タケルペガサス 未勝利戦のパフォーマンス

競馬はまずレース分析!
こんにちは競馬解雇です。

GIが一旦中休みの先週末でした。
噂のリフレイムを回顧したいところですが、その前に1頭気になる馬がいましたので考察を書いていきます。


タケルペガサス
父 ダンカーク
母 ヒシアルコル  母父 ダイワメジャー

父ダンカークは明らかにアメリカのダート血統。
産駒全体もダートの方が相対的に率は良いが、上級条件に顔を出すのは芝の馬が多いという何とも捉えづらいオヤジだ。

そんな父を持つタケルペガサスではあるが、ダートに2戦目を圧勝したのでその内容を考察してみる。


では早速当日の馬場傾向だが、
当日は新馬戦とタケルペガサスが出走したレースを除き3鞍のダート競争の実施があった。

そのダート競争の内容が以下の通りだ。

条件 距離 
勝ち馬の全体時計(結果・クラス平均) 上り3ハロン時計(結果・クラス平均)の順で記載
(※2015年以降同クラス良馬場平均)

2R 2歳未勝利 1400m 
全体タイム(1.26.4・1.26.6)-0.2  上3ハロン(37.5・37.4)+0.1
8R 3歳以上1勝 1400m 
全体タイム(1.24.6・1.25.3)-0.7  上3ハロン(37.8・36.4)+1.4
12R 3歳以上2勝 1600m 
全体タイム(1.36.4・1.37.1)-0.7  上3ハロン(36.7・36.2)+0.5

以上の結果からわかる当日のダートの傾向は
全体時計 早い
上り時計 少しかかる

このタイム差を100m辺りで計算すると
それぞれ、全体(-0.01、-0.05、-0.04)上がり(0.017、0.233、0.083)
となる。

それぞれの平均をタケルペガサスが走った距離(全1600m・上600m)で換算すると当日の馬場差が計算されることとなる。

結果タケルペガサスが走ったダートの馬場差は
全体時計で-0.4
上り時計で+0.5   
となる。

次にこの計算結果をタケルペガサスが走った2歳未勝利ダ1600mのクラス平均勝ち時計に入力してみる。

2歳未勝利1600mのクラス平均勝ち時計は

全体時計で 1.39.8
上り時計で 37.7     である。

この時計に馬場差(全体-0.4、上り+0.5)を入力すると

全体時計で 1.39.4
上り時計で 38.2    

が、この日の2歳未勝利ダ1600mの予想勝ち時計となる。

タケルペガサスの走破タイムは

全体時計で 1.37.7
上り時計で 36.2    だったので

つまり

全体時計で想定を「1.7秒」上回り
上り時計でも想定を「2.0秒」上回って走ったこととなる。


直線はほとんど追わずの内容をだったことを考えるとかなり強い内容だ!


先日回顧を書いたプロバーティオも時計としては十分上位でやっていける内容ではあったが、少し上り時計に物足りなさを感じるところがあった。
しかし、今回のタケルペガサスについては上りもまだまだ余裕がある内容であり、全体時計も1勝クラス突破の時計に十分達しているので、次回も軸としては不動なのではと感じる。


このように競馬解雇では、毎週気になった馬のレース考察をしています。


血統、パドック、馬体、展開読み、ローテーション等その他諸々多くの予想ファクターは、その時々の条件で大きくその信頼度を変化させます。
ただし「時計(タイム)」、これはただの結果でしかないので、その中身には揺るぎない事実しかありません。

「予想」のファクターばかりに捕らわれず、日々のレースの事実を集めることを目標にこれからも考察を行っていきます。

良ければまた読んでください。それではまた。

※競馬解雇は予想屋ではありません。
 評価とかはあまり気にしないでください。笑

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