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仕事に対する気持ちの変化

私はいま43才で、22才から働きだしているので、21年になります。
いろいろな業界で、その都度の業務を多様な上司の元で働いてきました。

ちょっとまとめてみたいなと思います。

22~24才 バンド

大学生しながらバンドとレストランやってました。その時のボスはレコート会社出身で自分のレーベルを立ち上げたいという方でした。

私達は路上で演奏していたところをスカウトされ、一緒に働き出しました。
まぁ、就活もせず、世間的にはダメダメだった私には失うものはないので、彼の夢に自分たちの夢を乗っけるような感じで活動をしていたのですが、音楽やりながらレストランで食扶持を稼ぐという、このレストランに対しては途中から惰性になりましたね。

やっぱり自分ごととして捉えられなくなってたのだと思います。別にレストランをやりたくて音楽やってるんじゃない、という葛藤。

社会人への恐れと一旦サラリーマンになってしまったら二度とできない事をやっておこうとの軽い気持ちが土台にあったんでしょう。

今思うと人生舐めてました。当時は必死でしたけどw

24~25才 派遣エンジニア

音楽やめてからは派遣で2社働きました。この当時はIT系の仕事でしたが、そもそもパソコンもそんなに使えない状態だったので、仕事しながらITも覚えようという、ガツガツはしてるけど、会社のために、という考えは無かったですね。

嫌になれば辞めればいいと甘っちょろかったと思います。

26~31才 IPO&経理

初の正社員で入社した会社で、始めて少し社会人として自覚が出たような気がします。あぁ、俺もちゃんとしないといけないんだという諦めというか。

その会社ではIPO準備と経理をやってました。どちらもはじめての業務でしたが、ITの知識も生きたし、吸収は早かったと思います。ただ、ここもまだ若かったとこもあり、経理時代の上司と相性が最悪だったこともあり、えいっと辞めてしまいました。会社がすごい好きだったかと言うとなんとも言えません。

まだ覚悟というものをまったく持って無かったですね。普通に社会人適正ありませんw

31~34才 ベンチャー管理マネージャー

初めてのベンチャーでしかもマネージャーだったので、それなりに会社へコミットはしていたと思います。とにかく必死でした。業務もクソ多かったですし。普通ならぼちぼち結婚して、とか考えるんでしょうけど、まったく考えてなくて、35才までに起業したいと途中で考えるようになっていました。そして会社の軌道がどうもおかしい感じになってからは、いつ辞めるかって感じでした。

骨を埋めようみたいな気持ちにはまったくならなかったし、まだまだソワソワしていたかった時期ですね。

34~35才 起業準備

ベンチャー辞めて起業準備してた頃です。このときほど無力感を感じたことは無いです。わりとサラリーマンはどこでもすぐに適応できてたのですが、準備不足も甚だしかったですが、とにかく無力でした。そして、起業することへの憧れのようなものも無くなりました。

自分の力のなさを実感し、大いに挫折しました。

34~39才 上場企業の経理&経営企画

起業を諦め、とりあえず入った会社で東証1部上場や上場企業での経理・経営企画を経験でき、思わぬ収穫でした。事業で新規事業にも参画できたりとてもアクティブで社長の近くで経営について本当に沢山のことを学べました。ただ、この時は40才を前にして、親が経営する上場企業で力を使いたいという思いが強くなってきて、辞めさせて頂きました。

もしそういう事がなければ辞めて無かったかもしれません。初めてそう思える会社だったと思います。社会人として自信が付いたのもこの頃です。

39~41才 上場企業の子会社立上げ

子会社立上げ担当として入社し、立上げ早々に新規事業を立上げました。

この時は流石に親の会社ですし骨を埋める覚悟で業務に挑んでました。

41~43才 子会社社長

子会社社長に就任しました。大炎上案件2件を抱え、振り返ってみると生きた心地しませんでしたが、同時並行で新規事業を本格的に立上げたり、新しいオフィスを立上げたり、あっという間ですが刺激に溢れた3年でした。

流石に子会社といえ社長なので、全てにおいて自分ごとで取り組んでいます。

振り返って

いろんな働き方をしましたが、私の場合、サラリーマンとしては社長の近くで働いている時が会社へのコミットメントが一番強かったです。そうでない場合は結構力抜いてたかなと。プライベート優先だった気がします。

社長になると、とにかく仕事優先で、休日も緊張感が抜けなかったりプライベートに時間割けませんが、ここは今後の課題として、いかに力を抜いて安定経営出来るかですね。さすがに3年目なので多少は力抜けてきましたが、まだまだ甘いし青いです。

社長なりたての時は、社員へ求めるものも高く、無茶振りしてたかもという反省があります。自分でも振り返ってみると社員は社長からそんな求められてもできないですよね。両方の役割をやってみて初めてわかったことです。

人間は経験しないとわからないんだなと改めて思います。今後は安定経営が出来るにはどうしたら良いのかを愚直に考えていくこと。仕事はもちろん大事なのですが、それと同時に自分の時間も確保して余裕を持つこともとても大事ですので、それを課題としたいと思います。


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