンクロときめき」のソロへ。
今ではお笑いキャラみたいな扱いをされているが、元々ダンスパフォーマンスやアイドル性が高い日下部がこの曲を踊るのはかなりハマっているし、彼女の良さが溢れていて思わず見ていて笑顔になってしまう。

ラストは「生意気リップス」
オリジナルは矢吹奈子と田中美久によるなこみくによる楽曲だが、彼女達と同い年で加入してから5年間コンビ感を大切にしている2人がこの曲を歌うことは俗に言うエモさを感じる。
18歳19歳の子供と大人の狭間でもう子供じゃないしというセリフは皮肉にも感じるのがまた良い。
サビの振りも可愛く、ラストに幸福感を感じさせてくれる。

ここで終演となり、はるか村に参加したメンバーと合流し、お見送りに。
ファンは声をだせないがメンバーからの声がけはあるということで少しコミュニケーションが取れるようになったようだ。
グッズを身につけていたので、日下部からはにゃーにゃーのファンだという反応を貰えたし、清司からは「やっとあえたー」と嬉しい言葉も貰えた。

終演後は写真を引き変え、ドン・キホーテの上の政家にて、たれカツ定食を食べた後に終電の新幹線にて帰宅。

総括

久々の新潟でご飯も美味しく、GOTOトラベルでお得に移動できたりと良い日帰り旅となったし、推しを更に好きになれた劇場公演観覧となった。

はるか村村民会議はトリッキーな曲が多めだったが、自分好みであったのと小越の世界観が好きだったりするので満足度は高かったし、パフォーマンスが好きなメンバーが多かったので所々目を惹かれた。

にゃーにゃー公演は以前は曲が少なめだったが企画パートと曲パートのバランスが良くなっていて、推し以外も見ていて飽きない構成になっていたのではないだろうか。
特に中盤の3曲は心に突き刺さるような衝撃があり、このパフォーマンスを見るために新潟に来たくなるんだよなと改めて思うほどに感動をしていた。

再開後に初めて来たNGT48劇場がこの公演で本当に良かったし、個人的に組み合わせ的が理想的だったのでどちらも見れて当選できたのは運が良かったなと思う。
なんとか年内に見に行きたいが、現在の状況だと厳しいと思われるのでこの日の余韻に浸りつつ、今年あと1か月を楽しく過ごしていきたい。
そして来年も無事行けますように。

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